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なぜひらがなとカタカナの2種類が作られたのか
漢字から派生したこの2種類の文字セットは、なぜ2種類できることになったのですか? ひらがなが女性用だったので、男性用にカタカナが作られたのでしょうか?
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素人の想像ですが、平仮名は万葉仮名から発展してきたもので、はじめから日本語を表記するのが用途だっただろうと思います。一方カタカナのほうは漢文に接する機会が多かった僧侶や知識人にとって何かの必要があって発達してきたものではなかったでしょうか。私は新米の小坊主が先輩が使っている難しい漢語を聞いて後で漢字を調べるというような使われ方もあったのではないかと想像しています。
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- mekuriya
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ひらがなは万葉仮名の代替です。万葉仮名の手書きが面倒なので、さらに崩して簡略化したものです。例えば貴族が恋文を短冊に書くといった使い方です。 一方、カタカナはルビ用文字として、学僧が経典を読む便宜を図るために開発された文字です。 般若心経 http://www.geocities.jp/thanks_soul/hannya1.htm 例えば、こんな具合、経典は100%漢字だけで書かれていますから、学僧にとっても勉強が大変だったのです。
- FEX2053
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使う場所と目的が違ったんですね。 カタカナは、元々「漢文を日本語読みするときに使う補助記号」 として発達したもので、寺院などの「インテリ層」が使う一種の 「オタク用語」だったんですね。今で言えば「顔文字」ですか。 たいしてひらがなは、「漢字を書くのが面倒で崩して書いた」 文字が始まりで、読み書きができるちょっとハイソな一般層が 使い始めたものです。今で言えば「まる文字」ですかね。 ですので、ひらがなは主に「和歌」や「日記」など、日常に使う 文字として進化したのに対し、カタカナは「経典」など仏門で 使う(=教養として知る)文字として発展したんですね。経典で 使うということは、中国語がらみ、すなわち外来語に使う文字 がカタカナということなので、英語に当てるのもカタカナになって いるのは、ご存じのとおりです。