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室内の化学物質の気中濃度を表記する時なぜppm換算するのですか?
はじめまして投稿します。kenntikuyaです。 最近、室内の空気環境がまた盛んにいわれるようになった気がします。 そこでこんな疑問が・・・ 「住宅の室内における化学物質の空気中の濃度を表す時、なぜppm(ppb)表記をするのでしょうか?」 (出来ましたら重量濃度だけではダメな理由がもしありましたらその辺も教えて頂ければと思います。) 例えばホルムアルデヒドですが、旧厚生省の指針では0.1mg/m3となっているのに0.08ppmとわざわざppmに換算して多くの文献、マスコミ等で表現しています。 どなたかお分かりになる方がいらっしゃったら教えてください。宜しくお願い致します。
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- kent-milds
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はっきり言えば、パーセントじゃ桁が足らないからです。 %=100分の1 ppm=100万分の1 ppb=10億分の1 まずはここを頭に入れて下さい。 人が何かの化学物質に反応するのは、それくらいの濃度で十分だからです。 私は仕事で弗化水素やオゾンを使っています。 これらは匂いがあるのですが、実際に臭った時の濃度は、0.1ppm程度です。 さてさて、ホルムアルデヒドの指針の事ですが・・・mg/m3ではちゃんとした割合になってない事はわかりますよね? 重さ÷体積になっています。 それより体積÷体積(重さ÷重さでも同じ)にしないといけません。 だからちゃんと単位変換したppmを使うのです。 環境ホルモンなど、生物に影響を及ぼす化学物質は、もの凄い薄い濃度でも鋭く利いてきます。 だから、ppmやppbを使うのです。
- inorganicchemist
- ベストアンサー率34% (88/257)
ppm=pert(s) per million ppb=pert(s) per billion ですね。 マスコミでこの単位が使われる理由はおそらく、 半角英数のテキスト形式で表現できるから ナノテク、ナノスケール(nano=10e-9)などがかっこいいから この二つにつきるのではないでしょうか(笑)? あと、専門家(化学)の立場から言わせていただくと、 慣れてくるとppm、ppb表記の方が桁数がすぐに把握できる というメリットはありますかね。 さらに言うと、なぜモル濃度にしないのか?(特にダイオキシン関係)とか ppmは(v/v)なのか(g/g)なのか?とか 分析値の信頼度はどうなのか?とか 私も以前から気にはなっていました。 そこででた結論。 マスコミのやることにいちいち意味を見いだすのは 非常な労力を必要とする割に、得られるものは少ない。 ということです。 なんだか好き勝手書いてしまいましたね。お粗末。
お礼
ご回答ありがとうございます。 化学を専門にやられている方にはppm表記の方が馴染みがあるからなのですね。私自身、化学は無知に等しいので大変参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私達の地球を包んでいるオゾンにも臭いがあるなんてビックリです。 最初に%とppmを比べて頂けたものがppmが割合ということを理解するのに非常にわかり易く嬉しかったです。 やっぱりmg/m3(重さ/体積)ではなくppm(割合)で表すのはその方が便利なのですね。 でも・・・追加質問でごめんなさい・・・ ppm(割合)で表す方が便利な理由が分かりません。体積の温度による変化が影響しているのでしょうか?(すみません、化学無知で・・・) こんな化学音痴に教えて頂けます様宜しくお願い致します。