- 締切済み
終末医療に関するリビングウィルの残し方について
私はすでに妻とも話し合い、無理な延命は望まないことを確認し、エンディングノートには、「終末治療について、(1)基本的にむりやり延命する治療は行わないでもらいたい。(2)健康保険のきく範囲の治療で、自然体で死を迎える姿勢で。(痛みがある場合には痛みを抑制する薬を処方するレベルで無理矢理生命維持する治療は行わない主旨)」という内容を記載しています。 ところが、先日、映画「終の信託」を見て悩んでいます。私は30歳の時、母(58歳)を癌でなくしていますが、その臨終の際、医師が死を確認して器具をはずした瞬間に、母が呼吸をするために口をパクつかせたように見えました。その程度でも、まだ生きていたのに死を宣告されたのでは、との疑念がよぎったくらいですから、映画のシーンのように管をはずした後、患者があんなにあばれ苦しみ、それに対して薬を何本も打つ状態をみると、あのシーンの患者の子供たちはまるでお父さんを殺されているようにすら感じるのでは、と思いました。 その後の検事の取り調べシーンのやりとりを見るにつけ、私の終末医療を担当していただく医師や私の家族を「殺人者」にしないため、法律上も問題なく、医療機関も安心して対応できるようにするためには、一体どのような形で、あるいは内容で、自らのリビングウィルを残しておくのがいいのか、考えさせられています。 どなたか、いい知恵をご提供していただければ幸甚です。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
その映画は見ていませんが、多分、死前呼吸を大げさに描かれたのではありませんかね。 人間は死ぬ前に、あえぎの呼吸や下顎での呼吸(これをすると口をパクパクさせて陸に上がった魚のように例えられます)死前喘鳴(ゴロゴロと鳴る呼吸です)などをします。 >母が呼吸をするために口をパクつかせたように見えました。 おそらく死の直前の下顎呼吸でしょう。 最近、リビングウィル持参で最期をむかえる方も多くなったようですが、そのリビングウィルがいつ書かれたものか、または日付だけが近い過去の日として追記されているかもしれない可能性も含め、医師がそのリビングウィルを忠実に守る事は不可能です。 書かれた日には技術的に延命できなくても、書かれた後の医療進歩で延命できる場合もあるからです。 また健康保険外であっても、自己負担1日数百円の負担で患者さんの痛みや辛さを緩和できる事もあります。 代表的な例では、胃ろうもその類です。保険適応と保険適応外とあります。 そういった知識無く書かれたリビングウィルも多く、そういう場合は本人の意思のほか、やはりご家族と医師との相談と判断が必要になります。 「保険適応の範囲で」「なるべく痛みなく」「自然に」と書かれていても、例えば少々保険適応外だが患者さんが楽になりますといった処置なら医師は提案します。 患者さん本人の意思を知るうえでとても重要な物ではありますが、時に矛盾だらけで厄介な内容になっていたりするのも現状です。 個人的には、僕も僕の妻も、「最期は医師と配偶者の判断にお任せします。」理由として、「(任せる事が)愛情故の最良の判断と思えるから。」と書かれています。 長文失礼しました。
お礼
早速のアドバイス、ありがとうございます。大変参考になりました。どのように対応しておくのがいいか、さらに検討したいと思います。 本当にありがとうございました。