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一般相対論の座標系

yokkun831の回答

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  • yokkun831
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回答No.2

補足された内容は、まったく正しい解釈であると思います。空間の曲がりはきわめてゆるやかなので、私たちは局所的にそれに気づくことはできません。いくら多少曲がっていても、その曲がったスケールが局所的には「直線」であると解釈されるわけです。そして光もまたその「直線」(測地線)にそって進むのですね。ただし、私たちが望遠鏡で重力源の近くを観察するとき、そこは時空間の曲がりがきついためにその近くを通る光が曲がって進むように見えたり、物理的な現象がゆっくり進むように見えたりということが起きます。これは、局所的にほぼ平坦な空間にいる立場からきつく曲がった空間を遠目に観察しているからです。今いる場所から自分がまっすぐだと考える直線を重力源の近傍まで引いていけば、やはり(遠方から見ると)曲がって引いてしまいます。それぞれの場所において空間の測地線を私たちは直線であると判断する。しかし、他の場所のスケールに照らしてみればそれは直線とは限らないということになるでしょう。

Skynetwork
質問者

お礼

重力によって光が曲がって進む図があって、座標系は全くフラットに描かれていました。 あれ、時空は曲がっているはずでは。。。この図は一体なんなんだろう?曲がっているとは どういう意味なんだろうととしばし暗中模索でした。頭がクラクラしてくるほどでした(^^; 確かに、自分の近傍の測地線こそ自分は真っすぐだと思う訳ですね。 納得です。 おかげさまで、観測者の立ち位置について理解がだいぶ進んだ気がします。 本当に感謝します。ありがとうございました。

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