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研究テーマの横取りについて
大学院生です。 研究室の指導教員から、「未発表の新しく立ち上げた研究テーマを以て外部資金に応募すると、その研究テーマがその審査員によって横取りされることがある(つまり、審査員がわざと評価を最低にして不採択にして、申請内容の研究テーマを横取りすることがある)」、とチラッと聞いたのですが、それって本当にあることなのでしょうか?研究者の世界では、そういうことは少なからずあるのでしょうか? 研究者になることに少し興味を持っていたのですが、その話を聞いてちょっとがっかりしています。
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知人に大学教員がいる程度で、詳細は知りませんが、指導教員が 下らない嘘(冗談で言うならともかく)は言わないはずです。 頻度は分かりませんが、ある事かと思います。 といいますか、その程度で研究者という職にがっかりしているようでは 無理だと思います。 大学教員・研究者、相当グログロな世界みたいですよ。 勿論、厳しい中でも研究もできますし、そこでしか出来ない事があって、 皆が皆染まって悪者になっているわけでもないですし、 それでもしたい事がある、なら価値ある職だと思います。
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- indoken2
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少なからずあるとまでは思いませんが、「ありうる」と言うべきでしょう。 許されると言うつもりはありません。 でも、ちょっと考えてみて下さい。 同じようなことは、世の中すべてにありえます。 小説のアイデア、商売のアイデア、新商品、ちょっとした工夫、問題解決のきっかけ、、、 何を職業にするにしても、 この類の「ちょっとがっかりする」話と無縁のところなど、一つもないと思います。
- Massy57
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むかしある程度の規模のファンドの分科会の委員長を数年間つとめていました。 その分野が、自分の専門分野であったから、多分委員長に指名されたのでしょう、提案の中にはまさに、自分の専門分野そのものも含まれていたことが一度だけあったことを記憶しています。その中には、自分も「あの人がこの分野のリーダで、この企業とこんな研究をされるのか この企業は今後要注意だ」「まさに自分の企業と競合する えらいこっちゃ」とあせるとともに、、その案件の評価辞退を事務局に申し出ましたが「まあ委員長、そういわず、より一歩高い立場でご審査ください」といわれましたが、その案件そのものの評価は固辞しました。その後最終的に自分の所に集まってきた、最終候補の中に、その案件が含まれていたので、委員長として事務局が提案してきた最終候補提案(通常この種のファンドの審査は複数名3名ぐらいが普通 が実施、案件が相当多数めため複数の審査員グループ(一案件ごとにことなったメンバー構成になっていた模様)が採点し、その合計点の順位から最終候補をえらぶ)をそのまま了承した記憶があります。 ご質問に対する小生の回答は (1)一審査員が意図的な低採点をしても、他の審査員と著しく採点がことなる場合、間違いなく事務局は、別の審査員に審査をもとめ、極端に低い採点はオミットするのが通例 従ってわざと不採択にすることは、あり得ない (2)ただし、審査員として知り得た情報が、自分の研究にまったく反映されないかといえば・・・・・ だと思います。勿論、通常は、審査員の専門と提案内容を事務局がそれりに評価し、専門がかぶりそうな案件は別の審査員にまわしますが、委員長は一人しかいませんので・・・・・・・ 自分の現役時代の考えたとして、「本当に外部にもらしたくない研究テーマは、特許を申請しないかぎり、外部に絶対もらさない」「特許を申請しさえしていれば、そのアイディアの正当性は容易に証明できるので、ファンド応募などアイディア流出の危険は承知しているが、外部公開も辞さない」というものでした。特許を申請していないアイディアを外部にもらし、それを万が一横取りされる場合は、特許申請しないものの責任としか言いようがありません。
- higa-m
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そんなことはありません。 もっとも、いかがわしいファンドにはそういう団体もあるかもしれませんが。 私が審査員をしている、ファンドでは、応募資料の扱いについて厳重に規定されています。 応募者のテーマや研究内容などについて第三者に提示したり、話したりすることは固く禁じられていますし、もちろん、審査員がテーマを横取りすることなどは倫理的に許されるものではありません。 応募資料にもとづいて、審査会で応募者から説明を受けた上で、数名の審査委員で協議してファンドを与えるかどうかの決定をします。審査会の席で特許を取得していないアイデアなどについて特許取得を勧める場合もあります。 特許も申請しないで、自分の研究テーマやアイデアについて他人に不用意に話すとすれば、それはその人の研究者として資質を疑ったほうが良いですね。 ノーベル賞をとった山中教授の研究にもファンドは出ていますが、研究内容について発表まで漏れなかったからこそ、新規性等が高く評価されているのです。