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「愚姉」と「愚女」の使用頻度が低い理由とは?
- 「愚姉」と「愚女」という言葉は、一般的にあまり使用されないと言われています。
- これらの言葉はIMEの変換にも出てこない場合が多いため、文章の中で見ることも少ないです。
- 一方で、「愚兄」「愚弟」「愚妹」「愚息」といった言葉はよく聞かれますが、なぜ「愚姉」と「愚女」だけがあまり使われないのか、その理由については明確な説明はされていません。
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ATOKユーザーです。 愚姉 出ました。元から入っていたのか、私が以前使ったことがあって、辞書が覚えたのか、分かりませんが。 愚女 は出ません。 ついでにいうと、「愚妻」というのもありますね。一発変換です。 愚父、愚夫 ともに出ます。 「愚姉」があまり使わないのは、そのような言葉を使うのは大人であること。小中学生がお姉さんを称して「愚姉」とは言いません。 発言者(弟か妹)が大人であれば、その時点で姉は結婚している可能性が高く、嫁いで行ったら他家の人です。 他家に嫁げば、管理責任は婚家の夫・姑にあり、「姉が愚かだ」と言うことは、その婚家の主等のしつけが成っていないということになります。 つまり、「姉」は自分同様に謙遜・卑下の対象とすべきではないのです。 愚妹、愚弟はまだ、自分の親の管轄下あることが多く、自分と同様に謙遜・卑下の対象とすべきです立場ですので、使われます。 愚兄は、一家を構えていても、本家と分家の関係となる(本家は威張る分分家の面倒をみる)ので、やはり他人に紹介する場合は謙遜・卑下の必要があるように感じます。 「愚女」が使われない理由はよくわかりませんが、娘とは深窓に置くべきもので、公式の場で卑下して見せる必要が少ないからでしょうか? あるいは、女性全般に対する侮辱とも受け取られかねないので、自主的に削除してしまったのか。 ふつう「愚女」と言われて、自分の娘のことだと思い至るのは難しかろうと思いますので、使われないのはいいことなのでは? せめて「愚娘」くらいの言葉があっても良かったように思いますが、ないのは残念です。
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- tsubuyuki
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愚姉=姉をへりくだって紹介する言葉 ・・・と辞書にも載っておりますね。 以下は素人の浅墓な推測ではありますが、ご参考までに。 例えば古い時代で考えると・・・ 息子が元服しており、すでに家督を継いでいる。 父はそれに伴い、すでに隠居している。 未婚であった姉が嫁ぐことになった。 家長である弟が、嫁ぎ先に対し「愚姉ですが・・」 と紹介するシチュエーションは考えられなくはないです。 現在ではこの「家督を継ぐ」と言うのが軽んじられてきています。 それに伴い、愚姉と言う紹介の仕方も廃れてきたのではないでしょうか。 さて、子供の表現のお話に移ります。 「子」と言う字は、古くは「男子」を指す意味で使われていたようです。 帰国子女、なんて使い方がわかりやすいでしょうか。 海外に長期滞在し、帰国した学齢期の男女を指す言葉ですが、 これは“子女なんだから、女子だけだろう”とは限りません。 子=男子、女=女子 をそれぞれ示しています。 「息」を付けると違いが際立ちます。 ちなみに「息」には「息がかかった身内」として、特に実子を指す意味があります。 なので「息子=男子」「息女=女子」なのです。 おわかりでしょうか。 「愚息」と言うと、息子も息女も両方を含めているのですね。 これが「愚女」と言わない理由だと思われます。 もっとも、これらの言い方は「身内」を指して使う言葉でしょうから、 他人を指して「愚女」とは言わないものなのでしょうね、きっと。 「愚男」と言う表現が無いのが、そのあらわれだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに、家督を継いだ弟(長男)がこれから嫁ぐ姉を指して「愚姉」というシチュエーション、古い時代ならあったのかもしれませんね。 畳敷きの部屋に向かい合って正座し、「愚姉ですが」と年上の姉婿に頭を下げる、○○家の当主……時代小説に出てきそうです。 >ちなみに「息」には「息がかかった身内」として、特に実子を指す意味があります。 なるほど!そうなのですね。 漢字字典をあたってみると確かに、字義に【(6)こども。むすこ。むすめ。「子息」「令息」】とありました。 勉強になりました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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個人の乱暴というか、勇気ある造語でしょうね。 ま、謙譲語のつもりでしょうが、これから一般化するとは考えられませんね。 しかしどうも恐ろしい字面(じずら)ですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに、今更一般化することはないでしょうね。 むしろ「愚女」なんかは字面から考えたら放送・出版コードに引っ掛かってくるような気すらします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 愚妻、はIMEでも変換できました。 “「愚姉」があまり使わないのは”以降、いたく納得してしまいました! 仰る通りですね。大人である発話者の「姉」は余所の家の「嫁」となっている可能性が高く、謙譲表現することはない、と。盲点でした。 確かに「愚女」と言うと発話者の娘というよりはそのまま「愚かな女」だと思ってしまいますもんね。言葉として広く浸透しなかったのも肯けます。 「愚息」があるなら「愚娘」もあるだろう!と思って(ぐじょう)(ぐにょう)で辞書を引いてみたのですが、空振りでした。