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メセルソンとスタールの実験について

半保存的複製の証明実験での証明方法について質問があります。 以下、重いDNAをH、軽いDNAをL、中間の重さのDNAをMとします。 メセルソンとスタールは大腸菌のDNAを全てHに変えた後、DNAが複製される度に密度勾配遠心法でDNAの密度を調べることで、半保存的複製を証明しましたよね? 実験結果より二回複製すると、MとLが出来たのは分かります。 しかし、本当に半保存的複製を証明するためには、MとLが等量出来ていることを証明しないといけないと思うのですが、彼らはそれをどのように証明したのでしょうか? ご存知の方がおられましたら、ご教授くださいm(__)m

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noname#250373
noname#250373
回答No.1

密度勾配遠心法でMとLに分離した後、どう検出したか… 確かに、高校の教科書では触れられてませんね。 質問の実験では、「DNAが紫外線を吸収する」という特性を利用してDNAを見えるようにしています。 具体的には、密度勾配遠心法でMとLに分離した状態の遠心管に紫外線をあてると、DNAのある部分がうっすら暗く見えるので、見えた線の濃さでDNA量を推定しています。 ソース(英語です):http://semiconservative.askdefine.com/ この方法は目視レベルでの検出方法としては非常に低感度なため、現在はほとんど使われていません。 このことから、教科書で触れられていないのでしょう。 おまけ: ・現在はDNAを高感度に検出できる蛍光色素(エチジウムブロマイドなど)で染色する方法が主流です。 紫外線をあてると蛍光色素と結合したDNAが強い蛍光を放ち、その光り具合でDNA量を推定することができます。 ・溶液中のDNA濃度を測定する方法としては、現在も紫外線の吸収を利用しています(目視ではなく、専用の機械を使う必要がありますが)。

aries_1
質問者

お礼

DNAは紫外線を吸収するんですか! 初めて知りました。 現在使われている方法まで詳しく解説していただき、大変勉強になりました。 ご回答、ありがとうございましたm(__)m

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