ボーイング787

質問

『ボーイング787』とよく聞きますが、なぜこんなに有名?なのでしょうか。
教えてください。

回答No.3

teba244 · ベストアンサー

ひとことで言えば、次世代型の高性能機だからということでしょうね。エンジン、コクピット、制御技術、機体構造などが、前モデルの７７７から大幅に進歩しています。

まずエンジンは徹底的に効率を高め、従来のタイプに比べて最大２０％もの燃費改善を果たしています。エンジンカバーの後ろ側がギザギザになっているのは騒音軽減のためですが、そんな外観も初めて見るものであり、目を惹きますね。

コクピットは、最先端グラスコクピットです。計器類は大型の液晶ディスプレイに表示されますが、写真などご覧になったことがありますか？ちょっと前ならＳＦに出て来そうなデザインです。一番の特徴は、パイロットが窓から前を見たまま飛行データを読み取れるＨＵＤ（ヘッドアップディスプレイ）の採用。戦闘機では当たり前の装備ですが、旅客機では初めての採用です。

飛行制御技術も大幅に進歩しています。完全自動着陸制御もより高い精度になりました。なお、完全自動着陸はＣＡＴ４（カテゴリー４）というレベルの地上航法設備がある空港で可能ですが、通常はパイロットのマニュアル操作で着陸します。

機体は、従来に比べてさらに複合材、つまりカーボンファイバー強化プラスチックなどの使用比率が増え、強度アップと軽量化が進みました。特に主翼は、初めてほぼ全体が複合材構造となりました。離陸時の映像などで、主翼が大きく上方にたわんでいるのが特徴的ですが、柔軟性の高い複合材ならで、７８７独特の姿です。

そんなわけで、言ってみれば「未来型の最新鋭機」ということで大きな注目を集めているから、ニュースなどにも良く登場するわけですね。

あと、皮肉な面もあります。実は、７８７はもっと早く登場するはずだったのですが、開発が大幅に遅れていたのです。それがやっと登場したので、それで注目された部分もありますね。そして、世界第一号機が納入された日本のＡＮＡ（第一号機の納入先をキックオフカスタマーと言います）が、やっと納入された７８７を積極的に宣伝しているということも大きいでしょう。

お礼

なるほどです。細かく教えていただいてありがとうございます。
今度乗ったり、見る機会があったら、他の飛行機と見比べてみます！

回答No.4

FEX2053

皆さん色々言ってますが、要は「新型機、かつ久しぶりに国内の
航空会社に採用された機体」だからです。

飛行機は「新型」と言っても、以前の機体のリニューアルだったり
ぱっと見余り変わってなかったりする場合が結構あるんですが、
787は「明らかに見た目からして全然違う」んですね。

（まあ、素人さんには判りにくいですが、マニアが見れば機体の
一部だけでも「それ」と判っちゃうくらい違うんです）

また、同じ新型機でも、海外の航空会社が採用しただけだと、
なかなか国内に来ないので、レアもの過ぎて人気が盛り上がり
ません。やっぱ「待てば来る」程度の露出度は必要なんです。

そういう点、新幹線の「はやぶさ」なんかと同じです。最近やっと
落ち着きましたが、アレも結構有名になりましたからねぇ・・・。

お礼

なるほど。だから注目されたんですね。

ありがとうございますU・x・U

回答No.2

fujic-1990

ズバリ、「燃費の良さ」と、「室内空間の広さ」、ゆえです。

　機体を軽くして、従来ならともて太平洋の横断などできない量の燃料で横断できるようになりました。

　また、従来と同じような強度で、広い室内空間を実現し、居住性を高めました。

　ゆえに、世界じゅうの航空会社に人気があります。

　なぜそんなことができるようになったかというと、いろいろな面での技術革新があったのですが、基本は「炭素繊維」を大幅に採用したからです。

　その炭素繊維は、東レを中心にした日本勢が提供し、メーカーは忘れましたが日本のメーカー（三菱？）が加工して翼などを作ってボーイング社に納入しています。

　そのほかの機材を提供する日本企業が非常にたくさんあったり、全日空がナントカという名前のパートナーになって、ボーイングは設備の仕様なども全日空と相談しながら決めていったなどの経緯もあり、特に日本では人気のある機種となっています。

　なにかの番組で見たかすかな記憶なので間違っているかもしれませんが、トイレ（便器）なども、全日空が「要求」して変更になり、今設置されてるものが設置されたんだと思います。

　乗ったら見てください、日本製（特殊タイプ）だと思うので。

お礼

そうなんですね！
乗る機会があったら、トイレ見てみます！
ありがとうございます。

回答No.1

kongo2001

近年、世界で大型の旅客機を造っていたのはアメリカのボーイング、ロッキード、マグダネル・ダグラス

ロシアのツポレフ

ヨーロッパ各国の共同出資のエアバス

これらの会社の独占で、エアバス社が設立されるまでは日本の航空会社が導入する機種はアメリカ製からしか選択出来ませんでした。

アメリカの航空機メーカーはマグダネル・ダグラスがボーイングに吸収合併され、現状はボーイングとロッキード・マーティンの2社だけで、旅客機を製造しているのはボーイングのみです。

しかも、ボーイングは787型機の主翼、水平尾翼、垂直尾翼、胴体などを海外の企業で製造、アメリカの工場で最終組み立てを行っています。　世界中で900社が参加。　日本は主翼を含む35％の部品を担当しています。　これはボーイング社と同じ比率です。

エアバス社も多国間で製造を行っていますが、それは会社創設時に出資したヨーロッパ各国でのみ行っています。

日本の航空会社としては従来からボーイングの機種を使用してきたから、新しい機種もボーイングの機種を導入した方が過去の機体整備などの技術をいかせるメリットが有り、次期旅客機として787を選定しました。

つまり、JAL、ANAが採用し、日本で機体や翼の素材である炭素繊維の製造、主翼などの主要部品を製造しているから、日本人としてはやはり787が気になりますよね。

お礼

なるほど。納得です。
そして恥ずかしながら、『ボーイング』というのが会社の名前だと初めて知りました(ーー;)
ありがとうございます。