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流体力学/円管~円筒隙間の流速
内径r1の円管の中に、外径r2の円筒が入っており、 これらは同軸で、且つ軸は鉛直方向を向いている状態です。 この円管~円筒の隙間に密度ρ、粘度ηの流体を上端から注入した時、 この流体の鉛直方向の流速(単位時間当たりの体積)を求めたいのですが、 どのように算出すれば良いでしょうか。 円管と円筒の上端/下端位置は同一。また、上端/下端は大気開放です。 また、注入時の初速は与えず、イメージとしては、上端に広がった水平面に 流体が広がっていて、そこから自然に隙間に流れ込むイメージです。 ハーゲンポアズイユの式の変形で行けるような気がしてますが・・・。
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- masa2211
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円管と円筒の隙間はどれくらいですか? 流体は水で、隙間は数ミリ以上と仮定します。 >ハーゲンポアズイユの式の変形で行ける ノーです。与条件では流速が相当速くなり、ハーゲンポアズイユの式の条件(層流である)を満たしません。 (隙間が非常に狭いときに限りハーゲンポアズイユの式が使える。) よって、この場合、マニング式、クッター式、ヘイズンウィリアムス式あたりを使用することになります。 マニング式はこちら。(上記の式は、粘度ηは事実上関係ないかわりに、管の壁の粗さが関係する。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%85%AC%E5%BC%8F ここで、式中の潤辺が、一般の場合と異なり、内側の円周と外側の円周の合計値となること、 Iは勾配で、今回は鉛直なのでI=1であることに注意。 マニング式で片が付かない注意点として、マニング式で計算した計算流速が約8.5m/s より大きくなった場合、8.5m/sで頭打ちがかかる点に注意してください。 (管の途中が真空となるので、その時点で速度打ち止めとなる。) かつ、マニング式は、管の延長がかなり長い場合の式なので、 かつ、管が短い場合は、V=√2gH(Hは、管の長さであり落差でもある。)で計算したほうが正確です。
補足
masa2211様 ご教示ありがとうございます。 元の質問文に記載すべきでしたが、 今、検討しようとしているものは以下の通りです。 流速の他、表面張力の効果も無視できない状態かと予測していますが・・・。 > 円管と円筒の隙間はどれくらいですか? 0.5mm程度の微小隙間です。 > 流体は水で、隙間は数ミリ以上と仮定します。 水ではなく、粘度10Pa・s以上の粘性流体です。