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ビッグバンドアレンジ、コード先か旋律先か
- ビッグバンドのアレンジにおいて、コード先で編曲するか旋律先で編曲するかについて質問です。
- 普段はメロディに当たらないようにユニゾンや主要なノートを使って管楽器に振っていますが、増減やテンションを積極的に用いる場合はどのようにアレンジすべきか悩んでいます。
- J-POPのようにスタンダードな進行や音回しを学びたいので、参考音源のURLなどを教えていただけないでしょうか。
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>普段はメロと当たらないようにユニゾンや1,3,5,7あたりの主要なノートを使って管楽器に振っていますが ビッグバンドアレンジのアレンジではベースと重複する1とか5は使わないのが鉄則です。 3.7及びテンションを担当します。 >間奏やキメなどで増、減、テンションなどを積極的に用いる場合、 一般的には逆にそういう時だけユニゾンにします。 >1.先にピアノやなにかでコードを作っているのか 普通はピアノなどシンプルな状態でメロディーにテンションを含んだコード付された状態を先に作ります。 >2.先にルートを決めて各楽器の旋律を作り、それに適ったコードを書くという方法 ビッグバンドアレンジは弦カルテットなどと違い各パートが独立した旋律を奏で、それが結果コードになる… という作りではありません。 まずメロディーとコードがあり、それに基づいて各コードトーンやテンションを各パートが担当します。 >またJ-POPのように、良く使われる、スタンダード、お決まりの進行や音回しなどありますでしょうか? いわゆるJ-POPに入っているブラスセクションはビッグバンドアレンジにおけるそれとは違う 作り方をしています。 J-POPに入っているブラスセクションはどちらかと言うとファンクやブラコンなどにおける「ホーン・セクション」の作りです。 これはユニゾンをベースに時々テンションなどで拡がりを出しています。 お求めのサウンドは「ビッグバンド風」ではなくファンキーな感じの「ホーン・セクション」ではないでしょうか? >(Imajor13で終わらせたり、上昇するフレーズからIII7-5でパーンと華やかな感じを出したり) >もし勉強できるものがあれば、参考音源のURLなど教えていただければ幸いです。 ビッグバンドサウンドで代表的なのはグレン・ミラーやデューク・エリントンのバンドです。スコアを一冊読むとかなり勉強になります。 「ホーン・セクション」で代表的なのはアース・ウィンド・アンド・ファイアーやタワー・オブ・パワーです。 書物では「ドンセベスキー コンテンポラリーアレンジャー」以上の本はないでしょう。
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- TAC-TAB
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1. 先にピアノやなにかでコードを作っているのか (これだとかなり難しく感じましたので…) こちらが正解です。 コード進行を決めて、専用のソフトの画面に書き入れて、曲のスタイルと声部を指示すれば、自動でハーモニーを付けてくれます。 それでは勉強にならないというのであれば、ハーモナイズ法を勉強する必要がありますが、それもコードが決まらないとハーモニーの付けようがありません。 ヴォイシングには理論や手順があります。 http://www2t.biglobe.ne.jp/~BokerTov/music/mu_voicing.htm あるメロディに、どのようなハモリを付けるかは、コードが決まっていてはじめてできることです。ご承知のとおり、「ド(C音)」にハモリを付ける場合、キーがCメジャーとしても、コードがCなら「ミ(E音)」、Amなら「ラ(A音)」、Fなら「ラ(A音)」、などになります。仮にビッグバンドのホーンにハーモニーを付けるとすれば、メロディとコードがわかれば、「創作」というより、一定の法則による「作業」で終わります。 コード進行をかっこよくするためには、「C」と書いてあれば「C6」に、「Dm」と書いてあれば「Dm7」に、「F」なら「F6」に、「G7」と書いてあれば「G9」にするなどのセオリーがあります。 このような法則をソフトに組み込んだものが、Band-in-a-Boxなどの自動編曲ソフトであるわけです。自動編曲でのヴォイシングの結果は、五線紙にプリントアウトできるので、分析することも出来ます。
お礼
TAC-TAB様 ご回答していただき、ありがとうございます。 サイトやソフトのご紹介もありがとうございます。参考にさせていただきます。 作曲、編曲の手順として、 テーマや主要なトップの旋律が必要なら作り、緊張感のある場所やシンプルな場所など、ストーリーを決めて、そのストーリーの背景を作る手段として、先にコード付け(テンション含め)で緊張感を高めたり、緩めたりする。 またアプローチノートのハーモナイズ法もこの時点で決める。 その後、楽器構成や人数によりけり+更に彩を添える感覚でボイシングしていく。といった感じでしょうか? 一小節目からCma7,Em7,A7+9+5,E♭13と四分音符の感覚でコードが変わってましたので これは意図的にコード先で出来るのだろうか…と思った次第です。
お礼
ymrs様 ご回答していただきありがとうございます。 正に、挙げていただいた「ドンセベスキー コンテンポラリーアレンジャー」を読んでいて、この疑問にあたりました。 アース、スライストーン、Kool and The Gang...などのサウンドを出したいときは、 三管で、トランペット、アルトのユニゾンor三度、六度ハモ、トロンボーンのオクターブ下、、、だったりと、よく教本などで見受けられるような編成とアレンジ方法で理解がある程度できたのですが、 上記書籍の楽譜を読んで、あまりの複雑さに構造が分からず混乱してしまいました。 >ビッグバンドアレンジは弦カルテットなどと違い各パートが独立した旋律を奏で、それが結果コードになる… >という作りではありません。 >まずメロディーとコードがあり、それに基づいて各コードトーンやテンションを各パートが担当します。 一番疑問に思っていたことが解決されました。ありがとうございます。 http://www.youtube.com/watch?v=meO3ims3GvU&feature=related ↑のような、サウンドを作ることが出来ればなと思った次第です。 たぶん自分自身こういったサウンドが、体に染み込んでいないと思われますので、 聴いて、スコアを読んで、構造や楽器の使い方など勉強しようと思います。