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認知症の祖母の被害妄想への対応
夏休み中なので、祖母(ひとり暮らし、持ち家)の家で数日過ごしています。 祖母は去年末からアルツハイマー型の認知症と診断されていますが、まだ初期の段階です。 今、祖母が「ママ(私の母、つまり祖母の娘)に大切なものを取られているから、早く返してもらわないといけない」と怒っています。「大切なものって何?」と聞いたら、「陶器。それは他人に貸したり壊したりしたら私は家を出ないといけなくなる。」と答えました。 このような発言をずっとしています。何と答えたらいいでしょうか。母は祖母の電話にはめったに出ませんが、今は月に数回、たずねて世話をしています。 【備考】近ごろ、祖母の被害妄想が激しく、「向かいの家のソーラー発電のせいで暑い」(それで高価な家電を買おうとしています。去年だけで200万近く、家電を購入しています。そのため、購入先になる家電屋に母が注意をしています。)や、「隣の家の木のせいで頭が痛い」(垣根からうちに出た木を切ったようです。祖母の庭の大きな木も根元から切られていました)などの被害妄想で、交友のあった近所の方にも嫌われているようです。。生協はとってるみたいですが、たぶん個別配達です。 祖母は生け花や着付け、書道、詩吟の先生をしていました。何度も賞を受賞していて、私はおばあちゃんっ子なのもあり、祖母は私の誇りでした。祖母にたくさんのことを教わりました。 今では仏壇の花も枯れ、生け花の道具には埃がかぶっています。 悲しい気持ちでいっぱいです。 ただ、今は私が食事を一緒にしたり、化粧をしたり(カウンセリングメイクを独学で学んでいます)すると、何日かすると記憶も戻り、会話もできるようになります。
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- babaorange
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私の亡父も認知症初期で独居しておりました。 何より怖いのは火の始末ですがそのあたりいかがでしょう。 通報システムを取り入れたりしていますか?ガスではなく電磁調理器のような 火の出ない物を使用するようにした方が良いと思います。 物盗られ妄想に対してはその場その場で満足のいく返答をして上げて下さい。 「大切な物を盗られた」と言うなら「そう。それは大変だわ。大切なものなら 返してもらわないとダメよね。」などという感じです。 ただ盗った盗られたの話に終始するといつまでもイライラが収まりませんから 「陶器なの?きっと良い物なんでしょうね。どんな形なの?何に使うの」 「それにはなにかおばあちゃんの思い出があるの?」という風に気持ちが落ち着くような 話の流れに持っていって上げて下さい。 それでもまたすぐに同じ事を言うかも知れませんが、その都度その都度安心させるというのが 大事だと思います。「お母さんは盗ったりしないよ」といっても本人は「盗られた」と思って いるので、説得や説明は無意味です。理不尽なことを言ってるな、と思っても「そうね」と まずは受け入れて上げて下さい。 家電はうちも良く買ってました(笑) なのでやっぱり行きつけのお店には菓子折を持ってご挨拶とお願いにに行きました。 「1人で家電を購入に来た場合は『今品切れなので入荷したら連絡しますね』と一旦保留して もらって、家族に連絡を入れて下さい」 とお願いしました。もちろん「認知症なので」ということはお伝えした方が良いと思います。 ご近所に対しても、いつどんな形でご迷惑をかけるか分からないので、やはりご挨拶に 伺って緊急連絡先などお知らせしておきました。道で倒れても連絡先が分からなければ ご近所の人も困りますからね。「認知症なので」という事情を話せばご理解して下さる方も いらっしゃると思います。 介護認定は受けていますか?まだなら申請されたらいいと思います。 また近くの地域包括支援センターに相談に行けば、色々とアドバイスをもらえると思います。 私の父は亡くなる数ヶ月前になると迷子になるようになりました。 買い物に行って家に帰れなくなる、というパターンです。なので警察にも事情を話して 家族が迎えに行けない場合は自宅に送り続けていただくようにお願いしました。 あと、あちこちに「認知症なので」と言うのは良いのですが、世の中には色んな人が いますので、やはり信頼できる人を選ばないと怖いですね。なので私は父のことを お願いする場合には「警察の方にも連絡をしてありますから」という一言を必ず加えました。 「警察にも見回りを頼んでありますから」でもいいと思います。牽制、は言い過ぎですが やはり一言あるのとないのとでは違うんじゃないかと思います。 同居とは違って、独居の認知症のお年寄りは地域の見守りがないと生活していくのが 困難になります。少しでも変わったことが在った時に連絡してもらえるご近所さんがいる というのは心強くまたありがたいものです。やはりここは家族がきちんとお世話になる人に 頭を下げて、ご挨拶しておく必要があるでしょうね。 消防でも独居老人向けの安全サービスのようなものがあります。 これは市町村によって色々だと思いますので、個々に確認していただかなければいけないと 思いますが、利用できるサービスはたくさん利用した方が良いですよ。 今は老人を狙った詐欺も怖いですね。大金はなるべく置かないようにして、常に通帳の 残高などをこっそりチェックする必要があると思います。 成年後見制度などというものもありますので、いちど検索してみて下さい。 元気で凛としていた素敵なおばあちゃまが別人のようになっていくのは本当に辛いと 思います。でもおばあちゃまは「脳の病気」です。心はきっといつまでも質問者様のことや 楽しかった昔のことを覚えているはずです。なので枯れた花は、新しい花に替えて上げて 少しでもお部屋が明るくなるように工夫して上げて下さい。年を取っても女の子はいつまでも 女の子なんですよね。 お年寄りがたった1人でご飯を食べている姿を想像すると、私は他人様のことでも胸が 締め付けられます。優しいお孫さんに恵まれて本当に幸せなおばあちゃまですね。 色んな昔話を心の引き出しから引っ張り出してあげれば、きっとお顔も生き生きするでしょう。 完治しない病ですし、ますます症状は悪化すると予想されますが、脳は壊れていっても おばあちゃまの心は壊れていない、と信じて力強く見守って上げて下さい。
- sisi007
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つらいですね。 とにかく、今精一杯のあたたかい対応をしてあげてください。 具体的に、今回のように「盗られた」と言われたら 「それは大変! 一緒に取り返しに行こう、協力するよ、おばあちゃん」と 言ってあげてください。 事実と異なることでも、本人はその世界に住んでいます。 アルツハイマー病の一番残酷なところは、最後の最後まで 「自尊心」だけ残るということです。。 「なに言うの?」や「そんなことない」などは、本人の心を辛くします。 劇場型介護、と言えば伝わると思いますが、とにかく演じてあげてください。 実際、取り返しに行く、と行動に起こしても、本人はそのことを覚えてません。 時に上手なうそつきさんになってあげてください。 これから、どんどん子どもに戻っていきます。 しっかりしてた、どうやったら・・・、という過去の印象と比較して 涙ながらに対応するよりも、刻々と変わっていく「今」を、笑顔で 受け止めて、時間を共有していくほうがいいと思います。 九州から出てきたのに、親戚は九州方面にしかいないのに、 東京の代々木上原駅で、 「今日、この近所で弟が畑作ってて、午後からその収穫際があって、美味しそうな野菜を いっぱい売ってて、知ってる人が皆集まっているから、今からそこ行こう!」 「何いってんの? ここは東京だよ」 「そんなに言うんだったらつれて行ってよ!」 数十分歩く。。。 「どこ? そんなとこないでしょ? わかる? ここは東京なの!」 「今日はかーちゃんの病院でここに来たんだよ。早く行くよっ!」 「そぉ・・・???」 この日から約10年後、若年性アルツハイマーだった母は62歳で他界しました。 今でもこの日の光景が鮮明に残ってます。 痴呆症関連については回答する気になれなかったのですが、 今日、数回考え直して書いてみました。参考になれば嬉しいです。