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固有値 固有ベクトル
固有値を求める場合の固有方程式について質問させて頂きます。 固有値と固有ベクトルの定義は、 n×n行列Aに対して、λ∈C,x∈C^nが Ax=λx |x≠0 を満たすとき、λをAの固有値、xをλに対するAの固有ベクトルという。 固有値を求める際の固有方程式ですが、 私の手元にある参考書では、 |λI-A|=0とあります。 web等で調べると|A-λI|=0という表記もありました。 Iは単位行列を表します。 |λI-A|=0と|A-λI|=0はどちらも正しいのでしょうか? また、なぜ等しくなるのか教えて頂けないでしょうか? 以上、ご回答よろしくお願い致します。
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固有方程式の | | は、絶対値ではなく、行列式を表しています。 混乱するようなら、|A-λI| の代わりに、det(A-λI) と書いてもよいでしょう。 det(sM) = (sのn乗) det(M) (ただし M は n×n 行列) ですから、 -|A-λI| = |λI-A| が成り立つのは、A が奇数次の場合だけです。
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- alice_44
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|sM| = (s^n)|M| は理解できたんですね? そこへ M = A-λI, s = -1 を代入すれば、 n = 2 のとき |λI-A| = |sM| = ((-1)^2)|M| = |M| = |A-λI| n = 3 のとき |λI-A| = |sM| = ((-1)^3)|M| = -|M| = -|A-λI| です。 A No.3 補足では n が偶数の場合が理解でいないとのこと。 A No.5 補足では n が奇数の場合を計算ミスしているようですが、 疑問の点はどこにあるのでしょうか? また、 |λI-A| = |A-λI| にせよ 、 |λI-A| = -|A-λI| にせよ、 |λI-A| = 0 と |A-λI| = 0 が同値になることに 変わりはありません。
補足
ご回答ありがとうございます。 お礼が遅くなり申し訳ございません。 >|λI-A| = 0 と |A-λI| = 0 が同値になることに >変わりはありません。 理解できました。すいません。ノートに自分で書き出すと できました。 計算で一点わからない点があるのですが、 -|A-λI|= |λI-A|は成り立ちますよね? 固有方程式の||は行列式を表すのですよね? 以上、ご回答よろしくお願い致します。
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
←A No.3 補足 う~ん? |sM| = (s^n)|M| が理解できて、 |λI-A| = ((-1)^n)|A-λI| は理解できない理由が想像つきません。 しかも、n の偶奇で理解不理解が変わる理由は何でしょう? |sM| = s|M| ではなく |sM| = (s^n)|M| ですから、 M = A-λI, s = -1 を代入すれば、 |λI-A| = |sM| = (s^n)|M| = ((-1)^n)|A-λI| となります。 代入しただけです。 前述のとおり、 M のひとつの行を s 倍する毎に |M| は s 倍になるので、 n 本の行すべてが s 倍された sM は、行列式が s^n 倍です。
補足
いつもご回答ありがとうございます。 お手数をお掛けしてすいません。 |sM| = (s^n)|M| は行列式の定義より理解できます。 |λI-A| = |sM| = (s^n)|M|=((-1)^n)|M| nが2×2行列のとき、 |λI-A| |=((-1)^2)|M|=|M| nが3×3行列のとき、 |λI-A| |=((-1)3)|M|=-|M|=|A-λI| と考えているのですが、どこが間違っているのでしょうか? 以上、ご回答よろしくお願い致します。
- hitokotonusi
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そもそも固有値問題って何でしたか? xをベクトルとして Ax = λx を解くことでしょう?2×2にしてこれを成分・要素でかけば A11 x1 + A 12 x2 = λ x1 A21 x1 + A 22 x2 = λ x2 という連立方程式を解くことですよね。 [1] 左辺に集めてしまえば、 (A11-λ) x1 + A 12 x2 = 0 A21 x1 + (A 22-λ) x2 = 0 意味のある解が存在するためには係数行列の行列式が0でなければならない(逆行列が存在するとx1 = 0, x2 = 0という解しかない)ので |A - λI | = 0 [2] 右辺に集めてしまえば、 0 = (λ-A11) x1 - A 12 x2 0 = - A21 x1 + (λ-A 22) x2 同じく係数行列の行列式が0から |λI - A | = 0 これで[1]と[2]で答えに差が出ると思いますか? [2]にすると、行列式を計算したときにλ^2の係数が+1になるので、気分的に楽なんでしょうね。最近は[2]が増えてる気がします。
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
一般に、n×n行列 M とスカラー s について、 行列式は |sM| = (s^n)|M| です。 行列のひとつの行を s 倍すると 行列式の値が s 倍になることを思い出しましょう。 sM は、M の n本の行が皆 s 倍されている訳です。 M = λI-A, s = -1 の場合を考えれば、 |λI-A| = ((-1)^n)|A-λI| です。 よって、|λI-A| = 0 と |A-λI| = 0 は同値 ですね?
補足
いつもご回答ありがとうございます。 >行列式は |sM| = (s^n)|M| です。 理解できます。 >M = λI-A, s = -1 の場合を考えれば、 >|λI-A| = ((-1)^n)|A-λI| です。 nが偶数の場合は、|λI-A| = ((-1)^n)|A-λI|が成り立つ点が 理解できません・・・ なぜ、|λI-A| = ((-1)^n)|A-λI|が成り立つのでしょうか? 以上、お手数をお掛けしますがご回答よろしくお願い致します。
- Tacosan
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n次行列 A とスカラー k に対し A の行列式 |A| と kA の行列式 |kA| との関係は?
- entap
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A,λIを三次正方行列あたりでとって、実際に計算して見ましょう。 λI-A = p とします。 A -λI = -p とします。 p = 0 -p = 0 どちらも同じ結果になりそうですよね。
お礼
いつもご回答ありがとうございます。 >-|A-λI| = |λI-A| が成り立つのは、A が奇数次の場合だけです。 理解できました。本当にありがとうございましたm(_ _)m