相続財産の相続人同士の貸借・売買について

質問

１年半ほど前父が亡くなった際、兄は預貯金・金融資産を、弟の私は家屋・土地（二箇所）を相続しました。

二箇所のうち一方の、私の居住目的の家屋が古くなっておりましたので、
兄から借金をして家を建替えました。
借金に際しては正式な契約書を作り、返済も契約に基づいて現在まで履行しております。

さて、もう一箇所の土地の処遇について
最近兄弟間で話し合いをした結果、
名義半々持ちで共同所有するのがよいということになり、
50%を兄に売却することになりました。

これから土地の売買をすることになりますが、
この売買代金と現在兄に負っている債務を相殺することはできるのでしょうか。

赤の他人との債権債務なら当然相殺できるものと思っているのですが、
相続後に、相続人同士で相続した資産を貸借／売買しているわけで、
結果としてみれば、金銭の移動なしに兄も私も相続時点とは異なる遺産を所有することになります。

気にしておりますのは、
税務署から見て「実質的に遺産の再分割や贈与にあたる」と
みなされるような要因がないだろうかということです。

よろしくお願いします。

回答No.2

casablanca1946 · ベストアンサー

土地売却代金で、借金を返済しますので、問題はありません。
しかし、借金の金額を基準にして土地売買金額を決めて、売買金額が安すぎますと、みなし贈与が発生します。
国税庁の路線価地図をネットで検索して、そこに当該土地に接する道路の１ヘイベー単価が記載されてます。
それを基準にして売買金額を定めてください。
その価格より安い部分は贈与税の対象となります。

お礼

ありがとうございました
安心しました
参考にさせていただきます

回答No.1

gookaiin

＞この売買代金と現在兄に負っている債務を相殺することはできるのでしょうか。

売買代金をX円、債務をY円とします。X円とY円がほぼ同等なら相殺できるでしょう。しかしX円とY円が大幅に異なる金額なら、その差額が損する人から得する人への贈与とみなされ、贈与税がかかる可能性があります。

＞赤の他人との債権債務なら当然相殺できるものと思っているのですが、

赤の他人の場合でも同じです。X円とY円が大幅に異なるなら、贈与とみなされます。（贈与税が発生します。）

X円とY円が大幅に異なるなら、その差額分の金のやり取りも同時に行い、相殺したらどうでしょうか。

お礼

当質問要諦に対し、実質的な遺産分割の変更とはみなされず、通常の貸借・売買であるというご見解と理解しました。
ご回答ありがとうございました、