• ベストアンサー

カオス理論とはジュラシックパークで有名になったのか

カオス理論というのは、「ジュラシックパーク」にカオス理論の数学者が出ていたから、世の中に知られるようになったのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.4

 最初に有名になったのは、北極圏に棲むウサギとキツネの個体数の研究においてだろうと思います。(誰の研究だかは忘れた。)  「ウサギは捕食者であるキツネが少なければどんどん増える」「キツネは餌であるウサギが多ければどんどん増える」ということを表す連立微分方程式(ロトカ・ヴォルテラ方程式)を解いてみると、どちらの個体数も一定の周期で増減を繰り返すという答が出ます。ウサギが増える→キツネが増える→ウサギが減る→キツネが減る→ウサギが増える→…という循環ですね。  ところが実際に長期間に渡って調査してみると、微分方程式の答とは似ても似つかない、ずいぶん不規則な変動をすることが分かったんだそうです。これがナゾだったんで、他にも何かの条件の影響を受けているんじゃないか、とか、いろんなことが検討された。  ところで、微分方程式の場合にはウサギもキツネも、常時増殖するということを仮定しているけれども、実際には年に何回か決まった時期だけに繁殖している。つまり、連続的な時間を扱う微分方程式じゃなくて、離散的な時期を扱う差分方程式の方が現実に合うはずだ、と考えた人がいた。  そこで、差分方程式を作って、ある年ある時期のウサギとキツネの個体数を入力すると、その後しばらくの間については、差分方程式の出す答と実測値が良く合っている。当時、差分方程式は「微分方程式を数値計算するための近似法に過ぎない」というイメージだったのですが、これが覆って、差分方程式でこそ表せるような現象がある、ということが確立されたわけです。  このとき、差分方程式が出す(だから確率とは関係のない決定論的な答なのですが、それにもかかわらず)複雑・不規則な変動を、「カオス」と呼んだ。  「ジュラシックパーク」に出て来る数学者は、「数学者ってのは訳の分からんことをつぶやいて、ときおり『ほら見ろ~だから言っただろ~』とかほざくだけで、何の役にも立たないクソ足手まとい」という酷いイメージを世に広めるのに貢献したと思います。うん、ありゃ酷い。作者のマイケル・クライトンは、流行りの科学のテーマを取り込んでSFにリアリティを出す(その陰で、ツジツマの合わない所も「これはきっと難しい科学の話なんだな」という風に読者に納得させちゃう)という手法がお得意なのだけれども、数学を持ってきたのは失敗じゃないかな。

その他の回答 (4)

  • FT56F001
  • ベストアンサー率59% (355/599)
回答No.5

「カオス」という言葉が有名になったのは,1975年のリー・ヨークの論文, 「3 Periodic implies Chaos」からでしょう。 京大・電気にいたYoshisuke Uedaが,これより前の1961年に 「不規則遷移振動」という名前でカオス現象を報告しています。 80年代にリーがUedaを訪れた時,「カオスはここで見つかった」と言ってました。 http://www.purple.dti.ne.jp/kambe/D-Originality.pdf

noname#151563
noname#151563
回答No.3

むかしから。 まぁ、忘れたが。 世の中、灯台もと暗し的にカオスだ。 生命誕生の謎。定説はすべて妄想て答えの解がない。 人間だけ文明を築けるのは何故か?答えはない。 カオス理論。妄想方程式。 ああ、なんて現在は原始時代なんだ!!!! 高度文明?今現在が?本当ですか?w

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.2

カオス理論の始まりは、確か 40~50 年前。 一般人に知られるようになったのは、 20 年くらい前にフラクタルが流行ったころから ではないでしょうか。研究者でなくても、 数学好きなら昔から知っていた話です。 特に数学が好きでもない人はと言うと、別に、 「ジュラシックパーク」を見たからといって、 カオスという言葉を覚えさえしなかったでしょう。 それが物語の軸だった訳でもないし。 ♯件の数学者役の俳優ですが、「ザ・フライ」 などにも出て、SF で有名になったけれど、 無名時代のほうが、ちょっと素敵な映画に出て いました。私は、「眠れぬ夜のために」が好き。

  • spring135
  • ベストアンサー率44% (1487/3332)
回答No.1

「ジュラシックパーク」の前から知られています。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう