• 締切済み

粉末x線回折のピーク幅

x線源(焦点)が無限小でないこと、入射X線が試料の深さ方向に侵入することより、回折ピークが広がりを持つと教科書に書いてあったのですがイメージがつかめません。 回折お願いします。

みんなの回答

  • wata717
  • ベストアンサー率44% (72/161)
回答No.2

おっしゃる通りです。ただしすべてが完全な平行単色線源、完全な結晶、完全な検出器の場合です。 実際には線源は不完全で広がった角度で放射しかつ非単色です。他方は結晶も不完全(ideally imperfectともモザイク結晶とも呼ぶ)で 散乱角度の周辺でブラッグ条件が満足されてしまうのです。また完全な結晶では動力学的理論が適用され、通常の運動学的 理論は成立しません。考慮すべきことは山ほどあります。まず簡単な入門書を一読されることをおすすめします。

  • wata717
  • ベストアンサー率44% (72/161)
回答No.1

何も難しいことではありません。X線源が1点で試料が1点で、その条件でブラッグ反射すれば、1個の光子自身の波としての広がりが観測点で観測されるだけです。所がX線源が広がりを持てば、多数の源場所からの回折ピークが到来し、更に加わって試料にX線が侵入すれば、試料の深さ方向で、あちらこちらから更にに多くの回折ピークが到来しますから、結局観測されるピークは広がります。 ブラッグ角2θを固定して,自分で紙に作図してもよいでしょう。 詳しくは「粉末X線解析の実際」朝倉書店などを参照されては如何でしょうか。なおこのような研究はギニエのConvolution を用いる定量的研究もあります。

biola
質問者

補足

丁寧な回答ありがとうございます。 しかし、よくわかりませんorz ある一つの面群は特定の角度で特定の波長しか反射しないのだから、焦点がどうだろうと鋭いピークを返すような気がするのですが・・・(違うのだろうけど) よろしければ回答お願いします。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう