報道の自由度、１７９ヶ国中２２位【昨年度は１１位】

質問

「国境無き記者団：本部パリ」の発表と言う記事を見ました。

個人的には、お国贔屓の面も含め、我が国の報道の自由は世界でもトップクラスだと思っていましたのに・・・
残念と言うよりも、何故？意外？だとの思いがします。

この評価には、報道規制・オフレコ・記者クラブの存在が大きいと思うが、それは人道的な配慮や個人情報や商標や守秘義務に関する保護の面が有り、相反する部分もあるだろうが自由と規制の調和と社会全般での許容度を合意形成の過程での制限制約であり、不当な圧力や統制で強いられているのではないと思うのだが・・・

色んな価値観の投稿・思想信条や政府＆政策批評等の面からも、多様なマスコミ・コンテンツ・投稿＆批判の機会があり、私達には取捨選択の自由があると思うのですが？

日本の報道って自由が過ぎるくらいに思っていたが・・・
それでは、世界のベスト１０は、どんな国・政治体制・報道の自由ぶりなんだろうか？
その実情や背景をご存知の方が居られましたら、お教えくださいませんか？

※報道記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120126-00000501-san-int

回答No.4

eroero1919 · ベストアンサー

ベスト10を見ると、
1.フィンランド
1.ノルウェー
3.エストニア
3.オランダ
5.オーストリー
6.アイスランド
6.ルクセンブルグ
8.スイス
9.カーボベルデ
10.カナダ
10.デンマーク

となっています。カーボベルデってどこやねん。大西洋アフリカ沖にある島国だそうです。
日本は22位ですが、ドイツが16位、英国が28位、フランスが38位、アメリカが47位、ロシア142位、北朝鮮は178位で、最下位がエリトリアの179位です。エリトリアって北朝鮮以下かよ。

英米仏より順位が上であることをどう考えるかですね。ずいぶんフランスの順位が低いなと思いました。日本では記者クラブやらなにやらと報道の自由がないなんていわれますが、自由、平等、博愛のトリコロールカラーのフランスより自由らしいです。

報道の自由というのは、どれだけそこの国民が度胸を持てるかなんだと思います。昨年の震災後、海外のメディアが提供した写真には津波に巻き込まれた遺体が数多く映っていました。しかし、日本のメディアが公開した写真で被災者の遺体が映ったものはまったくといっていいほどありませんでした。
震災から数週間たったとき、フェイスブックである精神科医が「毎日テレビで津波の映像が流されているが、あんな悲惨な映像を毎日流していたらトラウマになる。マスコミはもうああいう映像は流すべきではない」とコメントしました。すると、それに賛同する意見が殺到しました。「もっと私たちが勇気を持つような明るいニュースを流すべきだ」という声が多くあがりました。
私はそれを見て、やっぱり日本人はナイーブな国民性だなと思いました。よく戦争中の大本営発表が批判されますが、それを求めた「国民の声」というのがあったんじゃないかと思います。
「我々は災害に遭ったが、我らが自衛隊は復旧と被災者の救助のため不眠不休の活躍をしており、被災者の間では笑顔が戻りつつあるのである」なんて報道をしたら、北朝鮮のプロバガンダニュースとなんら変わることはないですよね。

日本の報道の自由がないというべき点は、馴れ合いになっていてマスコミには「本当のことを知らせる度胸」がなく、国民も「本当のことを知る度胸」がないのだと思います。
福島第一原発の爆発事故で、海外メディアは「3号機と4号機の燃料プールにあった燃料棒が爆発で周辺数マイルに飛び散った」と報じました。しかし、日本のメディアでそれを報じたところは私が知る限りありません。爆発で燃料プールは破壊されているので、燃料棒は周辺に飛び散っているはずなんです。周辺の海や山に、むき出しのウラン燃料がバラ蒔かれています。特に3号機はプルサーマル発電なのでプルトニウムを含んだ燃料棒であったはずなんです。そのことは、いわゆる大手マスコミは絶対知っているはずです。いやある程度のマスコミであればどこでも知っているんじゃないかと思います。でも、怖くて誰もいわないのです。双葉町なんて、もう絶対に人なんて戻れません。この先50年は戻れるわけがない。でも、どのマスコミも「一時帰宅に向けて・・・」なんて、まるでいつか帰れるようなことをいっています。どこの報道機関も「双葉町の皆さん、皆さんの故郷は、もう二度と人が住める地域ではなくなりました。水も汚染されています。土も汚染されています。チェルノブイリの事故から25年経っていますが、今でも立ち入れない地域があります。双葉町の皆さんも同じ運命です」とはいえないのです。
そう考えると、「福島市で復興をアピールするため駅伝大会が開かれた」なんてのが悪い冗談としか思えなくなってきますでしょ。チェルノブイリでは、事故から4年経ってから小児がんなどが急増したそうですが、福島の悪夢は、まだ始まったばかりなのです。

お礼

ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。

具体的且つ詳細にお教え頂き良く分かりました。
特に、ランキングの状況、原発を引用しての考察にて、胸の疑問がスッ～と解けた感じがします。

※日本の報道の自由がないというべき点は、馴れ合いになっていてマスコミには「本当のことを知らせる度胸」がなく、国民も「本当のことを知る度胸」がないのだと思います。

度胸と覚悟の問題と受け止めましたが、自分自身に置き換えても、言霊信仰や悲惨な現実からは目を背け、極力ふれないようにする心が存在し、その部分をトリミングされた中での報道の自由度キャパシティで見ていたようです。
主要国の位置付け（ランキングを見れば）で、自ずと理由や事情が推測され語り示しているように思えます。

回答No.6

titus_an-

国境無き記者団の「報道の自由度」ってのは、ジャーナリストにマークシート的なアンケートを答えてもらって、それを元に点数と順位を出したものらしい。
で、そのアンケート項目（英語）と配点表は公表されている。

アンケート項目（PDF)
http://en.rsf.org/IMG/pdf/criteria_for_compiling_the_2011-2012_press_freedom_index.pdf
配点表（PDF)
http://en.rsf.org/IMG/pdf/bare_me_2011-2012_gb-2.pdf

英語苦手なので機械翻訳使ってアンケート項目を読んでみたけど、紛争や権力等の暴力等でジャーナリストが安全な活動ができない治安の悪い国でなくて、中国みたいに情報発信者を盛大に取り締まったり検閲したりする国でもない、そこそこ以上民間の報道が育ってる国であれば、悪い評価にはならないように「今回は」なっているようです。
「今回は」というのは、「報道の自由度」のアンケート項目は毎年変わっているからです。

かなりずれた回答になってすみません。

参考URL：

http://en.rsf.org/press-freedom-index-2011-2012,1043.html

お礼

ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。

アンケート項目・採点の方式や評価ポイント、その背景や変動【年度別の推移】状況までお教え願い、大変参考に成りました。

回答No.5

patent123

日本の報道が国際的にどれだけ自由かは、
日本国内だけにいては分かりません。
やはり、他国との比較において、どれだけ自由かが判断されます。

日本国内で、天皇を批判する報道ができるとは思えません。

また、事件、事故の報道は、当局の発表に基づいており、
それ以外の視点は反映されていないことが多いです。
しかも当局の発表は記者クラブを通じて、一部のマスコミだけが
当局の発表を垂れ流すだけです。

当局が流したい情報を自由に流すことができることを報道の自由とは言いません。
当局が国民に広めたい情報を広める自由は、独裁政権にも、専制政治をする国家でも
どの国にでもあります。

しかし、当局が流して欲しくない事実、情報も報道できることが、報道の自由です。
当局が流して欲しくない事実、報道は検閲してまで止める国もありますから。

ところで、日本では、当局が検閲するのでなく、
テレビ、新聞の編集局又は業界団体が自主的に
検閲しているようですが。

お礼

ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。

>当局が流したい情報を自由に流すことができることを報道の自由とは言いません。
当局が国民に広めたい情報を広める自由は、独裁政権にも、専制政治をする国家でもどの国にでもあります。
しかし、当局が流して欲しくない事実、情報も報道できることが、報道の自由です。

報道の自由の尺度・定義として分かり易くお教え頂き、大変、参考に成りました。
また、事例にある天皇を批判する云々や事件事故への当局の発表の引用も成る程と思うところが大です。

個人的には、開かれた皇室・私達のルーツともいうべき伝統のあるお家【私達国民の総本家のような存在）であり、身分上は戸籍を返上され公務に励んで頂いている、歴史や伝統の長さ、万世一系にて１２５代も連綿と続く、しかも政治参加されない国民の象徴と言う他国には稀有な存在である。

その内容やお言葉・お考えは、身分は、主権者たる国民統合の象徴であり、憲法や皇室典範に定められている。
そして、私達の価値観や皇室への敬愛＆親しみにより伝え方や報道のウイングが決まるのだと思います。
日本国憲法、政府（宮内庁）・国民の合意形成の下に活動されているのであって、皇室アルバムやニュース報道で公務の様子を知る事が多い。
また、良かれ悪しかれ、雑誌にて皇位継承問題や雅子様のご病気や愛子さまの通学の事柄等も広く自由に報道されているのでは・・・。
まさに、開かれた皇室・皇室報道だと思います。
その皇室や天皇に対する報道を以って報道の自由云々は、別次元の問題のすり替えであり、国民の理解納得されたスタイルに対して為にする批評だと思います。

プライバシーや人権や敬意の面で、皇室に不自由やご不便や公務に制約も多く、心身のお疲れを懸念し、報道姿勢に礼節や節度を欠く記事も週刊誌を中心に散見される現状に、反論やコメントが難しいお立場を忖度し私には疑問に思う事もあるぐらいだと思っています。

回答No.3

yokii22

日本に於ける海外プレスの取材報道活動までを含めての自由度の評価ですから、決して意外な結果ではないと思います。

質問者さんも触れておられる海外プレスを排除しようとする日本独特の記者クラブの存在や、情報へのアクセスを妨げる規制の存在など、海外のジャーナリストには相当な違和感があるのでしょう。

日本人自身が、日本は報道の自由度が高いと感じてしまうのは、ネットはもちろんですが、政治も芸能も山盛りのテレビのワイドショー的番組も原因の一つかも？近隣の中国、北朝鮮とは、比較する意味がない！

アメリカの連邦情報公開法制定が1960年代、ヨーロッパ主要国がそれに続き、日本は1999年。制定時期も、多分内容的にもまだ立ち遅れている。
日米間の外交機密文書がニュースになるときは、必ずと言っていいほど、アメリカ側の資料公開時期到来によるものです。

2010年が11位、2011年が22位でしょうから、2011年3月の東日本大震災で政府、東電の記者会見が、どれほど惨憺たる光景であったか、どれだけの情報が隠蔽されていたかを考えれば、当然の結果！
他の国と比べてみなくても、自身の問題点がわかっているはず！！！

お礼

ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。

ご指摘いただいた点から見落としていた事柄が分かりました。
それは、選定評価するのが外国プレスである事と、国内で日本人が取得する情報の多様性・自由度とは異なる事です。

政治・芸能・スキャンダル・スポーツ・性風俗etcも含めて、週刊誌やワイドショーのプライバシーも品性も疑わしいような状況を、多種多様なメディアとコンテンツがある社会を何でもありの報道に自由度が高いと勘違いしていたのかもしれません・・・。

回答No.2

housei-ss

残念ですね。

インテリ層は

日本の報道規制は

北の次に厳しいって知ってます。

まあ、インテリ以下は、色々鵜呑みにするので困ります。

報道は全部鵜呑みにせずに

５０％で聴いたり

７０％で聞いたり

それが出来ないから、民衆はプロバカンダされてるのですよね。

今は、まあ全体主義に以降し

始めたので、そろそろ

大戦リスクも有りますよww

お礼

ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。

インテリゲンチャは見た？
鵜呑みせずは心得ておきます。

個人的には、全体主義を大衆煽動＆迎合主義に置換して、周囲に忍び寄る危険な兆候を感じ、ニオイを嗅ぎ取っています。
貴重なご高察をお教え願いありがとうございました。

回答No.1

nohohondensha

＞日本の報道って自由が過ぎるくらいに思っていたが・・・

その認識に驚き。

日本の報道は韓国、北朝鮮、中国の支配下で、捏造されたものしかありません。
天気予報だけは信用できるので、多分それで２２位になれたと思います。

と言っても耳に入らないでしょう。
良縁に巡り会える事をお祈りします。

お礼

ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。

プロパガンダや大本営発表（大政翼賛会）や検閲された報道でなく、多くのメディアの中から自由に選択し批判批評や投稿も出来るのだが・・・

確かに、個人的な印象や感想では、少し古い言い方だが容共・親特亜の傾向、反権力反体制の学生運動崩れが各メディアの中枢部に棲息して論調や訴求に影響力を持っているように感じます。

でも、それらを含め、ウイングの広さ、スタンスの幅は多種多様であり、私達はメディア選択の自由も、論調への賛否や是非も自由な社会だと思います。

その日本の状況が世界では２２位と評される

◇そんな中でベスト１０位内に推されている国は→どんな国、何故、どの様な報道なんだろうか？

◇昨年度の１１位から２２位へ大きく順位が下がったのは大震災や原発事故を巡る報道姿勢からなのだろうか？

◇中国・北朝鮮・韓国・ロシア・ミャンマーやシリア・イラン・エジプト等の中東の国々、アフリカや南米の民主化を進める過程にある国々はどんな位置づけなんだろうか？

との疑問からの質問でした。

大変参考に成る、ご意見・考察を頂戴し、心よりお礼と感謝を申し上げます。
ありがとうございました。