原発の是非に関する論争まとめ

このQ&Aのポイント
  • 原発の長所:安定供給、国内資源の乏しさを補う、低コストで大容量、環境対策
  • 原発の短所:大きな事故のリスク、放射性廃棄物の処理問題、地震リスクと電力会社への信用不足
  • 原発は現状維持でもいいが、新規建設は反対
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原発の是非に関する論争をまとめてみたのですが、

いろいろなホームページを回って原発の是非に関する意見を読み、以下のようにまとめてみました。全ての意見を取り入れたわけではありませんが、主要なものはだいたい入っていると思います。しかし私が調べた範囲にも限界があるので、重要な問題であるけど見逃してしまっていることもあると思います。 なにか重大な漏れがあったら教えてくださいm(_ _)m また、なにか間違いがあったら指摘してください。お願いします 原発の長所 1、電力の安定供給:ウラン産出国は政治的に安定。火力燃料は情勢不安(中東、ロシアによるガスの政治利用)、人口増加や発展途上国の発展による世界的な化石燃料の利用増加 →火力発電も新しい燃料(シェールガス・メタンハイドレート・コールベッドメタン、藻)が見つかっており安定供給が可能。 →→現状は原子力の方が火力より安定している。また、供給源は多ければ多いほどいい。 2、国内資源の乏しさを補う:資源の99%を輸入。ウランは1年間とりかえない。備蓄生が高い(最低2年、石油は半年)。高速増殖炉の可能性。 →国内資源の乏しさを補うなら、国産である自然エネルギーが一番。高速増殖炉は望み薄。 →→自然エネルギーは出力変動が大きくその予測もできないので基幹電力にはなり得ない。コストが高い。 3、低コストで大容量:1kwhあたりのコストが安い。フランスの電気料金はドイツの半分。 →実は低コストでないという試算もある。補助金等が含まれていない。事故が起こった際の賠償が多額。 →→補助金は1kwhあたり0.2円(私試算)。事故はそうそう起こらない。 4、環境対策:二酸化炭素を排出しない。NOxやSOxを排出しない。 →地球温暖化は存在しない →→地球温暖化は存在する 原発の短所 1、大きな事故を起こすと大惨事になる →事故を起こす確率は極めて低い。日本は今まで多くの地震があったが、今回が初めて。東北大震災は歴史的に見てもずば抜けて大きな地震。 2、放射性廃棄物の処理問題 3、日本は地震地帯なのでリスクが大きい。また、電力会社に信用がない。 →原発が事故を起こす確率は非常に小さい。今回の事故を踏まえて、さらなる安全強化を目指すべきであって廃止はおかしい。 →→現在の原発は現状維持でもいいが、新規建設は反対 →→→新規建設が滞れば老朽化した原発を稼働することとなり、結果として事故のリスクを高める。どんどん最新型を導入すべき。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ninoue
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回答No.5

 以下のように検討していくと原子力は資源量限定、コスト高、危険性大、廃棄物垂れ流し等全ての点から未来性、有利性はありません。  早急な廃止を図り、福島原発事故相当或いはそれ以上の原発事故の発生による住民放射能被災、世界の工業製品製造基地としての信頼性喪失、日本沈没等の問題を防ぐ事が求められるのではないでしょうか。 主要な問題点を以下に記しますので検討して下さい。 1. 原発は事故時の費用や廃棄物処理費用を除外してもコスト的な優位性は無い。 "原発 コスト OR 費用" 等としてサーチ ==> http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110608/106639/?P=1 実は誰も分かっていない原発のコスト 表2 財政支出を含めた電源別総合単価 原子力:10.68, 原子力+揚水:12.23, 火力:9.90 円/kwh http://chikyuza.net/n/archives/12008 ウランとLNGの燃料費試算 2. 原子力は資源量としても有限であり、65-300年分程度しか無い。  採鉱、精錬、濃縮、発電(定期点検時、機器故障時等の通常の稼動状態でも)など全ての段階でエネルギーを浪費し、大量の廃棄物を排出し、関係する労働者や周辺住民に放射能被害を撒き散らしています。 発電段階だけでも発電出力の約2倍の温排水を排出しています。 CO2の排出が少ないクリーンなエネルギー等といった嘘に騙されないで下さい。 "原発 OR ウラン 資源量" ==> http://www.enecho.meti.go.jp/info/committee/data/051102g.pdf 世界のウラン資源需給の 展望と我が国の対応 p.8 世界の天然ウラン資源量 $130/kg-U未満のコストで回収可能な資源量(約459万トン・ウラン)は、年間需要量(約7万トン・ウラン弱)の約65年分に相当する。 http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200405/250208.php ウラン資源量270年分残存 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kid/energy/resource.htm 貧弱なウラン資源 3. ブルサーマル方式のコスト的メリットは無く、直接廃棄処分の方が低コスト  また、MOX燃料のプルトニュームはウランよりもずっと危険な放射性物質です。  >世界では新しい方式の(より安全な)原子炉がいろいろ考案されています。  具体的な案があるのでしょうか。 http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110608/106639/?P=5  12兆円のリターンは9000億円  高速増殖炉はあと10-20年で実用化可能等と言われてたりしていましたが、10兆円以上の費用を掛けその期限が来るたびに更に同じ言葉が繰り返し言われて永久に実用化されそうにありません。 ナトリューム漏れ等の発生の危険性等が問題とされ、今なおその夢を追いかけているのは世界中で日本だけになってしまっています。 http://www.cnic.jp/modules/smartsection/item.php?itemid=48 再処理は経済的に引き合わない―アメリカの研究論文より― http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=927 新刊 破綻したプルトニウム利用 ― 政策転換への提言 ― http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/ フランスねこのNews Watching フランス語で発信される福島原発事故関連記事を読むBlog(ときどき更新) 4. 地震や津波による原発事故発生の危険性が大きい。  活断層や軟弱地盤の上の原発は福島原発と同様或いはそれ以上の過酷事故が発生する  地震自体で原発基礎地盤の地割れ、振動による数多くの配管破断による冷却水喪失等が発生する可能性大。 これは津波対策、非常電源対策、緊急時対応の運転員訓練などでは絶対に対応出来ない。 5. ウランは採鉱、精錬、運転、放射性廃棄物など全ての段階で放射能被害を撒き散らしている。  クリーンエネルギーとは全く言えない。 http://www.cnic.jp/modules/smartfaq/faq.php?faqid=6 事故・トラブルの一覧はありますか? ==> http://www.atomdb.jnes.go.jp/ http://www.atomdb.jnes.go.jp/events/index.html http://www.atomdb.jnes.go.jp/events/kashiwazaki-kariwa.html 柏崎刈羽原発の例のみを取っても2007年07月16日の地震に伴い多数の事故が発生している 平成19年新潟県中越沖地震における所内変圧器の火災 平成19年新潟県中越沖地震における原子炉建屋内非管理区域への放射性物質を含む水の漏えい 平成19年新潟県中越沖地震における原子炉建屋天井クレーン走行電動継手部の破損 Wikipedia:  柏崎刈羽原子力発電所  原子力資料情報室==> http://cnic.jp/ http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/363.html 調査報告/原子力発電所における秘密 http://okwave.jp/qa/q6981643.html 泊原発でも、いわゆる原発奴隷はいるのですか? 6. 今後のエネルギー政策について  以下のような資料を参考に原子力から自然エネルギーに転換していく事が望まれる。  現在、発送配電独占体制の電力会社は送電線への独立系発電会社等の接続を拒んだり、高価格の送電費用を請求したりしている。  原子力に対する国からの補助金相当の費用を自然エネルギー開発や送電線増強等に割当てればかなりの電力が新たに開発される筈である。  原子力村からはそれらに対する妨害としか考えられない対処策が現在取られている http://www3.ocn.ne.jp/~elbe/kiso/energiepltk00.html ドイツのエネルギー政策,新時代へ http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/242.html http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110930/222923/?P=1 原発5基分の電力が燃料費タダで手に入る 廃棄物発電の潜在力と再生可能エネルギー全量買取法の弱点 http://okwave.jp/qa/q6778701.html 日本における今後のエネルギーについて

supnigger
質問者

お礼

回答ありがとうございます URLが多くてまだ全部見きれていませんが、必ず全て見ます。 資源量に限りがある点はリストの方に載せてあります。 コストの方は本当に難しい問題で、ウィキペディアなんかを見るとコスト試算は試算する機関によって三者三様でどれを信じたらいいか分からない状態です。 コストが高いと思いたい機関はコストが高く試算され、コストが安いと思いたい機関はコストが安く試算される傾向にあると思われます。 しかし政府がお金を出すから原発が推進されていったのは多分本当でしょう。 >CO2の排出が少ないクリーンなエネルギー等といった嘘に騙されないで下さい。 CO2及び、窒素酸化物硫黄酸化物を排出しないのは本当なので嘘ではないと思います。「全ての段階でエネルギーを浪費し」と書いてありますが、二酸化炭素排出の試算にはこれらが含まれていると書かれています。 また、温水排出による温暖化の影響と二酸化炭素による温暖化の影響、どちらが大きいのか調べる必要があると思います。 放射性廃棄物をだすことはまぎれもない欠点ですので、リストの方に載せてあります。 >活断層や軟弱地盤の上の原発は福島原発と同様或いはそれ以上の過酷事故が発生する 新潟大地震でも福島原発並みの大事故にはいたりませんでした。 東北大震災は歴史的に見てもトップレベルの地震で、数千年に一度と言われています。 また、日本ではM7.0-7.9の地震が平均年2回訪れていますが、やはり大規模な事故には至っていません。 これらの事実から、私には福島以上の事故が今後起こる可能性は非常に低いと考えているのですが、違うでしょうか?

その他の回答 (23)

  • syounan2
  • ベストアンサー率17% (53/300)
回答No.24

supniggerさま >廃炉の方法がないというのは初耳です。今度調べてみます お調べになられたことと思いますが、わが国では廃炉の実績はゼロです。 素人なので工学的なことは言えませんが、具体的な廃炉方法はこれから考えるようです。つまり決まっていません。そこに福島の原発深刻事故が起きてしまったのです。健全な原子炉の廃炉さえ困難な作業であり、増しては燃料棒の位置さえ確認困難な原子炉の廃炉作業及び核燃料の回収作業はきわめて困難であります。先日福島原発の内部映像の画像をテレビニュースにて確認いたしましたが、高温多湿でレンズは曇り、高度の放射線によりノイズが走り画像は極めて不鮮明です。はたして、廃炉作業員は何分間作業可能でしょうか、のべ何万人の作業員が必要でしょうか?! 夢の高速増殖炉“もんじゅ”ご存知ですか? 燃料交換装置を落としたまま、回収もできず廃炉もできず、毎年莫大な維持管理費を使い続けておりますが、これまでの成果はゼロです。ここにも廃炉要員を集めなばなりません。たった2か所でどれだけの作業員を必要となりますでしょうか。作業員の人数を冷静に考えるだけでどれほどの困難か想像してみればいかがでしょうか?! >枝野さんは原発が危険な状態であることを知っていた上で嘘を言っていたというのは思い込みがすぎるように感じます あなたは、テレビは見ない方なのでしょうか? 世界中に福島原発の建屋が水素爆発で吹っ飛んだ映像が流された時、枝○さんは“爆発的事象”であり爆発とは認めませんでした。 これもちょうど今ワイドショー“とくダネ”の画像流れていますが、原発事故直後の原子力対策本部の会議の映像です。 総理の左に枝○さん、その他二・三十人ほどの会議です、後ろには事務官僚が控えておりますし、少なくとも2名の方はペンとノートをお持ちですが、一切議事録はないそうです。 法律で議事録は必ず残すことになっておりますが、ない、そうです。録音も、ない、そうです。 大日本帝国の会議と同様、どんな内容も隠蔽できるのです。 黒を白に、黒を白い黒と云いと、いやなかったことにもできるのです。 もうひとつ、原発事故直後、原子力保安院の発表時報道官の中村審議官が、原子炉の燃料棒溶融の可能性を言いましたが、次の会見で西山審議官だけが画面にあらわれ、前審議官は二度と画面には現れませんでした。以後原子炉の状況は健全性のみ前面に出され、都合の悪いことは後出しとなりましたが、記憶にありますか?!そうして枝○さんの“原子炉はっ堅牢で健全、健康に直ちに影響はない”と云い続けました。 スピーディの情報が、少なくとも原発周辺住民・各自治体・に知らされていないことは事実です。各自治体首長も何の連絡はないと語っております。それどころか深刻事故発生時は、速やかに地元自治体に連絡することに法律で決まっているにもかかわらず、連絡はなく、テレビからの情報が頼りだったそうです。 大震災直後、各国救助隊が来日しましたが、ドイツの救助隊は、来日はしましたが、現地入りはせず、救助活動はせず帰国いたしました。放射線量が高過ぎて救助活動ができないということでした。これを冷静な判断と捉えるか冷静ではないと考えるのか?ドイツでは家庭の煙突の掃除回数まで法令で決められており、なおかついまだにチェリノブイリの放射線汚染の野山のキノコの汚染情報を流し続けております。 書いても書いても切りがないので、それにいまさら被ばくの事実が消えるわけでもなく、放射線も核のゴミが消えるわけでまありませんのでもう止めます。

  • reflector
  • ベストアンサー率7% (37/491)
回答No.23

本音で説明すると、 アドルフ・ヒットラーの予言によると日本は一度沈み、再び浮き上がると説明されています。 日本沈没で公務員をパージできますので、公務員改革がスムーズに行えます。 >どんどん最新型を導入すべき。 これが質問者さんの本音ですね。 私が提唱すべき技術は以下の通り。 第一段目は、燃料電池プラント 第二段目は、空中に浮いたテスラコイル(相対性理論の塊) (第三段目は、サテライトシステムのビーム減衰とエネルギー入手法)

  • yashu2002
  • ベストアンサー率27% (50/182)
回答No.22

No19です。 No21の方の風力発電について・・・ 日本の風力発電量:2304MW(2010) スペインの風力発電量:20676MW(2010) 賦存量:陸上:1391500MW(2009時のもの)     洋上:7716680MW(2009時のもの) です。賦存量の1%でもスペインの4倍、日本の80倍あります。面積が小さいとか人口が多いとかの先入観で評価せずに、きちんと評価する必要があります。 あともう1点、 私が、わざわざ原発反対を最初に表明したことについて補足します。 原発反対の人は、原発にネガティブなことを強調するでしょう。 原発賛成の人は、原発に都合のよいことを強調するでしょう。 こういうことにバイアスがかかるのは、ある程度しようがありません。私は反対ですから、どうしてもネガティブな点を強調しがちになります。そういったことを念頭において欲しかったので最初に書きました。 回答者は、明確に賛成・反対としてなくてもやはりその人なりの思い(賛成・反対)から、ある程度都合のよい回答になってしまいます。 それぞれの回答を参考にして、極力中立的な立場から、評価されたらよいかと思います。

  • masa2211
  • ベストアンサー率43% (178/411)
回答No.21

当初質問は、「原発の長所短所」であり、「あなたは原発に賛成か反対か、その理由は?」ではなかったはずです。 かつ、「何が了解事項で何が意見が割れているか」でもありません。 だから、長所については推進派、短所については反対派に意見をまずは列挙します。(過去回答とダブりあり。) 長所: ・発電単価が安い。 ・燃料価格は石油に比べ安定している。 (反対派のHPを参照。既出のhttp://chikyuza.net/n/archives/12008) ・突発的に価格が上昇しても、その間、買い控えが可能。(備蓄性が高い。) ・大規模。出力当たりの管理要員が少なくてもよい。(自然エネルギーに比べ。) 短所: ・数千万人に影響する大事故が起こりうる。(実際起きた。)   ※次点の大事故は、ダム決壊による洪水か? ・そのときの影響は長期にわたる。(放射能漏れのこと。) ・廃棄物を半永久的に管理する必要がある。 ・地元補助金などは発電単価とは別枠の出費である。 ・2007年にウランが急騰。その後1/3に下がったが、2004年ころの4倍。 (反対派のHPを参照。既出のhttp://chikyuza.net/n/archives/12008) ・ウランの7割は米国から購入という、1国集中。 ・電力の時間変化に発電が追随できない。   ※日本の場合、追随させる気がないから設備投資が安いほうを選んだ。    フランスなどの原発は出力調整可能なので、苦手だけれどできる。 ・温排水の放出量は、同一出力なら火力の約2倍発生する。 ・今後、原発に従事したいという技術者は非常に少ない。 大事故について補足しておくと、 普通、リスクは確率×被害(つまり、期待値) ですが、 交通事故による死者が年100人、原発大事故が1回100万人と仮定して、 じゃあ、1万年に1回、原発大事故が起こっていいか?というと、これは明確に「ノー」。大事故の場合、期待値で考えてはダメ。保険が業務として成立していることから、大多数の人間がそう考えているのは明らか。ゆえに、 >→事故を起こす確率は極めて低い。 という論法は成立せず。事故確率は極めて低くてあたりまえで、それでも不安なのが人情です。 ゆえに、上記のようなことを書いたら、モロに原発推進派とみなされます。 <参考>自然エネルギーの場合。 長所:稼動後のコストは安い。 短所:規模が小さい。    初期設備投資が高い。    発電量は自然まかせ。 では、発電コストについて。 統計の操作の範囲で、コスト試算をどれくらい操作できるか?知りたいのはここだと思うので。 使うデータは、既出の2つだけ。でも10倍くらいならデータ操作は簡単。 http://chikyuza.net/n/archives/12008 http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20110608/106639/?P=1 まずはウランの代金。1ポンドあたり。 1980~2004年が10ドル弱、2007年(高騰時)が136ドル、2009年が40ドル強。 原発作るかどうかを考える場合、燃料代を考えるなら、数十年を考えないと変。 ですから、 過去30年くらいの平均の場合:10ドル強。 今後のこととみる場合:40ドル強。 まあ、ここまでは意味わかります。(それでも4倍。) でも、2007年と2009年を平均して88ドル?   ※これだけで、すでに9倍の差。  一方、LNGは2009年の単発で8ドル。 2008年のLNGは12ドル。ならば、最高と最低の平均の10ドルを使わないと不公平。これで、更に1.2倍だから11倍。 ※公平にみて、今後の推移なら、ウラン40ドル強、LNG8ドル。  ※※上記HP資料だけで判断する場合、という条件で書いています。    データ隠しは反則、という一般常識にしたがい、当該HPから読みとれる範囲内で判断します。 次に、大学教授のデータ。これも面白い。 原発の発電単価は1980年代が高く、2000年代のほうが下がっている。 1980年代11.0円、2000年代7.3円。 さらに、一般水力(揚水発電以外の水力)がべらぼーに安く、4円前後。 理由は、自分で書いてる。気づいていないはず無いから、わざとやってる? >減価償却などを含む。 減価償却は初期建設費÷耐用年数。(定額法を仮定。発電の場合、約40年。定率法を使っていることを疑っているけど、そこまでは無いとする。) これは、耐用年数経過後まだ使える場合、減価償却はゼロと計算しているということですよね? でも、新規に何を作るかの場合それでいいの?その計算だと、同時に、資本還元率ゼロの意味になるんだが.... 経済学教授の計算で、それはありえんだろう、という無茶計算。 経産省にしろ国交省・農水省にしろ、初期建設費の償却には、資本還元率4%で計算。 となれば、おおむね、初期投資額÷20が1年当たりの経費。つまり、減価償却の2倍を償却できないと話にならないと認識しているということ。 かつ、減価償却が終わった設備は、発電量もカウントしません。新規に作る場合に、減価償却ゼロの利得を含んだ場合変なことになるから。 一般水力をべらぼーに安く見積もるということは、ダム派なんだろうね。  国交省でも未だ実行したことない無茶苦茶やってる(資本還元率ゼロを指す)から、  ダム派にとっても敵と思うが。 ※※同時に、資本還元率4%の意味するところは、半永久の廃棄物管理費が   初期投資換算すれば有限値(年管理費の25倍)となり、廃炉時費用の20%(=1/1.04^40)を初期投資に加算すればよいということ。   なお、資本還元率を4%でない別の値とすべき、という議論は聞いたこと無いです。資本還元率を気にしない人(資本還元率ゼロ)と、ビジネスはもっとシビア(資本還元率はもっと大きい。4%は甘すぎる)というのならあるけど。 また、こんなことも書いてる。  >政府試算では水力を除いて原発や火力の場合、設備稼働率を80%と仮定していますが、原発の稼働率は60%。 あたりまえだ....設備稼働率は、実際の電力量÷年間フル発電したときの電力量 なので、水力で80%のはずない。40-50%くらい。(でないと、雪解け水を発電に使えないことを意味する。) ですから、発電できる機会があれば全部発電。燃費がかからないので第一優先。 一方、電力需要が無い場合、原発は夜も発電するから、あまりにもばかばかしい。 だから停止します。稼働率も下がります。でも、潜在能力が減ったわけじゃない。 原発がババを引くのはわかりきったことで、原発を作らない場合は火力がババを引きます。だから、ババ抜き評価なら、原発の働率を80%うなづけるところ。 一方、自然エネルギー(風力)はもっとすごいことやってる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB 稼働可能率でみると、風力95%以上、原発73%、火力85%、水力91%だそうで。 稼働可能率の定義は、年間のうち、ちょっとでも発電している時間の割合 なので、最大1000kwの風車で200kw発電している場合でも稼働している、 停止している時間が5%という意味でしかない。 水力は、そんな無茶を主張してない。 最大1000kwの水車で200kw発電なら、設備利用率20%です。 稼働可能率は高くてアタリマエであり設備利用率がナンボであるかが問題なんだが... 以上で、原発以外もデータを操作してることの証明とします。 あと、スペインの風力発電ねえ。 地形的要因が主な理由でしょう。 日本に比べ平地の割合が多いし、人口密度も低いため。 まあ、日本の森林(国土面積の2/3)の相当部分を伐採し、山を切り崩す、という類の自然破壊をしていいなら、スペイン並みの風力発電量を確保できる、ということにしておきます。日本の国土面積はスペインの70%、人口はスペインの3.5倍なので、スペインと同じだけの努力を日本が行った場合とは、国土面積当たり発電量が同じ、1人当たり消費電力も同じ(日本のほうが多いけど。)とすると、 スペインの風力が電力量ベースで21%だから、日本に換算すると4%ということ。 でも、それすら、森林破壊しまくりでないと達成できない(スペインは、国土の大部分は平地)からなあ。個人の価値観なので、自然破壊を伴っても風力支持するならご自由に。(私自身、どっちがいいか???状態です。) P.S  私は原発容認派かつダム派です。風力太陽光はNG派。一応明記します。まあ、極端な意見だけは避けるようにしているつもりだし、今後、新規に原発用地が確保できるとは思っていません。(原発の短所に列挙したとおりです。) だからこそ、水力をべらぼーに安く見積もる行為こそアホ行為に見えます。

  • syounan2
  • ベストアンサー率17% (53/300)
回答No.20

もうきれいごとではなく、本音で真実を語るべき時なのです。 これ以上国の借金が今までどおりに増え続けたら、破たんするでは?あるいは、12人が一人の老人を支えていたのが、今や4人で一人を支え、やがてふたりで一人を・・・・・どう考えても年金制度は破たんするのでは?!冷静に考えるほど先が見えるわけです。 冷静かどうかではなく、冷静に考えれば考えるほど、これ以上核のゴミを増やさない必要があります。冷静に考えなかったからこそ、活断層の真上に原発を作り続け、そもそも地震国に不向きなMark1という原発を導入し、全電源喪失もあり得ない、したがってメルトダウンもあり得ない、あり得ないから、想定もしなければ、訓練すらしなかった・・・・・ 2009年の審議会で、平安時代の869年に起きた貞観津波の痕跡を調査した研究者が、同原発を大津波が襲う危険性を指摘していた。  東電側は「十分な情報がない」として地震想定の引き上げに難色を示し、設計上は耐震性に余裕があると主張。津波想定は先送りされ、地震想定も変更されなかった。この時点で非常用電源など設備を改修していれば原発事故は防げた可能性があったのでは?どこに冷静な考えがありますか?冷静に考えていれば深刻事故は防げたのではないでしょうか。もうきれいごとや先送り、見て見ぬふりは止めましょう。 これが冷静に考えるということではないでしょうか。

  • yashu2002
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回答No.19

正直、私は原発反対です。その観点で私の回答を参考にしてください。ほかの方の回答と重複する部分はあるかと思いますが、ご容赦ください。 (1)発電コストについて 他の方の回答や補足で、原発の発電コストが見方によって、大きく変動する点がありました。 これはなぜだと思いますか? 建設コストと燃料費、稼働率以外の要素が非常に大きいことがあるからです。 導入するにあたり地元への補助金や、技術的に未確立な廃炉や使用済み燃料の最終処分の見積もり、そういう要素が大きく占めること自体問題だと考えます。 (2)福島原発の事故対策費用について 除染や廃炉を含めると最終的に100兆円を超えるといった記事もあります。原発の発電コストにこの費用を含めたら、発電コストは大幅に上がります。原発は安いと言えるでしょうか? (3)自然エネルギーについて スペインでは、風力発電の割合が一番高いって知ってますか?日本はなぜ普及していないか知ってますか?技術的な問題ではないでしょう。 安定化には、原発のためにつくった揚水発電や電池を利用すればよいでしょう。電池の課題は高コストです。技術革新と生産技術の向上にお金をかければ可能でしょう。 もんじゅはこれまで2兆円近くの費用がかかっていますが、実用化の目途はまったく立っていませんので、とっととやめてこのお金を電池の研究等に回せばよいと思います。普及を後押しすればあっという間にコストは下がるでしょう。 (4)廃炉と最終処理について これは、ほかの方の回答にもあったように政治的・技術的に確立していません。「廃棄方法が確立されれば済んでしまう問題なのですから。」と言っても、何も目途の立っていないものに、軽く扱うのはなぜでしょうか?いつまで立っても確立しない可能性もあるんですよ?どうするのでしょうか? (5)地震のリスクについて 東北大震災は、1000年に一度レベルの大地震・津波でした。ですから、震源地近辺の仙台周辺はしばらく大地震は来ないと思います。 逆に東海や下北は、東北大震災がおきた影響で、これから1000年に一度レベルの大地震が発生する確率が上がっています。 浜岡原発は停止していますが、原子炉に燃料が残ったままなので、東海地震が発生したら福島原発のような事故になる可能性があります。 下北で大地震があったら、六ヶ所の処理場が事故になる可能性があります。ここには莫大なウラン等があり、ここが事故になったら、日本どころか北半球に影響を与えます。 (6)原発の導入スキームについて 導入する自治体に莫大な補助金を提供することで、原発を導入していますが、福島はどうなったでしょうか?地元の人は、補助金をもらったからといって、福島原発の事故を黙認できているでしょうか?彼らを納得させるためには、完全に元に戻すか、さらに莫大は補償金が必要となるでしょう。 最後に 原発がないと電気料金が上がることを懸念する方もいますが、原発の事故費用を国や自治体が負担するのではなくすべて東電が負担したら、何倍も料金を値上げしないとならないでしょう。国や自治体が負担しているから、東電は何とかやっていけているのです。

  • reflector
  • ベストアンサー率7% (37/491)
回答No.18

質問者さんは、大学生ではなく回答者の反応をみながら喜んでいるSな(SM系)人なのでは? #17 回答者:syounan2 さんへ そんなに熱く語らずに冷静に行きましょう。 >今ある発電方法より、エコで低コストでクリーンで地球にやさしい夢の新発電方法がいずれ開発されるので、その時に改めて原発の是非に関する論争をしましょう!程度の結論でよいのではないですか?! 事実です、この内容に準じます。 >原発を廃棄しても廃棄場所が不要になるわけではありません。 >廃棄方法と最終処分地の問題は原発を存続しようと廃棄しようと避けられない問題です。つまり今すぐ慌てて原発を廃棄する意味がないんです。 これは事実であり、回答者:syounan2 さんは熱く反論する理由すらないですよ。 一度炎を燈したら廃炉にするには、容易ではない。 地中に埋めるか宇宙空間に移設するかの二種類の選択肢しか残されていない現状です。

  • syounan2
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回答No.17

ANo16のmekuriyaさまへ >つまり今すぐ慌てて原発を廃棄する意味がないんです。 理解力ゼロのようなので、 核のゴミをこれ以上増やさないために原発の稼働を停止し、再稼働を停止するのです。 すぐに原発を停止し廃炉、次の大震災に備え、使用済みの核燃料も安定的に保管する執拗があります。 次の原子力関連施設で深刻事故が起きないように一刻も早く手を打たねばなりません。 ノー天気な想定外という言い訳はもう聞きたくありません。

  • mekuriya
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回答No.16

今ある発電方法より、エコで低コストでクリーンで地球にやさしい夢の新発電方法がいずれ開発されるので、その時に改めて原発の是非に関する論争をしましょう!程度の結論でよいのではないですか?! 最後にもう一度言います、原発を廃棄しても廃棄場所が不要になるわけではありません。廃棄方法と最終処分地の問題は原発を存続しようと廃棄しようと避けられない問題です。つまり今すぐ慌てて原発を廃棄する意味がないんです。

  • syounan2
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回答No.15

廃棄方法と最終処分地ですよ、処分地!日本みたいなせっまい国では処分地はないのです。一時保管・中間処分地ですら、受け手がないのですが・・・・・ たった200トンでも行き場がないのに、夢みたいな話するなら、今ある発電方法より、エコで低コストでクリーンで地球にやさしい夢の新発電方法がいずれ開発されるので原発は必要なし!程度の結論でよいのではないですか?! 最後にもう一度言います、夢の新発電方法が開発されても、原発の廃炉が進んでも廃棄場所はないのです。

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  • 原発が発電コストが安いという意味、誰にとって

    政府、政策当事者である政治家などからよく原発は発電コストが安い、であるから原発を動かさないことは電力料金の上昇を招かざるを得ずそのことは消費者である国民に多大なるマイナスの影響を及ぼしてしまう、であるなら限定的にせよ原発を稼動させることを検討せざるを得ない、といった主旨の発言がよく聞かれます。私の率直な印象としては原発が発電コストが安いとはどうにも理解しがたい気がしています。 よく比較の対象となる火力発電と比較して考えます、原発の原料であるウラン、プルトニウムが火力の石油系化石燃料より安価なのでしょうか?それとも、設備、原子力発電プラントが火力発電プラントよりも安価なのでしょうか?私は正直、関心はあるもののそこのところは詳らかにしません。ですが、少なくとも設備、装置に関しては原発が安価ではないと想像します。となれば、原料が火力のそれと比べ圧倒的な価格優位性があるということなのでしょうか? ウラン等の放射性物質の調達コストが石油系化石燃料よりそんなに大きく下回るのでしょうか?これも、素人である私にはあまり想像し得ない結論です。 であるならの私の仮説です。電力会社は原発は発電コストが安いので料金を下げるには原発を稼動させなければならないといいます。電力会社が言う発電コストという意味は、かなりのざっくりとした話にすると 原料にかかるコスト+設備にかかるコスト=発電コスト ではなく、 原料にかかるコスト+設備にかかるコスト-国からの補助=発電コスト という意味ではないのでしょうか? これは、私の推測からの仮説です。 しかし、この説が当たらずしも遠からずということであるならば、電力会社は原発が発電コストが安いというのは間違いにはあたらないでしょうが、国にとって国民にとっては発電コストが安いというのは誤りになってしまうと思います。 ここのところについては説明は不要であるとは思われますが、国からの補助というのは源泉は当然、税金等です、国民等による負担であるからです。 私の推測からの仮説を交え、原発が発電コストが安いということへの疑問点をあげさせていただきましたが、このことに詳しい方おられましたら、お教えいただきたくよろしくお願いいたします。

  • 原発のコストが火力より安いのは税金投入の結果では?

    原発の発電コストは火力発電より大幅に安いと言われています。現在大飯3,4号を除いて日本の原発は全て停止(火力はフル可動)しているので、電力各社は大赤字です。 しかし今回の福島原発事故の処理に要する費用は素人目にも数十兆円です(ほとんど税金では?)。幾ら津波対策をしても想定外の地震、津波がくれば福島の二の前です。事故処理以外にも核燃料再処理や、放射性廃棄物処理も税金で行っているのでは?? 私は原発の発電コストが火力より安いというのは原発に税金を投入している結果だとしか思えません。 発電コストに詳しい方本当に原発は安いのかどうか教えて下さい。

  • 原発の点検とは?

    1、よく「~原発の~号炉点検中」と言いますけど、点検というのは何をするのですか。  2.それから福島原発3号炉ではプルサーマル発電を行おうとしていたそうですが、本当なのですか。点検中ではなかったのですか。 3.もしそうなら、MOX燃料を燃やすのは高速増殖炉でなくてもできるのですか。 4.もしそうなら、他の原発でもプルサーマル発電を行うことができてしまうのですか。 福島原発の事故でやっと、ほんの少し原発についての知識を得たものです。 どうかよろしくお願いします。

  • 原発は要りますか。

    東京電力福島第一原子力発電所の事故処理も良い方向になれば良いのですが、将来は石炭や水資源が多い日本では水力発電、火力発電が見直される様です。 原発が造られる理由は環境破壊が少ない事ですが、今回の人為ミスで原発は見直されるでしょう。 でも風力発電は効率が悪いし、水力発電はダム建設が必要、火力発電は化石燃料に限度がある。結局は原発に頼らざるを得ないと、私は思うのですが如何でしょうか。

  • 原発、今秋再びゼロ。原発はもう不要なのでは?

    → ・原発は、地震活動の活発化した日本列島では極めて危険。 ・原発は、本当は最も高いコストのかかる発電方式。本当は日本経済に莫大な損害が発生し続ける。 ・今後、安全化のために莫大な投資が必要になり、しかも安全にはならない。 ・原発ゼロでも電力不足は起きない。 ・安い代替エネルギーはいくらでもある。 ・火力燃料費の増加問題は、その気になれば短期間に解決できる。 ・公正な自由競争のない電力業界、公正に自由化すれば、それだけで電気代は劇的に下がる。 ・自由化すれば、意味のあるインフラ投資が行なわれ、新産業が起き、新たな大きな雇用創出もできる。 ・不正な「随意契約」と「天下り」、不正な「寄付金」が政/官/業///に配られ、電力業界と原子力行政は不正と悪の温床。 ・国民の電気代の使途/用途には、莫大な金額の無駄が生じている。 電力業界と原子力行政は、まさにまず行政改革しなければいけないもの。 ⇒ これらの真実を、もう、みんなが気が付き始めているのでは? 原発は、本当は全く不要なのでは? ・・・ 『原発遠い再稼働 今秋再びゼロ 不要論拍車も』 東京新聞 2013年1月15日 「原子力規制委員会が原発再稼働の条件となる新しい安全基準を今年七月までに決める。だが、新基準ができても、再稼働はさらに先に延びそうだ。 新基準を基に電力会社が補強工事を計画→規制委が計画を審査→工事に着手-というステップを踏まざるを得ないためで、今秋、再び「原発ゼロ」となるのは必至。何度も原発ゼロを繰り返すうちに「原発不要論」に一段と拍車がかかりそうだ。(加藤裕治) ◇半年超 「電力会社から申請があっても、三、四日でOKとはいかない。一基の審査に半年、一年はかかる」。規制委の田中俊一委員長は今年最初の九日の記者会見でこう語った。 田中氏が言う申請とは、原発の重要な設備に大幅に手を加える場合に不可欠な「変更申請」手続きのこと。 新基準では、 (1)電源喪失対策の強化 (2)航空機が衝突しても安全を確保 (3)テロ対策 (4)格納容器のベント(排気)を迫られても、汚染蒸気を浄化してから排出するフィルターの設置 -など数々の対策が求められそうだ。 一部の項目は完了するまでの猶予期間が設けられる見込みだが、再稼働のためには新基準の全てを満たすことが必須。電力会社は対策工事を規制委に申請し、ようやく工事に取りかかる。この時点で、既に来年になっている見込み。 唯一稼働中の関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機も今年九月には定期検査に入り、再び原発ゼロになる。 ◇難工事 新基準に基づく工事も難しく、大がかりなものになり、長期化が予想される。 ベントフィルターを設置するには、分厚い格納容器に穴を開ける非常に難しい工事が必要になる。航空機衝突対策では、原子炉からやや離れた場所に頑丈な建屋を建設し、制御室や非常用電源、原子炉の冷却装置を備えることが検討されている。 工事には一基当たり百億円単位のカネがかかるとみられ、規制委の事務局職員からは「経済的に見合わないと判断し、再稼働を断念する電力会社もあるのではないか」との声も聞かれる。 新基準で再稼働のためには何が求められるかによって、電力会社の経営にも大きな影響が出る。このため規制委の新基準検討チームの会合には毎回、黒や紺のスーツ姿の電力会社の社員らが多数傍聴に詰め掛けている。 ◇長期化 国内に五十基ある商業用原発のうち、早めに審査が進みそうなのが、活断層などの問題を抱えていない九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)。それでも来夏前に対策工事まで完了するかどうかは微妙な状況だ。 その他の原発は審査に時間がかかる見込み。特に多数の活断層があると指摘される福井県・若狭湾の原発では、大規模な対策工事が必要になる可能性がある。 規制委は「国民の安全が最優先」との理念を掲げ、田中氏は三年以内に全原発の審査を終えるのは不可能との見通しを示している。原発ゼロ、動いてもわずかという状況は来夏を越えて長期化すると予測される。 関電のように、原発依存度が高い電力会社は今後、追加の電源確保を迫られるのは避けられず、コスト削減などの合理化努力も求められる。」 ・・・ ◆巨大地震がいくつも来る。 日本列島は千年に一度の地震/地殻変動の世紀に入った可能性が高い。 しかも、玄海と川内原発以外の全ての原発の直下もしくは近くに活断層が走っている。 原発は、日本列島には危険すぎる。 もし直下の活断層が動いたら、どんな地震対策も全く効果が無い。建屋自体が引っくり返されてしまうのだから。 その時は、福島原発事故どころではないものすごく大量の放射性物質が飛散し、日本全土が破滅してしまう。 ◆電力不足は、今でも、原発ゼロでも起きない。 ◆火力燃料費の増加問題は解決できる。 最近、火力燃料費の2~3兆円の増加問題が指摘されているが、この問題は老朽石油火力を先端天然ガス火力に短期間に転換することで解決できる。 天然ガス(LNG)の価格は石油の1/2~1/3。石炭はもっと安い。さらに、天然ガスの価格は今後4年後から劇的に下がって行く。 現在の発電コストは、石油火力36円/kWh、天然ガス(LNG)火力10.7円/kWh、石炭火力9.5円/kWh。 例えば、天然ガス(LNG)火力の100万kWクラス20基(1基1000億円、20基2兆円)を、5年で新設すれば、原発など無くても、火力燃料費は増加ではなく減少する。採算性がものすごく良いので民間資金で調達可能。 ちなみに、 天然ガス火力のCO2排出量は、石炭火力の1/2。 天然ガス火力の直接の排熱量は、原発の3.5分の1。 天然ガス火力の熱効率は60%で、原発の2倍。 天然ガス火力の建設費は、原発の5分の1。 天然ガスは、シェール革命により可採年数が400年とも言われ、世界中から安価に安定に供給可能。 → 40年前とは違って 現在は、原発の経済合理性など全く無い。 ◆電気代は、公正な電力自由化をすれば、大幅に下がる。 しかし、自民党が、公正な自由競争化を邪魔する。 ※不条理なことに、それでも原発を推進しようとする人たち

  • 原発稼働についてのアンケート

    今回は真面目な内容です。 『原発は必要か』に関して意見を頂きたいです。 私は電気主任技術者という資格を持っております。 原子力発電で賄われる強力且つ安定的な電力は、コストも効率も火力より良い。代替エネルギー案が出てきている現在、そのほとんどがピーク電力供給にしか寄与せず、原子力や火力のようなベース電力の完全なる代替ではありません。 夜間の余剰電力も揚水発電の水を引き上げるのに用いられます(ちなみにピーク電力供給です)。しかし、水力発電は発電電力が水位の影響を受けるため、夏場の水分の蒸発の分のロスも生じます。 福島での事故は人災であり、耐用期間も過ぎていたなど多々問題があった上で起きたものです。 福島の賠償が進まないのも、原子力発電所の立地給付金という周辺住民へのお金を還元する形をとっているため、黙認させられているのです。 これも問題なのかと思ってしまいます。 リスクの問題は今後の課題ではありますが、運用次第だと思います。 今、脱原発を謳って政治家がマインドコントロールのようなことを国民にかけようとしていますが、果たしてそうでしょうか? 火力発電が成り立っているのも、化石燃料がまだ枯渇していないだけであって、枯渇してしまえばベース電力を供給する術を無くしてしまいます。元々、原子力発電はこのような問題があったから建設されたのであって、今の世論はその根幹を否定するものとなってしまいました。 すると、電力需要とともに発展してきた日本の産業の衰退は加速度を増すばかりです。 みなさんはいかがでしょうか?私は原発は残すべきだと思います。

  • 原発のない沖縄の安い電気料金まで脱原発で上がるの?

    本土より安い、原発のない沖縄の電気料金まで脱原発で上がるのですか? 勝手に事故を起こした本土の影響で、原発のない沖縄の安い電気料金までとばっちりで上がったら、沖縄の人って黙っちゃいないですよね? http://d.hatena.ne.jp/lalablog/20121215/1355568058 本来、誤った投資で不良資産を抱え込んだ責任は その会社自らが責任を持つのが、 資本主義社会では当たり前の事ですが。 勝手に事故を起こして 原発止めたら、電気料金を上げるって?  投資先を誤ったシャープが不良資産で転げ落ちてるのに、 国民に責任を転嫁しようなんて、 電力会社さん虫が良すぎませんか? それに、そんなことしたら、 原発がない方が電気料金が安い とばっちりで電気料金を上げられる 原発のない沖縄が ダッマっちゃいないんじゃないですか? それとも、 沖縄だけ電気料金が上がらないとしたら、 本土は、コストで沖縄に勝てなくなりますね。 原発会社のせいで、別の沖縄問題勃発か? 実際、沖縄電力と東京電力での一般的な家庭向け従量電灯料金を比較すると、271kWhぐらいまでは、原発のない沖縄の方が電気料金が安かったりしちゃいます。また、271kWh以降の電気料金も、沖縄電力と東京電力とではほとんど差がありません。」 原発のない沖縄の電気料金体系 http://www.okiden.co.jp/service/individual/menu_specific.html 料金単価表 最低料金 最初の10kWhまで 1契約 383.69 電力量料金 10kWhをこえ120kWhまで 1kWh 21.86 120kWhをこえ300kWhまで 〃 27.15 300kWhをこえる部分 〃 29.04 原発事故の東京電力の電気料金体系(従量電灯B) http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/home02-j.html 料金単価表 基本料金 30A 1契約 819円00銭(←沖縄では基本料はない) 最初の120kWhまで(第1段階料金) 1kWh 18円89銭 120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 1kWh 25円19銭 上記超過(第3段階料金) 1kWh 29円10銭 使用電力 沖縄, 東京 100kWh 2351.09,  2708.00 150kWh 3602.80,  3841.50 200kWh 4960.29,  5101.00 250kWh 6317.79,  6360.50 270kWh 6860.79,  6864.30 271kWh 6887.94,  6889.49 272kWh 6915.01,  6914.68 273kWh 6942.24,  6939.87 274kWh 6969.39,  6965.06 275kWh 6996.54,  6990.25 276kWh 7023.69,  7015.44 277kWh 7050.84,  7040.63 278kWh 7077.99,  7065.82 279kWh 7105.14,  7091.01 280kWh 7132.29,  7116.20 300kWh 7675.29,  7620.00 400kWh 10579.29,  10530.00 499kWh 13454.25,  13410.90 グラフにすると、以下の通り。 赤いラインが沖縄の電気料金 青いラインが東京の電気料金 しかも、シェールガスによる天然ガスの価格低下で、アメリカでは、原子力発電が火力発電のコスト競争に負け、続々廃炉とか!! http://d.hatena.ne.jp/lalablog/20121215/1355552188 電力会社さん。国民に原発の責任を押し付けないでね!

  • 大飯原発の運転再開

    政府は、大飯原発の運転再開を決めました。 この事に対して私は、異論を持っていませんし、逆に何で、福島の原発事故が 起きたからと言って、全国の原発を止めなければならないのか、理解しがたい 物がありました。 電力供給事情、を考えると責任ある立場の決断だったと思います。 単に、原発が好きか、嫌いか・・・と言う質問に「好き」と答える人は、いないでしょう。 でも、現実問題、化石燃料を燃やす火力発電がメインで、将来を通して安定的に電力供給は、 できなし、太陽光発電の長所ばかりが強調されていますが、あくまで、補助的 な役割しかできないものです。 節電、節電と叫んでいますが、将来にわたって、電気使用の自粛をするのでしょうか? 電気の無駄遣いは、悪い事ですが、必要な電力は、必要なだけ供給する体制は、 重要だと思います。 省エネ商品は、増えていますが、生活が豊かになって、使う数、時間が増えてくれば、 電力使用は、減らない物です。 基本的に、経済成長が続けば、電力使用は減る事は、 ないと思います。 ・・・と言う事で、原子力発電は、これからも、一定割合で、必要と思われます。 ただ、今回の運転再開で、どの程度の具体的な安全面の改善が行われたのか、はっきり しない物があります。 今回の事故を踏まえて、どんな事があっても、原子炉の冷却維持 だけは、確保しなければならないと思います。 ・・どなたか、大飯原発で講じられた、安全対策が載っているリンク先を教えて下さい。

  • 原発立地住民の反対を無視して良いのか?

    地震大国日本で基準地震動を超える地震が原発に到来しないというのは、あまりにも楽観的と言わざるをえず、原子炉本体に発生する放射能漏れ事故もさることながら、福島事故では核燃料プールが破断を免れ、ガレキがなだれ込むなどによって使用済み核燃料が大きく損傷しなかったのは誠に幸運と言うしかない。 日本の原発はその安全技術や設備が万全ではないとの疑念が残るというのにとどまらず、むしろ確たる根拠のない楽観的見通しのもとに初めて成り立つ脆弱なものと言わざるをえない。深刻な事故はめったに起きないだろう、という見通しの下に全ての対応が成り立っている。 推進論者は原発稼働で電力供給の安定性・コストの低減につながるというが、極めて多数の人々の生存そのものに関わる権利と、電気代の高い低いの問題を並べて議論すること自体、倫理的・法的に許されるものではない。 コスト問題に関して国富の流出や喪失の議論があるが、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることこそが国富の喪失である。 更に原発稼働がCO2削減に資するもので環境面で優れているとの主張があるが、福島事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染であり、環境問題を原発運転継続の根拠にするのは、甚だしい筋違いである。 以上の論点を含む趣旨で原発立地とその周辺住民は原発の建設と再稼働に反対しているが、その意志を無視して原発建設・再稼働を実施して良いのですか?

  • 原子力発電所について

    先日、反原発派の方が僕の大学の外でビラを配っていて、 すごく興味深いことが書いてありました。 題名は『ウソだらけの原発』です。 その記事に以下のようなことが書かれていました。 (1)ウランを燃料にして原発で燃やすまでの工程で膨大な資源とエネルギーが投入されるため、エネルギー収支はマイナス。 (2)燃料の加工、原発の建設・運転の全過程で、膨大な化石燃料を消費する。原発の第一次的な燃料は石油・石炭なので原発こそが最大のCO2放出源。 (3)原発は、原子炉の中で作られた熱の2/3は海に捨てられる。発電所というのもおこがましい。 (4)ウラン燃料を製造するコスト、稼働率の低さとランニングコスト、使用済み燃料の処理問題、耐用年数を過ぎた廃炉のコストなどを加味すると、原発は、火力や水力発電よりも高コスト。 (5)石油の可採年数は伸びているため石油枯渇はウソ。 (6)人類が、化石燃料を大量に消費し始め、CO2を大量に放出しだしたのは、戦後の1946年から。他方、地球温暖化という現象が起こっているのは、1800年代初頭から。つまり、人類のCO2大量放出の以前から地球温暖化は起きている。つまり地球温暖化は、自然現象だ。 (7)電力需要のピーク時でも、過去の実績でみると、最大電力需要量が、火力と水力の合計を超えたことはほとんどない[図表6]。実際03年東電は、首都圏に送電する原子炉17基をすべて止めたが、真夏でも停電は全く起こらなかった。 因みに、執筆は元京大原子炉実験所助教授の方で、専門は中性子物理らしいです。 最初は僕も反原発はあまりにも非現実的だと思ってたのですが、 もし以上のコトが本当だったら、確かに原子力発電はすごく不経済なのではないでしょうか。 詳しい方解説お願いします。