- ベストアンサー
英訳「千の風になって」の正しさについて
- 「千の風になって」という歌の英訳について、冠詞や単数・複数の関係に疑問を持ちました。
- 英訳は「I am a thousand winds」とされていますが、これが正しいのかどうか不明です。
- 単数を表す冠詞「a」と最後の「winds」の複数形の関係について、文法的にどのように説明されるのか疑問です。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
この a は、winds ではなく単数形の thousand に係っています。a thousand ~ で「千の」という意味になり、winds は千の風ということで複数形になっています。
その他の回答 (4)
お礼、ありがとうございます。#2です。 No.4 woodpeckernkd様のご回答を拝読して、「しまった、それだったか!」と反省です。 つい、a thousand=きっちり1,000というイメージのまま、辞書を引き直さずに回答を書いてしまいました。 先の回答を撤回してお詫び申し上げ、No.4 woodpeckernkd様のご回答通りということを確認するということで、再度回答申し上げます。 改めてthousandを辞書を引いて確認すると、 http://kotobank.jp/ejword/thousand >[形]1,000の, 1,000人[個]の;多数[無数]の > a thousand times easier > はるかにたやすい >A thousand thanks. > ほんとうにありがとう(▼ていねいな強調) >Not [Never] in a thousand years! > ((略式))絶対ない[いやだ] > I owe you a thousand apologies. >いくらおわびしても足りません(▼ていねいな強調) ということで、「多数の」「無数の」の意味で、a thousandが使えることを失念していました。そういうときは、thousands ofと書くというような思い込みです。 ですので、作詞された方は少しも文法を破っておられないのに文法間違いと言ってしまい、回答者様には間違いを申し上げてしまい、また歌を間違って貶すようなことを申して、特にファンの皆様を傷つけ、みなさまに深くお詫び申し上げます。 No.4 woodpeckernkd様には、的確なご回答によって、教わることができ、また間違いを放置することを避けることができましたことを、大変に感謝申し上げます。 P.S. ちなみに上記辞書に、名詞用法のa thousand and oneでも同様に「無数の」で、「千夜一夜物語」の英語タイトルは、"A Thousand and One Nights"であったりします。
お礼
再度のご丁寧なご回答、大変ありがとうございます。 また、色々とお教え下さいまして、大変参考になりました。 ありがとうございました。
- wyeatearp
- ベストアンサー率43% (110/254)
文法をいうならこれは仰有るようにおかしな文章です。が、前回答者のいわれるように英語の「原詩」がそうなっているなら、これは明らかに意識的な語法だから抗弁無用ですね。ただ、一見複数名詞の thousand winds にあえて不定冠詞 a を被せた作者はこれをを単数名詞と意識している、意識してほしいと思っていることになる。それならば、慣用的には thousand-winds をハイフォンでつなぐ程度の気遣いはすべきだったと思います。ハイフォンなど邪魔だというなら別な話ですが...。単複にかんするあなたの感覚はごく自然だし文法的には正解です。
お礼
>一見複数名詞の thousand winds にあえて不定冠詞 a を被せた作者はこれをを単数名詞と意識している、意識してほしいと思っていることになる。 No.2様と同様な、「一塊り」のイメージなんですね。 そういうイメージがある場合、このような形もあるということなのですね。 良くわかりました。 ご回答、ありがとうございました。
英語で作詞した人が、thousand windsが一塊というイメージがあるからでしょうね。 strong windのような表現では、何か足りないものを感じたのではないかと。そこで、千の風まるごと、みたいなイメージが浮かんだとも考えられます。 確かに、文法としては破格ではあるんですが、詩的な要素が濃くなると、文法を破ってでも、あるいは、意図的に破ることによって強いイメージを伝えようとするのは、それほど珍しいことではありません。 もちろん、多用すると逆効果ですが、この場合は歌のタイトルでもあるし、最も伝えたいことが込められていると受け取っていいのではないかと思います。 この他の例としては、普通は使わないとされるタイプの二重否定、I never want to see you no more!といったような表現も、わざと使われていたりします。
お礼
>詩的な要素が濃くなると、文法を破ってでも、あるいは、意図的に破ることによって強いイメージを伝えようとするのは、それほど珍しいことではありません。 例としては、普通は使わないとされるタイプの二重否定、I never want to see you no more!といったような表現も、わざと使われていたりします。 そうなんですね。 新しい発見、新しい勉強になりました。 ご回答、ありがとうございました。
- ID10T5
- ベストアンサー率31% (732/2312)
てかI am a thousand winds that blow ...というのは英語がオリジナルで、日本語の方が訳なんです。 http://www.lyricsmania.com/i_am_a_thousand_winds_lyrics_hayley_westenra.html 英語ネイティブが作ったオリジナルにケチをつけても仕方がないと思いますけどね。 そもそも詩ですから、論理性もありませんし。
お礼
英語がオリジナルだったんですね。知りませんでした。 ご回答、ありがとうございました。
お礼
そういう事だったんですか。 改めて、辞書を引いてみたら、仰るとおり、thousandで形容詞の用法があり、a thousand ~ で、「一千の~」という意味になるようです。 There are a thousand meters in a kilometer. 「1キロメートルは1千メートルである」という例文が載っていました。 ご回答、ありがとうございました。