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本を読むスピードについて

rkd4050の回答

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  • rkd4050
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回答No.7

 文学は読んだ後の考察と出力の方が本番なので、読むのが速かろうが遅かろうがあまり関係ないんですよね。結局、論文やら小説やらを仕上げるまでには、それを何度も読み返すことになるわけですから(頭の中での読み返しも含めて)。  漬け物を漬ける作業がいくら速くても、それが熟成して食えるようになるには何日、何年とかかかることに変わりないのと同じ感覚ですかね。365日かかるところを364日と23時間30分で漬け上がります! と言われても、あんまり有難味を感じないと、文学をやっている人は思うわけです。一方、ビジネスマンにとっては、漬ける作業時間の短縮は労賃の削減に繋がるので重要です。  ビジネスマンが速読術を重宝し、文学者が無関心な理由はそういうことです。  ただ、速読は入力技術、文学は考察と出力の技術ですから、技術としては競合しません。ということは、速読術で素早く読んだ後、それを頭の中で文学的に処理することは可能なはずです。文学者は入力速度向上にコストをかける意義を感じないから、やらないだけでしょう。  というわけで私も、何かを読んで考えたことを基に文章を書き上げるまでに何日、という形でしか考えていないので、あまり読む速度そのものを報告することに意味を感じないのですが、前に中上健次の『千年の愉楽』を読んだ時にかかった時間を元に計算したときは1000字/分でした。  速読術を全く知らなくても、情報処理能力が上がれば効率よく文章を読むことができるようになるので、結果として速読に近いことができるようにはなります。たとえば、小説の冒頭で固有名詞が多数出ても、どうせ重要な事物なら後々何度も登場するんだから今無理して憶える必要はないとか、そういうコツを知っていれば、知らない人よりは小説を速く読めるようになりますよね。学生なら国語の試験、資料としての文学小説の読み込み、芥川賞受賞作を読んで批評するとき(笑)などには、こういうスキルは役に立ちます。  そういう意味で、海外から文学を輸入しようと研究していた明治の作家などは常人よりかなり速く小説が(読もうと思えば)読めたと思います。が、彼らは速読そのものを体系的に研究、学習していたわけではないので、仮に速読術をマスターした文学者がいるとすれば、それに比べれは見劣りするはずです。

cough404
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >>ビジネスマンが速読術を重宝し、文学者が無関心な理由はそういうことです。 そういう印象を受けますね。 >>速読術を全く知らなくても、情報処理能力が上がれば効率よく文章を読むことができるようになるので その通りですね。 あと固有名詞を飛ばすのはいいかはわかりませんが(重要でなくてもその背景を感じるうえで大事、例えばプルーストとか)。 速読術にしても使い分けが大事かもしれませんね。遅読だと前半の内容を忘れてしまうこともありますし。一番いいのは情報処理能力をあげる、すなわちもっともっと本を読むということかもしれません。

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