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木造2x6の防音性能

引越しのため、現在物件を探しております。木造2x6の3階建ての物件で気に入ったものが見つかったのですが、防音性能が心配です。やはり、鉄筋コンクリートに比べると、かなり見劣りすると思っておいたほうがよいでしょうか?なお、うちには小さな赤ちゃんがおり、赤ちゃんが発する騒音がご近所に迷惑になるのではないかと心配です。また私自身も帰宅が遅くなることが多いので、深夜生活音も多少出てしまいます。

みんなの回答

回答No.2

>やはり、鉄筋コンクリートに比べると、かなり見劣りすると思っておいたほうがよいでしょうか? 集合住宅であれば、一般的に「鉄筋コンクリートに比べると、かなり見劣りする」と言ってよいでしょう。 集合住宅では、床のスラブ(コンクリート板)の厚みが200mm~250mm、戸境壁のコンクリート厚さも遮音性を考慮して180mm~250mmです。2x6の木造三階建ては、軽量化のために高々50mm厚の木毛セメント板などが使われている可能性が高いです。建築総重量を軽減し、三階建てでも地盤強化などの基礎工事を簡略化してコストダウンを図るためです。結果的に建築主の建築コスト削減に大きく貢献しますが、残念ながら住人の生活に大きく貢献するとは言えません。 木造が駄目ということではないのですが、軽量建築物は遮音性が劣るとういうのは一般論として正しいことです。 カナダなどの寒冷地では、木造住宅の断熱性の高さに注目して木造三階建て、木造四階建ての集合住宅が沢山建てらていますが、「木造=軽量化」という発想ではなく、「木造=省エネ」という点を重視しているので、十分な戸境壁が取られているようです。 高級マンションでは殆ど隣家の音は聞こえませんが、戸境壁の暑さ(=重量)だけではなく、各住戸の間にユーティリティや収納、パイプスペースなどの空間を緩衝帯として配置するなど、間取り上の工夫をし、かつまた床も板張りでなく、カーペットの敷き込み(Wall to wallと言います)にするなど内装も遮音性を重視しています。

回答No.1

防音(=遮音と言いますが)の性能は、構造材(=柱や梁)よりも、下地材(壁や屋根を作るもの)に依存します。 ですから2x6だからというのは決定的な要因ではなくて、壁や屋根に重たい材料をふんだんに使っていれば遮音性は向上します。 具体例でいえば、本格木造住宅のしっくい壁や、工業化住宅のALC版の厚み100ミリ厚を使っている家は遮音性が良いです。もちろん現場打ちの鉄筋コンクリートで覆った重量建築物の遮音性が一番です。音楽家やオーディオマニアなどが現場打ち鉄筋コンクリート住宅を選ぶのはそれが理由です。しかし、幾ら重量のある壁にしても、其の壁に窓を付けると遮音性が台無しになりますので、悩ましいですね。 なお、一戸建て住宅での近隣住宅との間の騒音問題は、建築物の遮音性以前に、家の間隔の大小が問題になることが多いです。 隣接住宅との距離が充分とれない密集地では、隣接側に窓を付けない、壁は重量のある物にするなどの配慮が求められますね。

moving30
質問者

補足

早速のご回答をまことにありがとうございます。大変参考になりました。 先の質問でひとつ説明を忘れておりましたが、検討している物件は、戸建てではなくて、集合住宅の賃貸です。3階建てのマンションっぽいようなアパートっぽいような作りです。外観を見た感じではしっかりしたようにみえますが、賃貸仕様の集合住宅ですから、下地材にも多くを期待しないほうがよいのかもしれませんね。

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