DNAの等密度遠分離法とは?

このQ&Aのポイント
  • DNAの等密度遠分離法は、塩化セシウム溶液を高速で遠心分離することで、濃度勾配を生み出してDNAを分離する方法です。
  • 遠心分離器中の回転半径の大きさによって、重力の大きさが変わり、飽和濃度に影響を与えることで濃度勾配が生じます。
  • 高速とは、一般的には数千回転/分以上の回転速度を指します。
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DNAの等密度遠分離法について

塩化セシウムを使ったDNAの等密度遠分離法の説明の中で,塩化セシウム溶液を高速で遠心分離すると,自然に濃度勾配が生ずることを利用しているとありました。 質問は,この「自然に」という点です。均一に混ぜ合わさった塩化セシウム溶液を高速で遠心分離すると溶液中に濃度差ができるということなのでしょうか。それは物理的にどのような現象なのでしょうか。 あまり混ぜていない塩化セシウム溶液を遠心分離すると密度によって層に分かれるというのなら分かりますが。 それとも,遠心分離器中のの回転半径の大きさで,重力が違いますが,飽和濃度が重力の大きさに影響するなんてことがあるのでしょうか。 また,高速とはどのくらいなのでしょうか。 以上よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • otx
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回答No.1

>均一に混ぜ合わさった塩化セシウム溶液を高速で遠心分離すると 溶液中に濃度差ができるということなのでしょうか。 そういうことです。 >それは物理的にどのような現象なのでしょうか。 物理には疎いので、用語的に正確に言えませんが、 単純に、遠心力でセシウムが引っ張られて、チューブ内で下は濃度が濃く 上の方は薄くなるということです。 この実験では、私がやったことがある条件は 120,000rpm、500,000×g つまり、1分間に120,000回転、その時の力は重力の50万倍です。 50万倍ですよ。なので、 >飽和濃度が重力の大きさに影響するなんてことがあるのでしょうか。 影響があるのです。

mgg02106
質問者

補足

重力が50万gということになりますね。とんでもない大きさですね。 下を外側にして回転しているチューブは,チューブ内に重力勾配ができ,水分子中に浮かんでいる塩化セシウム分子分子は,下ほど大きな重力になるので,下ほど密度が高くなる=濃度勾配ができる・・・ということでいいでしょうか。 分かったような気がします。ありがとうございました。

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