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ミッションコントロールセンターって何をしてるの?
NASAのミッションコントロールセンターで、モニターがいっぱいある机に座りながら、オペレーターの方が何かやっている姿はとてもカッコいいと思うのですが、実際あんなにたくさんのモニターを使いながら何をしているのか、モニターにはどんな情報が表示されているのか、オペレーターの方がどんな仕事をされているのかわかりません。たぶん、日本のJAXA(?)でも同じことをしていると思うのですが、どなたか知っている方がいたら教えてください。 #すみません、初心者なのでカテゴリーも分からず、こちらに投稿させていただきました。
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Missoon Control Center=使命・任務(を)制御(する)中央施設。 簡潔に答えると >実際あんなにたくさんのモニターを使いながら何をしているのか、 宇宙船の制御 >モニターにはどんな情報が表示されているのか、 宇宙船の飛行に関する全て。 ミッション(使命・任務)の遂行状況をモニターするだけでなく、無人の「はやぶさ」は当然、地上で機体のコンディションや飛行状況をモニターして、機体を制御(Control)して、ミッションを達成しなければいけない。 有人宇宙船であっても、数万以上の膨大なチェック項目のある全てを船内の数名で把握するのは事実上不可能だから、クルー(宇宙飛行士)のワークロードを軽減するために、殆どのデータを地上に送って状態をモニターして、必要に応じてクルーに指示を送ったり、直接、宇宙船のコンピュータを操作し、宇宙船を制御してミッションを成功に導く(忘れがちだけど、コンピュータも電力を消費するから、無闇に高性能なコンピュータを宇宙船に何台も積むことは出来ない)。 特に、NASAは宇宙船に搭載するコンピュータに対しては”超”が付くほど保守的なようで、先頃退役したスペースシャトルのコンピュータでも、30年以上前のIBM AP-101を改良して使い続けるなど”枯れた技術”の集大成だったりして、難しい計算は地上の大型・高速のコンピュータを使って答えを出してシャトルに送っていた。 ミッションコントロールセンターは、宇宙船に指示を送る「指揮官」だけでなく、宇宙船の目、耳などの「知覚器官」であり、不具合があったときの対処を指示・実行する「掛かり付け医」でもあります。
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- Sasakik
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おまけの余談・・・ アポロ計画のころ、確か大気圏再突入の軌道計算だったと思うけど、帰還船で処理しなければいけない計算量に対して、搭載できるコンピュータの容量が小さすぎる。一方で、当時の無線通信技術では地上で計算しても帰還船に送れない。 軌道計算が間違っていたら、クルーを乗せた帰還船は大気との摩擦熱で燃え尽きるか、大気の壁に跳ね返されて宇宙空間をあてどなく彷徨うか・・・いずれにしても生還の可能性は限りなくゼロに近い。 で、NASAという世界トップレベルの頭脳集団が見いだした解決策(と言えるのか?)は というと・・・事前に軌道計算をシミュレートして得られた、コンピュータがオーバーフローするまでの所要時間と実際の宇宙船のコンピュータがオーバーフローしてエラーを吐くまでの所要時間が一致することで再突入の軌道上にあると判断したとのこと(予定どおりのタイミングでエラー音が響いて歓声が上がったそうな・・・)。
お礼
分かりやすい説明、ありがとうございました。 初心者の私でも理解しやすかったです。 これからいろいろ勉強していきます!