• ベストアンサー

中国について

人民元を売って主要通貨買いの介入をしないと、為替レートを一定範囲に維持できない理由ってなんですか?? すいませんが、教えてください。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#212174
noname#212174
回答No.2

>人民元を売って主要通貨買いの介入をしないと、為替レートを一定範囲に維持できない理由ってなんですか?? 中国が輸出大国だからです。 輸出した商品の代金は主にドルで受け取りますが、中国の通貨は「元」です。 「ドルを元に両替する」ということは「ドル売り/元買い」となるので当然元は高くなります。(日本も含め輸出が盛んな国は多かれ少なかれそのような構造になっています。) 「元」を高くしたくない中国はドルをなるべく両替せずにそのまま持ち続けています。 おかげで外貨準備高は世界一になりました。(でもドルを使ってしまうとドル安を助長するので思い切って使うことはできません。) このように元高要因を減らしても、中国は投資目的の海外資金が入ってくるのでどうしても「元買い/他通貨売り」となりやすく、それを防ぐために人為的にせっせと「元売り/他通貨買い」介入して為替レートを操作しているわけです。 為替操作(介入)は使えないドル資産をますます増やすことになります。 (参考) 世界の国際収支ランキング http://ecodb.net/ranking/imf_bca.html#CN 中国の外貨準備高推移 http://www.brics-jp.com/china/gaika_jyunbi.html

その他の回答 (1)

  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.1

 生産性が悪いとは言っても、人件費が比較的安いと言うことその他の理由で、中国が世界の工場になっているからでしょうね。  つまり、中国で作った製品が海外で売られます。  代金として、製品の代わりに外貨、まあ、米ドルが中国に入ってきます。  中国で米ドルは使えませんから、ドルを受け取った社長は給料などの支払いのために、ドルを元に換金する必要があります。  米ドルを元に換金したくても、元を持っている人が少なければ、こんな会話が交わされることになります(今1ドル=5元だと仮定)。  A: 1ドル渡すから5元と交換して欲しい。  B: いや、いま元がないので、1ドルもらっても5元はあげられない。2元にしてくれ。  A: 1ドル2元では厳しい。1ドル、4元ならどうか。  B: じゃ、間を取って、1ドル3元ならどうか。  ということで、1ドル5元だったものが、1ドル3元になります。つまり、元高。  すると、円高の日本のように輸出がうまくいかなくなります。  輸出企業が悲鳴を上げる、倒産する・・・ 。  「日本の政府・日銀のように知らんぷりしているわけにはいかんぞ」と、中国政府が思えば、取るべき方法は2つ。  市場が、1ドル5元で交換できるように、 (1) 潤沢に「元」を供給しておく。 (2) 「ドル」を市場から取り去る。  (1)は、比較的インフレなどの危険が高いので、むやみやたらと元札を印刷して市場に出すようなことはせず、(2)を採用することになります。  かといって、デタラメに抜き取る(没収する)わけにはいかないので、やることは「国・中央銀行がドルを買う」という方法になります。これが、「人民元を売って主要通貨買いの介入」ということになります。  逆に向きに言うと、主要通貨買い介入をしないと、AとBの会話のようになって、元が値上がりし、為替レートを一定範囲に維持できないのです。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう