- ベストアンサー
優性遺伝は自然淘汰から考えると優れているのでは?
Mr_Spockの回答
- Mr_Spock
- ベストアンサー率75% (57/76)
>しかし、優性遺伝は相同染色体の片方にだけでもその遺伝子があればいいわけであって、形質(表現型?)として出る確率も劣性と比べて高いです。 >生物は自然淘汰されていると考えれば、優性遺伝の形質は淘汰されないで多く残っていると思うので よくある考え違いですが、まるっきり間違っています。 おっしゃっている理由で、世代を重ねるごとに優性の遺伝子が増えていくと考えているわけですよね。 間違いです。よく考えてみてください。「ハーディ・ワインベルグの法則」を勉強してみてください。 優性であろうと劣性であろうと世代を重ねても遺伝子頻度は変わらないし、したがって配偶子(個体)の各遺伝子型の出現頻度も変わりません。 あなたの考え通りなら、例えばABO式血液型は世代ごとにO型が減ってやがてなくなるということですね。しかし、そんなことはなくて、ある集団(例えば日本人)の血液型の頻度は何世代経ようとかわりません。その集団原初の遺伝子頻度が世代を経ても変わらないからです。 もし特定の遺伝子型や表現型に選択(淘汰)がかかった場合に(たとえばO型の人だけがかかる重篤な病気が発生するとか)初めて遺伝子頻度が変わります。どのような形質に選択がかかるかで優性遺伝子が減る場合も、劣性遺伝子が減る場合もあります(劣性形質に淘汰がかかるより、優性形質に淘汰がかかるほうが、速やかに遺伝子頻度が減ります。なぜなら劣性遺伝子は優性形質をもつヘテロ接合体によって後世に伝わるので)。たとえば「工業暗化」を勉強してみてください。
関連するQ&A
- 優性遺伝子は、なぜ優性になるの
メンデル遺伝で優性遺伝子と劣性遺伝子がヘテロのとき、優性形質が発現されますね。これは分子レベルではどうなっているのですか。 たとえば、劣性形質を発現する酵素に対する阻害剤を優性遺伝子が作るとか、優性遺伝子が劣性遺伝子に相当するDNAを読みとれないようにするとか。
- ベストアンサー
- 生物学
- 常染色体優性遺伝子と劣性遺伝子
遺伝について質問です。 大学入試問題集に掲載されていた問題です。 「異常遺伝子が常染色体上に存在し、症状がヘテロ接合体でみられる遺伝形式を常染色体 優性遺伝という。現れない場合は常染色体劣性遺伝である。 下記の家系図は、常染色体優性遺伝か?常染色体劣性遺伝か? 黒は患者、□は男性、○は女性とする」 答えは常染色体優性遺伝でした。解説は、 「常染色体劣性遺伝だと2、3代目の患者の親で 健常形質を示す4人はともにヘテロ接合体になり不自然 (遺伝病遺伝子の頻度はすくないはずだから)」 とのことですが、意味がわかりません。 「常染色体劣性遺伝だと2、3代目の患者の親健常形質を示す4人はともにヘテロ接合体になり」のところはわかるのですが、 それの何が不自然なのかわかりません。「(遺伝病遺伝子の頻度はすくないはずだから)」 という説明がさらにわかりません。 もし常染色体劣性遺伝だと本来、どういう家系図にならなきゃいけなかったのでしょ?
- ベストアンサー
- 生物学
- 遺伝の優性の法則についての質問です
遺伝の優性の法則で優性の遺伝子と劣性遺伝子がある場合、優性の形質が現れますが、これはどのような作用により起こるのでしょうか?遺伝子によってそれぞれ違うのでしょうか?できれば詳しく教えてください。
- ベストアンサー
- 生物学
- 遺伝問題(大学受験)
遺伝問題についていくつか質問させてください。よろしくお願いします。 ○遺伝問題において連鎖の考え方 両親のうち一方で連鎖している場合、もう一方というよりその問題を通して、その遺伝子は連鎖していると考えていいのですか? ○組み換え価について 組み換えは、減数分裂第二分裂の前期で相同染色体が対合したときに染色体の乗り換えがおこり、その結果遺伝子の組み換えがおこるのだと思いますが、この値は個体により変化しないのですか?組み変わるかどうかは、個体というより細胞により異なるのではないかと思うのですが? ○ 伴性遺伝について 例えばショウジョウバエの眼の色は伴性遺伝の例の一つだと思いますが、赤眼を優性、白眼を劣性とすると、劣性形質が表現型に現れるのは、つねに劣性遺伝子をホモでもつ場合ですか?それともヘテロでも表現型に現れるのですか?私は、伴性遺伝というのは、ホモでもつ場合にのみ表現型として現れると思っていたのですが、なんだかそう考えるとおかしいような問題がありました。今回の例だと白眼はホモで初めて表現型に現れると思いますが、これは白眼が劣性だからでしょうか?もし変異型が優性のものがあれば、ヘテロでも表現型として現れることはありますか? よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 生物学
- 常染色体優性遺伝病について
とても悩んでいる問題があります。 常染色体優性遺伝病があるとして、それが特定の家系においてのみ劣性遺伝するということがあるのか、という問題です。 答えはYESなのですが、イマイチ理解出来ません。 遺伝を単純なデジタルとして考えてはいけない、という事らしいのですが…。 ある遺伝子の異常がとある酵素の発現を障害してしまうとき、ヘテロ接合の時を考えます。大抵の場合体の酵素は余分に作られているので、正常な方の遺伝子がその酵素の必要量の閾値を上回る量を生産出来たら病気は発症しないという事です。しかし優性遺伝病の場合は正常の方だけでは酵素発現が足りたいということ。ここで、この病気がある家系では劣性遺伝するということは、同じ酵素の発現量が片方で閾値を満たせるということですか? 発想の方向があっているのかも良くわかりません… 気になってこんな時間まで寝れませんでした… よろしければ教えて頂きたいです!m(_ _)m
- 締切済み
- 生物学
- 優性、劣性遺伝の不思議
遺伝において、指を組んだ時に左が上にくるのが優性、舌をU字型に出来るのが優性、富士額が優性、耳垢が湿っているのが優性など様々ありますが、私や私の周囲(同僚など)では上記4つで考えるとほとんどが劣性遺伝しています。ちなみに私は上記全てが劣性です。 メンデルの法則では表現型としての優性、劣性は3対1となりますよね。 たまたま私の周囲ではそうなのか、あるいは遺伝子頻度が1対1ではないからなのか、どう思われますか? (血液型で劣性であるO型が日本人の30%を占めるのは、O型の遺伝子頻度が大きいからですよね?) 特に耳垢が湿っている人を今まで見かけた記憶はほとんどないのですが、たまたまでしょうか? 皆さんの周囲ではいかがですか? 教えて下さい。
- 締切済み
- その他(生活・暮らし)
お礼
ありがとうございます。 ある条件が満たされる集団の場合、世代を重ねても遺伝子は変わっていかないのですね。「ハーディ・ワインベルグの法則」ですか、そんな研究がされていたとは。 「工業暗化」は暗い色の蛾が増えていったという話ですね。