交通事故を起こした取締役に、辞任を求めたいのですが

質問

役員規程に、「取締役が交通事故を起こした場合、辞任しなければならない」「逮捕された場合には辞任しなければならない」「起訴された場合には辞任しなければならない」といった規定を置くことは、法律上、有効でしょうか。

会社法331条３号、４号によると、訴訟で刑罰が確定した者については、一定期間取締役としての資格を失うとされていますが、まだ、訴訟で刑罰が確定していなくても、事件・逮捕・起訴の段階で、取締役としての業務に支障が生じるので、辞任を求めたいと考えております。

ただ、法律上、委任契約の終了事由（民法653条）や取締役の欠格事由に該当しない事故の発生・逮捕・起訴の段階で辞任を求める規定を置くことは、過度の制限として無効とされてしまうのでしょうか。

もし、無効ではなかったとしても、このような規定を置いた場合、辞めさせようとしている取締役との間でトラブルが生じるでしょうか。
他に、事件・逮捕・起訴の段階で、取締役に辞任してもらう方法としてはどのようなものがあるのでしょうか。

会社法務や法律に詳しい方、よろしくお願いします。

回答No.2

noname#211894 · ベストアンサー

置くことは出来るでしょうけれど、文言としては中学校の校則以下です。

「交通事故」の程度は？
軽い、バンパーを壁に接触させるような自損事故でも交通事故は交通事故です。
その程度でクビはちょっとおかしいんじゃないの？
そりゃトラブルにもなるでしょう。

逮捕された場合もそう。
誤認である場合もあります。
不起訴になる場合もあります。

基本的には、「起訴されたら」役員は辞任する。社員は解雇する。なら、妥当でしょう。

お礼

そうですよね。
法律上は有効でも、後々トラブルにならないように、文言を十分検討したいと思います。

お返事いただき、誠にありがとうございました。

回答No.1

aokii

役員規程でしたら、「取締役が交通事故を起こした場合、辞任しなければならない」「逮捕された場合には辞任しなければならない」「起訴された場合には辞任しなければならない」といった規定を置くことは、法律上、有効でしょう。

お礼

ありがとうございます。

法律上は問題なさそうとのことで、安心しました。
文言をよく吟味し、他の者とも相談の上、規定を作成しようと思います。