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色素増感太陽電池の色素の付け方
こんにちは、色素増感太陽電池というのがありますが、一体どうやって半導体に色素を付着させているのでしょうか。調べた限りでは半導体そのものを色素を溶かした溶液に浸すという方法がありましたが、そういうものでしょうか。何かコツというか、特殊な方法があるのではと思い、質問させて頂きました。ご教示頂ければと思います。宜しくお願いします。
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「色素溶液に半導体電極を浸した後、半導体電極を引き上げて乾燥させる」というのが一般的だと思います。 有名な色素としてルテニウム錯体がいくつも知られていますが、多くの場合、配位子上にCOOHがあります。このCOOHが半導体電極表面に吸着します。 色素用ルテニウム錯体の構造は http://www.sigmaaldrich.com/japan/materialscience/org-electronics/rutheniumdyes.html などを見ていただければ。 また、色素増感型太陽電池の作成手順は http://kuroppe.tagen.tohoku.ac.jp/~dsc/cell.html がわかりやすいと思います。 さて、ご質問の「色素をうまく吸着させる方法」ですが、これはいろいろと試すしかないようです。 溶媒の種類、濃度、浸漬時間、洗浄時間、乾燥時間など、実験を繰り返すそうです。 困ったことに、色素と電極の組み合わせによって、最適条件が微妙に異なるらしいです(実際に実験をやっていた人が愚痴をこぼしていました)。
お礼
なるほど、確認することができ大変勉強になりました。ありがとうございます。