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花のつくりについて
中学校の理科で花のつくりについて勉強しました。 そのなかで、 「花のおしべの先には花粉が入った花粉ぶくろ(やく)がある」 と習ったのですが、 すべての花にやくはあるのでしょうか。 花粉がむき出しで、袋に包まれていないものもあるんじゃないかなぁ、と思ったのですが…。 回答よろしくお願いします。
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>すべての花にやくはあるのでしょうか。 > 「両性花」と呼ばれる雄(お)しべも雌(め)しべも両方共持つ植物は 全て、葯(やく)があります。 ただし、「単性花」と呼ばれる植物もあります。 ようは、雄花と雌花(あるいは、雄株と雌株)が分かれている植物です。 単性花の場合は、雌花(あるいは雌株)には葯…というか、雄しべがありません。 あっても、特に葯は花粉ができる前に死んでしまいます。 ということで、全ての花に葯があるのかという問いに対しては、 「ないものもある」とお答えいたします。 >花粉がむき出しで、袋に包まれていないものもあるんじゃないかなぁ、と思ったのですが…。 > 面白い想像ですね。私は好きです。 まず、袋の役割を考えてみましょう。 袋(葯)は未成熟な花粉を守る役割もあります。 特に、乾燥から身を守るのに役立ちます。 昆虫などから食べられるのを防ぐのにも役だっています。 あともう一つ。 花粉がむき出しのままだと、花粉が成熟する前に落ちてしまいませんか? 花粉はいきなりポンと完成形が出てくるものではなく、 細胞が分裂して、花粉として育って行きます。 やろうと思えば、むき出しのまま花粉を育てることも可能かもしれません。 私の不勉強もあり、かつて、そんな植物がいなかったとは断言できません。 ただ、現存する陸上植物にそんな植物がいません。ということは、 コスト、リスクが高すぎて不利だったということかと思います。 以上をまとめます。 葯がなければ、花粉はありません。 花粉があれば、葯があるということですね。
お礼
わかりやすいご説明ありがとうございました!! やくがなぜ必要なのか、勉強になりました。