捕鱼歌と采桑歌の詩について知りたい

このQ&Aのポイント
  • 捕鱼歌と采桑歌とはいつ頃書かれた詩であり、どちらも練習に適していると言われています。
  • 采桑歌は春の朝早くに桑の葉を取りに行く様子を描いた詩であり、捕鱼歌は長江の夜空で漁をする様子を描いた詩です。
  • 捕鱼歌の順番については、(1)(2)(3)(4)と(1)(3)(2)(4)の両方のバリエーションが存在しますが、正解は特にありません。
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捕鱼歌 采桑歌/曲

韻母には「捕鱼歌」という詩が、 声母には「采桑歌(または采桑曲)」という詩が、 それぞれ良い練習になると聞きました。 より深く知った方が練習の時に楽しいと思い調べたのですが、 以下3点が分からなかったので、質問させていただきます。 1)これらの詩はいつ頃、誰が書いた物でしょうか。 (捕鱼歌は杜牧という人だとの説を見かけましたが、正しいですか?) 2)日本語に訳すと下記のようになると思いますが、合っていますか? 采桑歌 春日起每早,采桑惊啼鸟 (春は毎日早起きし、桑の葉を取りに行くと鳥が驚いて泣き声をたてる) 风过扑鼻香,花开落,知多少? (風が鼻にあたるとよい香りがする、花が咲いて落ちたが、どれぐらいの数だろう) 捕鱼歌 (1)人远江空夜, 浪滑一舟轻。 (人は遠く長江の夜空の下、波間に小船を走らせる) (2)儿咏欸唷调, 橹和嗳啊声。 (子供がなにかを呟き、櫓はパシャパシャと音をたてる) (3)网罩波心月, 竿穿水面云。 (網は波間の月をとらえ、竿は水面(みなも)の雲をうがつ) (4)鱼虾留瓮内, 快活四时春。 (魚と蝦は器のなかにある、この四六時中楽しい春の日よ) 3)「捕鱼歌」の順番で、(1)(2)(3)(4)と(1)(3)(2)(4)の両方を見かけましたが、どちらが正解ですか?

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  • yanhua
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回答No.2

質問1)回答 『采桑歌』も『捕鱼歌』も周有光作と思っていたので、改めて確認しました。 原典での確認はできませんでしたが、両方とも[周有光]作と考えてよさそうです。 理由: 1.ここの15頁に《捕鱼》も周有光作の表示あり。       (時々頁が狂うので探してください)。  http://wenku.baidu.com/view/1c11fcd384254b35eefd3424.html 2.『采桑歌』と『捕鱼歌』掲載し夫々に出典明記(頁の下の方)。  http://blog.sina.com.cn/s/blog_5deec9290100c4xu.html    据周有光《汉语拼音方案基础知识》语文知识出版社,1995. *他にも同じ趣旨を記したサイトは多く有ります。 参考:周有光(1906年1月13日-)(105歲),原名周耀平。 《汉语拼音文化津梁》周有光著 の序言(2007年7月13日)に当年102歳の記述あり。若い頃は経済・金融分野の教授、後に文字・言語分野に転向し汉语拼音方案策定に寄与した。国粋主義文学者とのことですが、漢・英・法・日の各言語に通暁していたそうです。 *『捕鱼歌』が杜牧(803年貞元19年- 853年)作という出典は?唐代末期の詩人ですから、時期的にも拼音とは重なりません。杜牧は中古音の研究で引き合いに出ている例があるので混同なさったのかも...。 質問2)回答 日本語訳はおおむねよろしいと思います。 文語調読み下しか口語訳か、後者に近づくほど拘束が減るので、原語の意味と風景を正しく把握すれば、日本語表現は自由度が上がります。以下、細部は省いて気づいた点のみ(私の感性です)。 『采桑歌』 やや説明的に過ぎる感じはあるものの、口語訳で分かり易くできていますね。 『捕鱼歌』 ・(1上)空:虚しい、することがない・・・夜空の下は無理があります。 ・(1下)浪:ここでは波でなく、気まま では?       滑は自動詞扱いがよろしいのでは。 ・(2上)儿:若者、男、ますらお。 欸唷は櫓をこぐ掛け声、舟歌。 ・(2下) 橹和嗳啊声は櫓の軋る音。   注:中国語擬声語は音を表記せず、状況を示す語句を付けて表す場合が多いので、どんな音か分かり難い。嗳啊声 もその類。    典型は、“啊!”的一声惨号⇒ぎゃあ!        发出“啊!”的一声惊叫⇒きゃあ! など。 ・(4上) 鱼虾:水産物ですから、獲物の意。鱼と虾も可。       瓮は器も可ですが、中国では川筋の漁師は甕に水を張って魚を運んだので、かめにしたいところです。 ・(4下) 四時:書面語では四季。一般には朝昼夕夜ですから文語調ならば四時しじ、四六時中ということでしょうか。 質問3)回答  私の認識は(1)(2)(3)(4)でした。原典に当れないのでWebで調べてみると、殆どの記事で(1)(2)(3)(4)です。 例えば、出典を明記している上述のhttp://blog.sina.com.cn/s/blog_5deec9290100c4xu.html ところが、それなりに信用度の高い百度(中国のgoogle相当)の記事、上述のhttp://wenku.baidu.com/view/1c11fcd384254b35eefd3424.htmlでは異なり、(1)(3)(2)(4)です。ただし出典が不明です。15頁です。百度内に類似の記事がいくつもありますが、当った範囲では全て同じです。 ⇒出典を明記している方を正解と考えます。 更に、   (1)(2)(3)(4)が、第1句から第8句まで内容の流れが自然です。   舟が滑り行き、櫓が軋み、網を打ち、竿をさす、~。 加えて、   体裁からも覗われます(漢詩は不得手ですが)。    夜yè...轻qīng,       ...声shēng。     yuè ...云yún,       ...春chūn。  *百度の記事に余地を残すならば、『捕鱼歌』に初期の異なる版があるやも知れません。気づかれたと思いますが、表題も『捕鱼谣』となっていて、この表題のピンイン関係のものは見当たらないのですが。 *『捕鱼歌』は周有光が、今ひとつ出来が...と言っていますが、謙遜でしょう。唷ioは感嘆詞か語気詞、êは感嘆詞など上手く入れています。標準のピンイン表で見ないものがありますが、その理由なども勉強の種です。

genkaiharetsu
質問者

お礼

詳細なご回答をありがとうございました。 実は今日、本屋で「アタマで知り、カラダで覚える中国語の発音」 という書籍を開いたらたまたまこの2つと参考訳が載っていて、 訳は一通り確認する事ができました。 (作者名はありませんでした。また、順番は1)2)3)4)でした) 1)詳しくありがとうございます! 人远江空夜 で検索したら、 这时不禁想起杜牧的咏月诗:"人远江空夜浪滑一舟轻网照波心月杆穿水面云." という文章がヒットしたので、杜牧という人が作者なのかと思ってしまいました。 2)こちらも、丁寧にご解説くださりありがとうございました。 上記「アタマで知り~」の参考訳は下記のようになっていました、御礼とご参考まで。 『采桑歌』 春は毎朝早く起き   摘めば啼く鳥おどろく 風は吹き香りはとどく   花咲き花散る数はいかほど 『捕鱼歌』 人去り寂しき河の夜 波間をすべる船一艘 若衆うたえば櫓も和して 網は川面の月覆い 竿は水面の雲をつく 魚やエビは甕の中 楽しく暮らせばいつも春 3)私も1)2)3)4)と1)3)2)4)の両方の順番を見かけて、分からなくなっていました。 もしかしたら、たとえ正解の文章順というのがあったとしても、 現実には両方同じ位の割合で普及しているのではないかという気がしています。 (参考訳も含め「アタマで~」記載分が最終解答になるとは思っていません)

その他の回答 (2)

  • walk-hawk
  • ベストアンサー率43% (82/189)
回答No.3

ほとんど参考になりませんが^^; 1)タイトルや語句は民謡を真似た感じがあるように思います。厳密には「詩」というより「歌詞」かもしれませんね…とすると、作者不詳かも^^;杜牧なら全集があるだろうから、しらみつぶしに調べればわかるでしょうけど… 2)「采桑歌」の「采桑惊啼鸟」は、私なら「桑の葉を摘んでいると、さえずる鳥の声に驚かされる」とするかな^^「采桑」は中国詩の伝統的モチーフで、春にうら若い娘がするものと決まってる^^から、盛りを過ぎようとする春に自分を重ねる女心の寂しさがこの詩にも感じられると思います。 3)私も(1)(3)(2)(4)がいいような気がします。

genkaiharetsu
質問者

お礼

ありがとうございました! No.2様の御礼欄にも書いた通り、訳については一通り理解できました。 同時に中国の人にも少し尋ねていたのですが、 2つとも労働の喜びを歌っているという回答が多かったです。

回答No.1

(1)(3)(2)(4)が正解だと思います。

genkaiharetsu
質問者

お礼

ありがとうございました。

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