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戻ってきたリコール品の再販売
- 製造メーカーです。 200枚の工業用コンピュータボードを1年前に販売しましたが、リコールが発生し、200枚を交換しました。新品の製品(ボード)を再出荷納品しました。戻り品の製品は一旦倉庫に入荷処理します。
- 戻り品の製品を棚卸の資産とする場合は、(1)原価はいくらで計上すればよいでしょうか? 販売時の原価でしょうか? (販売時の原価は15万です)(2)それとも1年前の中古品なので製品の減価償却期間が3年なので原価が15万であれば、一年経過しているので、1枚当たり:10万の原価として戻せばよろしいでしょうか?(3)それとも、原価ゼロで戻せばよろしいでしょうか?
- 200枚の再出荷の原価200枚*15万=3000万は特別損失として計上すればよろしいでしょうか?
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戻ってきたのは「不良品」です。 行って戻ってきたので、在庫にはなりますが、価値がなくなってるわけです。 製造業ですので、製造原価がそのまま在庫価格になりますが、無価値になってるので、ゼロ評価します。 在庫品は減価償却の考え方を摘要しません。 確かに経年で陳腐化しますので、販売価格が下がりますが、それは陳腐化による価値の下落として計上します。 つまり在庫品の価格下落と捉えます。 ところで、不良品でもスクラップとして売れる可能性があります。 その場合には、経常利益外の収入として計上します。 質問2について これは顧問の公認会計士か税理士が判断するべき問題ですね。 在庫として保存し、販売を待ってる間に時代遅れになってしまったなどを陳腐化といいますが、今回の例は「ペケ」ですので、製造費用をかけて不良品を作ったという解釈もできます。 販売した先で検収時に「これ、だめペケ」といわれたのと、時間が経ってから不具合が見つかったので交換したというのでは、会計処理が違います。お釈迦になった時期の判定がちがうということです。 1年前の販売ということですから、すでに原価計算を元にした製造原価と、該当期の決算が済み、決算承認されて、配当等がおこなわれ、法人税の申告まで済んでると思います。 今期の原価計算でいじるわけにいかないので、すでに原価計算の問題ではなくなってきます。 交換にかかる費用は別途勘定科目を設定する必要があるでしょう。 交換にかかる部品の原価は今期に負担してるのです。 今期の製造原価にいれてしまうのも、問題が出そうです。 リコール商品の作成に当たっての製造原価をどこに持っていくかですが、特別損失にしてしまうと、消費税の課税仕入れ額の計算に複雑な影響を及ぼしそうです。 租税特別措置法になにか規定がないか、探してみるといいでしょう(内容が不明なので具体的に述べられません)。
お礼
わかかりやすい説明を頂きありがとうございます。