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日本国債の市場流動性について
- 日本国債の市場流動性についての研究をしています。
- 日本証券業協会のデータでは月次の売買取引しかなく、1日の取引量との比較ができません。
- 数学的なモデル化など、他に良いアイデアがあれば教えてください。
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こんにちは。 国債の売買は、主にオープン市場での現物売買と先物市場での先物があります。 インパクトは先物主導か現物主導かで大きく変わります。 債券先物でよろしければ、一日2兆円~3兆円くらいですかね。 タダ、これは現金ではなくて証拠金取引ですので。 それからやはりインパクトは間違いなく先物です。 それに現物がつられます。これは、株も原油も同じです。 東証の http://www.tse.or.jp/about/ir/financials/market/jgbf.html ここで先物の一日の出来高を見ることが出来ます。 一枚、1億4000万円です。証拠金は約2000万円くらいですね。 仮に、先物で証拠金(約7分の1くらいの金額)だけの小額の金額で売り崩しにあえばそれで現物に影響も与えます。 現物は新発と既存の債権によって形も変わります。 新発は日銀は買えません。機関投資家が買います。中古は日銀が買えます。 それと、既存の現物は日銀の買い入れに対しての応札形式ですので 5000億円の買い入れに対して 「私は100円」 「いえ私は99円」というような逆オークションで取引されていまして、結果的に安い金額で日銀が落札します。 ですので、応札倍率と最低落札価格と最高落札価格のスプレッドによって市場にインパクトを与えるパターンが多いです。 一番市場が気になるのは最低と最高のスプレッドです。スプレッドが少なければ少ないほど「国債の需要が高い」ということです。となると、債権上昇の可能性もあります。 債権は、先物、現物(新品)と中古 によって変わってきますし、応札倍率やスプレッドでも変わりますので正確に○○億円という数字を出すのは難しいですね。 まあ、シンプルに考えるのであれば先物です。先物で仮に1兆円クラスの売りが一発で出れば間違いなく暴落しまして現物に影響は与えます。