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クルマのエアコン、燃費がいいのはどっち?

クルマのエアコン設定で、燃費の良いのはどっちでしょうか? (1)室温設定:25℃、風量設定:強 (2)室温設定:22℃、風量設定:弱 外気温30度、風量は強・中・弱、高速走行を想定。 こんな質問でいいのか分かりませんが、クルマに乗っていてエコとかエネルギーとかお財布の中身とか最近気になりまして。

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  • sailor
  • ベストアンサー率46% (1954/4186)
回答No.4

これは一概には言えないのですよ。エアコンの制御方法によって変わってきてしまうのです。 自動車用のエアコンの制御方法は最も単純な温度によるコンプレサーのオン・オフ制御と単にオンオフだけではなく可変容量コンプレッサーを用いたハイ・ロー・オフ といった制御とSTV(EPRともいう)を用いてACスイッチオンでは常にコンプレッサーを運転しておき(可変容量制御との併用もあり)冷媒の蒸発圧力を制限することで温度制御するものなどがあり、家庭用のエアコンとはだいぶ事情が異なるのです。 一部のハイブリッド車やEVなどを除き、エンジンを動力源とする自動車ではコンプレッサーが必要とする回転数と走行時に必要なエンジン回転数が一致するとは限らないため、能力可変機構をもたいないものでは冷房能力はその車種の必要とする物よりもかなり大きく設定されます。そうしておかないと渋滞時やアイドリング時には冷房能力が大きく不足してしまい、殆どエアコンが効かないということになるからです。このため普通乗用車程度のエアコンでも最大時には一般家庭用なら15帖ほども冷やせるほどの能力を持っています。そしてもう一つエアコンの制御で大きく異なるのが、一般家庭用では室温をコンプレッサーの制御の主体にしていますが、自動車用ではコンプレッサー制御の主体は室温ではなくエヴァポレーター(冷却器)温度であるものが多いということです。最も単純なコンプレッサーのオン・オフだけのものでは、エヴァポレーターの温度を監視していて、この温度が1.5℃程度になるとコンプレッサーを切るという制御のみのものあります。このようなタイプでは吹き出し温度の制御には一旦冷やした物をヒーターで再加熱してコントロールしています。なぜこのような無駄なことをするかというと、自動車では冬期にも窓の曇を防止するための除湿運転が必要になる場合があり、室温で制御してしまうと、このような運転ができなくなるためです。現在でも単純なオンオフのみの制御ではなくても、能力可変やSTVを組み合わせて、ロスを減らす工夫はされていますが、一旦冷やした後に加熱して温度調整を行うという制御はされています。 室温設定があるということはオートエアコンでしょうから、風量設定はオートに任せて温度設定をやや高めにするというのがその車での最良の方法でしょう。マニュアルエアコンであるならば室温設定は最低にして風量を抑えた方が燃費は良くなります。先にも述べたように室温ではなくエヴァポレーター温度(温度設定ノブとは無関係に決まっている)でコンプレッサーが制御されるため、風量を落としてエヴァポレーターの温度が低くなるようにしたほうがコンプレサーがオフになる時間が増えるからです。EPRなどを利用した機種でもエヴァポレーター温度が下がるとガスの流量を制限するため、コンプレさーの運転に必要な力が小さくなります。ただし能力可変型コンプレッサーを使用したものでは、室温が設定された温度に近づくと、コンプレッサーの容量を大きく落とし(75%~25%程度まで機種により異なる)コンプレッサーの駆動に要する力を大きく減らすものもあり、この場合はマニュアルでも温度設定を高くしたほうが燃費が良くなることもああるでしょう。 おまけ EPR(エキスパンション・プレッシャー・レギュレーター) ・ STV(サクション・スロットル・バルブ)はどちらも冷媒(エアコンガス)の低圧側の圧力を制限するものです。冷媒には圧力が決まれば沸点が決まるという性質があるため、低圧側の圧力を一定以下に下がらないようにしてやれば、冷媒がどこまで温度を下げるかを制限することが出来ます。エバポレーター出口部分にこれらのバルブを設けることで、エヴァポレーターが氷結するような温度になることを防ぎ、温度をエンジン回転数が変わっても広い範囲で温度を一定に保つことが出来ます。ただし、システムが高価になることやコンプレッサーやコンデンサー(放熱する部分)に余裕があることが前提なので、ある程度以上の高級車の装備である場合がおおいものです。

undercut
質問者

お礼

詳しく回答いただきありがとうございました。 知恵袋だったら500ちゃりんのお礼をするところですが手持ちがなく、文章だけで失礼します。 どのようなお仕事なのか、はたまた趣味の領域なのか存じ上げませんが、 これからも「その道」、がんばってください。

その他の回答 (4)

  • aoiaaii
  • ベストアンサー率28% (130/458)
回答No.5

 アイドリング時のアイドルアップでの燃費悪化ならともかく、高速走行時のエアコンによる動力損失なんて無いに等しいので、快適な方を選べばいいと思います。

  • rgm79quel
  • ベストアンサー率17% (1578/9190)
回答No.3

2代目プリウス以降に搭載されているインバーターエアコンを除けば 25度の場合には 一旦冷えた(例えば17度)空気を冷却水の高温を利用して 温度を25度まで上げて送り出しています。 22度と比べ冷却水の熱をより多く吸収できるので もしかすると(電動ファン車の場合)少し消費電力が少なく ちょっぴりエコかもしれません。 風量設定強だと、それだけファンをいっぱい回すので 電力消費は多いです。 とはいえ、何れも誤差の範疇でしょうから カーエアコンの場合は何れでも良いでしょう。 家庭用はモデルごとに(と言うかエアコンの値段次第で) 全く何がエコか変わってきますが。

undercut
質問者

お礼

たしかにエアコンON/OFFでの差は明らかですが、 ONのときの設定の違いで差はよく分からないですよね。 経験的に。 だからこんな質問しちゃったんですけどね。

  • superski
  • ベストアンサー率19% (388/2010)
回答No.2

(1)の方がエコです。 通常、AUTOモードが一番エコですが。 マニュアル操作しか出来ない場合は、 「内気循環、風量大、温度設定高め」がポイントです。 一度、窓を開けて車内の熱気を出してからエアコンを作動させるのもエコ。

undercut
質問者

お礼

実際はAUTOモードで走ってますけどね~。だいたいは。 でも特にロングドライブとかで一旦気になりだすと到着するまで気になり続ける悪い癖があり、質問に至りました。 またどこかでよろしくお願いします。

  • fjdksla
  • ベストアンサー率26% (1812/6770)
回答No.1

風量の違いによる消費電力での燃料消費量はほとんど変らないでしょう。 それよりもエアコンのコンプレッサーを駆動させる方が 明らかに負荷が大きく燃費に影響します。 と言う事で、 容量可変コンプレッサーか設定温度で停止するのなら、 設定温度が高い方が燃費とお財布に良いです。 昔の汲みっぱなしコンプレッサーとか設定温度で停止しないコンプレッサーだと変らないと言う事になります。 (設定温度が有るので、止まるんでしょうけど・・・)

undercut
質問者

お礼

わかりやすく回答いただきありがとうございました。

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