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科学的 宇宙大戦
kagakusukiの回答
他にも、ANo.3で少しだけ触れた、使い捨て式のX線レーザーを、プローブと共にばら撒いておき、リモートランチャーと同様に、リモートコントロールで攻撃を行うという方法も考えられます。 その場合、X線レーザーの発射装置自体にカメラやセンサーを搭載して、プローブとしての機能も持たせれば、敵機の移動方向や、敵機までの距離が判らなくとも、敵機を1回探知した段階で、そのX線レーザーの発射装置から、敵機を探知した方角に向けて、レーザーを自動的に発射するだけで、敵機に命中させる事が出来ます。 殆ど拡散する事なく長距離まで到達するようなビームを、敵機との距離と速度差が極めて大きくなる宇宙戦で使用した場合、光が往復するのに要する僅かの時間の間でも、敵の移動距離は無視出来ないものとなるため、敵の移動方向と速度が不明のまま、敵を探知した方向に向けて撃っただけでは、命中は期待出来ないのですが、プラズマを使って発振するX線レーザーの場合は、一般的なレーザービームのイメージとは異なり、得られるレーザーのビームは、僅かに角度的な広がりを持つ、拡散ビームとなりますから、散弾銃と同様に、照準が甘くても命中する事が期待出来ます。 但し、ビームを発生させるエネルギー源に、小型原爆(架空の作品中では超小型の反物質爆弾を使うのも良いと思います)の爆発を利用していますから、自機の近くで作動させると、距離が近過ぎれば、核爆発の際に放出されるγ線のエネルギーで、宇宙船本体が加熱されてダメージを受けたり、多少離れた位置でも、γ線や中性子線が宇宙船の外壁を透過して、船内のコンピューターの誤作動や故障を発生させ、乗組員に放射線障害を起こしたりします。(反物質爆弾の場合でもγ線は発生します) 又、船内のコンピューターにダメージを与えるという事は、近くのプローブやその他の機械装置に対しても、同様にダメージを与えるという事です。 そのため、X線レーザーは、宇宙船から射出した直後には作動させる事が出来ず(被曝する覚悟で使う事は出来ます)、宇宙船から十分離れた処まで移動させねばならないのは勿論、ばら撒いたプローブやX線レーザー同士の間隔も十分に空いてからではないと、使用し難いという難点はあります。 この安全に使用可能となる距離(この距離を「ミニマムレンジ」と言います)が大きいという短所を、戦闘シーンの味付けとして使う事も出来ると思います。 又、あくまでフィクション上の娯楽性を優先させた使い方で、リアリティのない戦法ですが、 「偶然にも自機がばら撒いたX線レーザーの発射装置が、敵側の機械(宇宙船、プローブ、リモートランチャー、X線レーザーの発射装置)の近くに位置していたために、自機側のX線レーザーを発射する事で、敵側の機械が動作不良となり、その事が勝利に繋がった。」 という使い方も出来るかと思います。 因みに、アメリカ、イギリス、旧ソビエト連邦を含む111ヶ国は、大気圏外における核実験を禁止する、部分的核実験禁止条約に加盟していますから、X線レーザーの様な核爆発を利用する宇宙空間用の兵器は、例え技術的には開発する潜在的能力はあっても、設計した兵器が実際に作動するのかを、試作品を造って実験する事が出来ません。 【参考URL】 部分的核実験禁止条約- Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E5%88%86%E7%9A%84%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%9D%A1%E7%B4%84 部分的核実験禁止条約(PTBT) (13-04-01-12) - ATOMICA - http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=13-04-01-12 ちゃんと作動するか否か確認されていないという事は、実戦で使用した際に確実に効果が得られる事が保障されていないという事であり、その様な兵器などに命を預けて実戦を行う訳には行きませんから、部分的核実験禁止条約の加盟国は、X線レーザー等の核爆発を利用する宇宙空間用の兵器を、実用化する事は出来ない事になります。 詳しく調べてはおりませんが、その他にも、宇宙空間における軍事活動には、色々と制限がある様です。 【参考URL】 原典宇宙法 http://www.jaxa.jp/library/space_law/contents_j.html 科学的なものや法的なもの等の、面倒な制限を作品中にあえて取り入れる事で、作品にリアリティを与えるという手法もありますが、現実に存在する関連しそうな法律や条約を全て調べ上げて、その条文がどのような意味を持ち、どの様な解釈が成り立ち、その制限を回避する方法にはどの様なものがあり得るのかを、綿密に考えるのはある程度以上の知識と大変な労力が必要になると思われます。 ですから、もし、宇宙空間における戦闘シーンを描いたフィクション作品を作られるのでしたら、未来の人類の話とされる事は避けて、架空の宇宙人の話とされた方が、面倒な条約や法律を気にする事無く、作品を作る事が出来ると思います。
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