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銀塩フイルムの現像処理について
写真フィルムの現像技術で覆い焼という技術がりますか? デジタル写真の画像処理はソフトで修正や変更ができることは理解して、実際に利用しております。銀塩フイルムの現像処理で現像した後のフイルムに写し込んだ画像の部分修正ができるものでしょうか。フイルム現像の覆い焼という処理方法があるのでしょうか。 覆い焼は焼き付け処理のときの技術と理解していましたが、ある推理小説中で証拠写真のネガ処理で証拠隠滅する2重写し込みの部分を解明できるという話があると聞きました。 どのような処理方法なのか理解できません。 専門的知識をご存じの方いらっしゃいましたら是非教えて下さい。 宜しくお願いします。
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- demio
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覆い焼きはプリントの時の作業ですね 普通のフィルムでは全部を現像液につけるので部分的に変えることはむりでしょう 出来るとすれば、4x5のシートフィルムを皿現像では部分的に現像時間を変えるとかが可能かもしれませんが現実には無理と思います プリントして出来た写真を撮影して細工するのは、ソ連時代の首脳の集合写真で都合の悪い人物を居なかったように消してしまった写真があったように思います
- FEX2053
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銀塩写真は、フィルムでは「ネガ」を作り、それを印画紙に投影する(焼き付ける)という手順で写真を作ります。言えば、写真を作るまでに2回「撮影」を行うことになるわけで、2回目の撮影(=焼き付け)で、色々「いじる」ことが可能です。 ただ、その修正は「印画紙に光を当てる作業」の中でしか出来ません。 覆い焼きとは、特定の部分を厚紙などで覆って光を当てた後、その部分以外を全部隠して光を当てる、という手順で、2つ以上の画像を合成する作業を言います。デジカメでするような「特定の人間を後で埋め込む」ような作業は可能ですが、かなりの「腕」と「ちゃんとした暗室」「現像機器」が必要な作業でもあります。また、何も無い所からマウスなどで画像を「作り込む」事も出来ませんから、事前に「合成する画像」を全部そろえておく必要もあります。 ただ、そういう「覆い焼きによる合成」をすると、画像と画像の間にどうしても何らかの「線」ができてしまいます。これをどのように誤魔化すかが「腕」の見せどころなんですが、やはりどうしても何らかの境目が出来てしまうだけでなく、元になる「ネガ」そのものがありませんので(必ず2つ以上のネガになる)、その点で発見される可能性が大です。
お礼
懇切丁寧なご回答をありがとうございました。 フイルム上で現像された皮膜自体(画像)を修正または作り替えることができないということ、納得です。 2枚のフイルムを重ねて陰画処理した合成写真は写真教室でも教わったことがありました。 拙い質問にご回答いただきましたこと深謝申し上げます。
お礼
ご回答をありがとうございました。 写真理論では不可能と浅学な知識では断定できず質問させていただきました。 化学処理の分野ですが、処理されたフイルムの皮膜を再度蘇生処理は理屈似合わないことなのですね。 ありがとうございました。