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行列の積の計算をするときのイメージ?
例えば A= 12 34 B= 56 78 に対してABを求めるとき、 Aは2つの行ベクトル(1 2),(3 4) Bは2つの列ベクトル(5 6),(7 8)とみなして計算するんですよね? 慣れないうちは計算ミスしやすいですよね? また、ABを計算するとき、結果は2×2行列になりますけど、 計算の順番としては (1,1)成分→(1,2)成分→(2,1成分)→(2,2)成分 と、行単位で求めるのと (1,1)→(2,1)→(1,2)→(2,2)と、列単位で求めるのとではどちらがいいのでしょうか? 結果には影響ないのですが・・・教えてください。
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記号をこうします: A = (要素毎に並べた) A11 A12 A21 A22 = (行毎に並べた) A1. A2. = (列毎に並べた) A.1 A.2 A' を A の転置とします。x, y を縦ベクトルとして、内積は (x,y) = x' y = x1 y1 + x2 y2 です。すると行列 A, B のかけ算は A B = (A1., B.1) (A1., B.2) (A2., B.1) (A2., B.2) = (B を列毎に A で変換した) [A B.1] [A B.2] = (A を行毎に B で変換した) A1. B A2. B です。 ところで「x を A で変換すると y になる」は A x = y と書く方が x' A' = y' のように書くよりも頻繁に現れます。(Markov chain なんかで後者も使いますけど。)頻繁に出現する方があまり見ない書き方よりも「普通」だ(つまり primal ないし主は dual ないし双対より普通)と思うことにすると、 A B = [A B.1] [A B.2] と解釈する方が = A1. B A2. B と解釈するよりも普通だ、ということになります。だから列毎に計算した方が、教科書の書き方に合った絵を頭の中に描きやすいという意見です。 > 慣れないうちは計算ミスしやすいですよね? 慣れても同じです。私は手計算はしません。どうせまちがえるもん。それに行列がちょっと大きくなったら、すぐできなくなるし。 > 結果には影響ないのですが そういうものは数学にいっぱいあって、それでも自分なりの解釈を与えておくのが、簡単に理解するこつだと思ってます。 たとえば、内積 (x,y) は、x と y とがどれだけ似ているかの計量で、統計の相関とほとんど同じ概念です。そう思って解釈すると、行列のかけ算とは何をやっているのか、わかりやすいと思います。
お礼
ありがとうございました。