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酸素・二酸化炭素の交換に関しましての質問です。
昆虫達の【気管】やら魚類の【鰓】やらから取り込まれた酸素は、どういう方式で血中に取り込まれていくのでしょうか?
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ちょっと長いですが。 昆虫の気管は体表の一部が管状に体内に落ち込んだもので、 気体交換をする場所(筋肉など)以外はクチクラに覆われる。 気管は体内で細かく枝分かれし、 最終的に気管小枝と呼ばれる細かい管になり 全身の組織は気管小枝の内壁を経て内部の空気から直接酸素を取り入れ、 また二酸化炭素を排出します。 二酸化炭素も同様に、気管から気門を経て、拡散によって空気中に放出されます。 昆虫の多くは体内で気管の一部が袋状に拡大して気嚢と呼ばれる器官を持っています、 気嚢から気管小枝までは距離が短く効率的で ある程度の大きさの昆虫でも活動可能だからです。 この細かい管が肺呼吸の肺胞の役割をします。 魚の鰓は水から酸素や塩類を効率よく摂取するため 対向流系という非常に効率的な換気システムで 精緻で複雑な構造を持っています。 魚は鰓の各葉がさらに二次的に枝分かれをしてします。 大気中よりも遥かに少ない濃度の水中の酸素の換気をより効果的にするために、 魚は、たえず口からたくさんの水を飲みこみ、鰓蓋のすき間から水を外へ出しています。 鰓は赤い櫛の歯が集まったようで1本1本が 更に細かい櫛の歯が集まったようになっていて 表面に細かい毛細血管がたくさんきています。 これは水にふれる表面積が大きくなる為です。 この鰓の毛細血管が集まった部分が肺胞の役割を行います。
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- ROKABAURA
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補足で 昆虫にも単純な心臓はあり、血液を循環させています。 肺はないので細胞呼吸によって生じた二酸化炭素は直接気管に排出され、 同時に酸素を得ています。 これを促すのは昆虫自身の動きと体液の流れです。 ちなみに体液にヘモグロビンはありません。 魚の場合は口から入った水を鰓から排出した際 人間と同じく血中ヘモグロビンが毛細血管にて酸素を取り入れ 二酸化炭素を排出します。 ヘモくんは二酸化炭素の多いところでは酸素を出し 少ないところでは取り込むので 心臓が各組織に血液を巡回させた時 細胞呼吸により排出された二酸化炭素の多いところを通ると ヘモくんがこれを交換してくれるのです。 ああ、ありがたいヘモくん。
補足
すいません。 肺胞の役割りに似た機能を担っている組織の事を伺っています。
- ROKABAURA
- ベストアンサー率35% (513/1452)
昆虫の場合は体に気門というのがあって そこから空気を体の動きと共に取り入れています。 これが気管という管を通って全身に回り 酸素を供給しています。 対して魚類は鰓呼吸なので 鰓にある沢山の血管が酸素をヘモグロビンで得ると同時に 二酸化炭素を排出しています。 魚によっては浮き袋や皮膚呼吸も使うものがいます。
補足
出入り口の事ではなくて体内での交換の仕組みを伺っています。 つまり、肺呼吸の場合に【肺と心臓との間】で行なわれている『入れ替え』に該当する仕組みが存在している筈ですので、この質問を致しております。
補足
有り難う御座います。 非常に良く分かりました。