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編集用語「実データ」とは?
出版関係の編集用語として使われる「実データ」とはどういう意味でしょうか? 「実データ」ではないデータとは?? 回答お願いいたします。
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出版従事者です。CGデザインやDTPもやります。 「実データ」とは、出版社や印刷会社により若干使い方が異なる言葉ではありますが、必ずしも“オリジナルデータ”や“加工前データ”を指しているとは限りません。 むしろ、逆の意味だと思います。 例えば、DTPで新聞や雑誌を作成する場合に... 【1】 Quark XPressやAdobe InDesignなどのレイアウトソフトで各ページを構成する「組版データ」を作ります。 【2】 「組版データ」の中には文章(文字)のほかに、何点かの写真や画像を組み入れました。 【3-A】 印刷屋さんに入稿する際、『写真と画像は“仮データ(これをアタリと呼ぶ)”です。添付の写真をそちらで分解し、アタリと差し替えてください』と指示します。 【3-B】 印刷屋さんに入稿する際、『写真と画像は“実データ”です。組み込んであるデータをそのまま使ってください』と指示します。 上記の【3-A】と【3-B】の違いが分かったでしょうか? つまり、「実データ」とは“本物のデータ”“実際に使用するデータ”のことを指します。 また、「実データではないデータ」は、主に“アタリ(データ)”などを指します。 ※デザイン界(DTP含む)では、オリジナルデータを加工する前の“未使用データ(素のままのデータ)”として捉える(呼ぶ)ケースも多々ありますから、混同してしまわないよう注意されてください。 なお、この場合には完全に「オリジナルデータ≠実データ」となります。なぜなら、無修正の未加工データをそのまま商業印刷に使用することは、ほとんど有り得ないからです。
その他の回答 (1)
DTP関連では『実データ』はオリジナルのデータを表現しています。 おなじではないですか?
お礼
なるほど、加工前っていう意味ですか。 よく解りました。 回答ありがとうございました。
お礼
確かに、無修正のデータをそのまま使うことはないですね。 納得です。大変よく理解できました。 回答ありがとうございました。