• ベストアンサー

地球についての質問です。

地球内部構造の解明に役に立つ手法は何かありますか? また、なぜ地球の外核は液体であるのですか?

noname#137408
noname#137408
  • 地学
  • 回答数2
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

レントゲンが人体や物質を通り抜けるときに物質の影響を受けることを利用して、人体や物質の内部を調査することが可能なように、あるいは超音波振動が物質の密度境界面で反射することや密度の違いが伝搬速度に影響することを利用して、超音波による内部構造画像検査をすることが可能なように、物体内部を通過するものを利用すれば、地球の内部の調査も可能です。 そのためには、地球内部を通過するものを探すこと、地球の内部を通過するものを放出する機構を作ること、地球内部を通過するものを検出する仕組みを作ること、検出した信号を解析するソフトウエアの開発、内部の物質が地球内部を通過するものにどのような影響を与えるのかの物理の理論的根拠を研究することが必要です。   地震動による研究もまだ現在進行中です。 またニュートリノに注目した研究も始まっています。   地球内部を通過するものがどのようなものでも、振動、ニュートリノなどと種別をいっているだけでは、なにも進みません。 構造解明には、色々な手法を磨き上げていく必要があります。   1896年に指輪をはめた手のX線写真(骨が写っている)の発表、1972年にCT撮影装置発表までには、各種の技術開発が必要であり、コンピュータの利用技術も必要です。数学的手法の開発は必要不可欠です。特に人体などX線透過体の物理的な研究も欠かせません。そうした物理的研究がなければ、数学的手法とコンピュータ技術、ディテクターの改良だけでは、画像が得られても、物質や物質の状態の解明には届きません。地球の内部の解明には、宇宙元素や隕石、微惑星、月、他の惑星、太陽など天体の研究から得られる知見や、火成岩、玄武岩、プレートなどの研究、地磁気の研究、鉄などの金属の高圧高温での相転移実験、そうしたことの総合で、確からしいことに少しづつ地球内部の構造解明に近づけるのでしょう。   構造解析 (物質と応力変位に関する基礎的知見をベースにしての構造解析です) 構造物に対して静的および動的な荷重を与え、変位や応力を有限要素法(Finite Element Method)を利用して求める解析です。 変形を線形と仮定した線形静解析、大変形・大ひずみ現象を解析する非線形解析、構造物の固有振動数や変形モードを求める振動解析等があります。   振動解析、地震の研究は重要な手法ですが、必要な手法の一部です。 http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/chikyunokozo-02.htm http://www.misasa.okayama-u.ac.jp/~hacto/KatsuraLecture1.pdf http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/index.html http://www.j-desc.org/modules/tinyd3/rewrite/uploads/docs/PDF/J_DESC_NL_vol.3.pdf 数学や科学に関する専門的手法を使えることを前提にした上で、非常に広範な分野の手法を新規に開発、改良することが、地球内部構造の解明に役に立つと思います。    KamLAND 地下 1000 m (カミオカンデ跡地)に設置した 1000 トンの液体シンチレーターで満たした直径 13 m の球状容器に入射するニュートリノを観測する。ニュートリノと反ニュートリノを識別することが出来る。2002年観測開始。150 から 200 km 離れた原子炉の核分裂反応で発生する反ニュートリノ(電子型)を検出し、原子炉のデータから予測される発生数、エネルギー分布と比較して反ニュートリノのニュートリノ振動を初めて確認した(2002年、2004年)。2005年には地球内部で発生した反ニュートリノの観測結果を発表、地球の内部構造を理解するための新たな手段となる可能性を示した。   ニュートリノが地球内部を通過するとき地球内の物質の影響を受けることを利用すれば、 http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/sk/pub/master/iyogi-master.pdf   http://www.pwri.go.jp/team/tishitsu/apparatus.htm

noname#137408
質問者

お礼

大変詳しい説明ありがとうございます。 僕にはちょっと難しい説明もありましたが・・・(^^ゞ ありがとうがございました。

その他の回答 (1)

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.1

> 地球内部構造の解明に役に立つ手法は何かありますか? 地震波の伝達速度の解析が大部分のようです。 > また、なぜ地球の外核は液体であるのですか? 温度が高いので液体になっています。 本来は内核も液体のはずですが余りにも圧力が高すぎて 固体になってしまうという説と 重い金属が集まって固体になっているという説が有ります。↓ 地球の内部温度は太陽の表面温度(6000度K)と同じ位だそうです。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83#.E6.A0.B8
noname#137408
質問者

お礼

シンプルで、わかりやすい回答をしていただき、 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 地球の外核や内核に対する自転・公転の影響

    地球の内部構造は、外側から地殻、マントル、外核、内核になっていて、外核は液体だということです。 例えるなら、水で満たされた水風船のなかにボールが入っているような状態かと思います。 そこで疑問なのですが、地球は自転をしていますが、その際に外核や内核はどうなるのでしょうか? 水風船であれば、表面をつかんで回しても、中の水やボールはあまり回転しないような気がします。 地球の場合、外核や内核も地殻と同じ周期で回転しているのでしょうか? また、公転による遠心力の影響も疑問です。 水風船にゴムをつけて振り回した場合、中のボールは外側に貼りつくような気がします。 地球の場合、内核は常に地球の中心にあるのでしょうか。 それとも、遠心力の影響で、太陽から遠い方(あるいは近い方)に偏った場所に位置するなどのことがあるのでしょうか?

  • 地球内部の空洞

    地球内部に空洞はあるのですか? 今「ザ・コア」という映画を見てます 検索すると、地球空洞説なるものがたくさん出てきて、いまいち信用できそうにない内容が書かれていたので、地学に詳しい方にお聞きしたくやってまいりました。 地球内部に、マントルも外核も内核も存在する状態で、 その途中に空洞などできるのでしょうか。 この映画のようなことはありえるのかな?・・・と、とても疑問です

  • なぜ地球のマントルは固まらないんですか?

    なぜ地球のマントルは固まらないんですか? 地球の表面は固まっているし、夏も暑くても50度です。表面に液体の海水が80%もあるのに地球の内部は熱源があっていまも熱が出続けてる部分があるってことですよね? 地球の地中内部の中心にある熱源ってマントルは固まらないってことはマントルを溶かす温度がある物体が地球の内部にあるってことでづよね。 マントルを溶かす物質って何ですか?何をエネルギーにしてるのですか?

  • 人類の地球最深到達点

     その昔学校で習ったのは、ボーリングで地殻を貫いたことはない、ということだったのですが、今はどうなっているのでしょう。マントル上部までボーリングで到達したのでしょうか。またこのような研究がプレートテクトニクスの解明や地震予知にどの程度貢献すると考えられているのでしょうか。本を読む限りは地球内部の構造はかなり詳しくわかっていると感じるのですが。

  • 地球の内部構造について

    詳しい説明をお願いしたいのですが・・・ 地球の内部構造について、と内部構造の形成過程について 詳しい人がいれば、説明をお願いしたいです。 よろしく、お願いいたします。

  • 地球の内部はどのくらいで冷えるか

    地球は表面だけ冷えて内部ではマグマが煮えたぎりまだ熱い惑星と きいたことがあります。一方、水星、金星、火星などは惑星の内部 まで冷え切ってしまっているので、火山活動などが無いと聞きました。 いずれは地球内部の熱も冷めて凍った惑星に地球もなってしまうと 思います。 地球内部が冷えても生物は生きていくことができるんでしょうか? またどのくらいの期間で地球の内部まで冷えてしまうんでしょうか?

  • 地球について

    地球の内部が固まったらどのような運動になりますか。

  • マグマ

    高校2年で地学を学んでいます。気になる点が有るので回答・解説お願いします。  17年、生きていて築かなかったのですが、なぜ、山は、地球は、地表は、溶けて無くならんの?ですか。 マグマの温度は、詳しく解りませんが、相当熱いと思います。なのに何故、(1)山は、溶けて無くならんの? 山と同じで、地球中心(内核・外核)の温度も詳しく解りませんが、今でも高温ですよね。何故、(2)核の周りのマントル(岩石)は、溶けて無くならんの?地球は、なぜ無くならんの?ですか。 アメリカのメキシコ?に隕石の跡(クレーター)が、有るじゃないですか。あの隕石も何故、(3)大気圏で溶け無かったんですか。それともロケットと同じで、溶けては、いたが凄く大きかったから溶けきれなかったので、しょうか。ロケットも大気圏で燃やす部位が有るから大きい様で・・・ 彗星って星(岩石)が、燃えて消える時に見えるのですよね。と、言うことは、岩石だって溶ける。岩石=溶けない訳では、ないじゃないですか。世界史になりますが、教科書に米軍が使った火炎放射器で、崖だか岩だかが、溶けていた写真が載ってました。もし、核の周りの外核が、ぶ厚いと言っても少しは、(4)内核周りの外核に変化が有るのでは、ないでしょうか。(5)徐々に外核が溶けマントル溶けが、そして地殻まで溶けるとか無いのですか。そう言えば地球構造って大ざっぱに言えば岩石と金属ですよね。(6)その金属が関係有ったり、でも逆に金属は、熱を通すから、やっぱり外核ドロドロですよね。地学を習っている先生でも詳しく解らないと思います。ここは、地学専門の方の意見を、お聞かせ下さい。お願いします。一応、長すぎましたので、質問内容を、まとめておきます。 (1)山が、溶けない理由 (2)地表・マントルが溶けない理由 (3)アメリカに落ちた隕石が大気圏で溶けなかったか (4)内核が高温で外核・マントルには、影響が無いのか (5)外核は、徐々に溶けているのでは (6)マントル・地殻がドロドロにならないのは、地球中心の金属のおかげか。 改めて詳しく回答・解説をお願いします。

  • 地球上の現象で未解明のものって。

    地球上の現象で未解明のものって、まだ結構あるもんなんでしょうか?具体的に教えていただければ幸いです。

  • 地球の重さはどうやって量る?

    伊能忠敬は、地球の大きさを測りたい一心で、16年間かけて日本中を歩き回り、日本地図を作成したそうです。 地図の場合はがんばればなんとかなります。 しかし、地球の重さを量るにはどうすればいいでしょうか? 地球の内部のことが分からないですね。 科学者はどうやって地球の重さを決定しているのでしょう。 また惑星などの重さも決定しているようですが、それは正確なものなのでしょうか?