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同じ法律が、どうして いくつも有る?
義務教育が無償だということについて、 日本国憲法26条 教育基本法5条 学校教育法6条で、 それぞれ定められているようです。 どうして、同じ内容の法律(?)を、別々の場所で、こうして定めているのでしょうか?
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役割分担というか観点の相違。 憲法は国家の基本的な考え方や国民の権利義務、国家機関の大枠を決めるモノ 教育基本法は、教育という分野における憲法の様な役割、だから教育とは何か?という様な基本的な条文がならぶ。 で学校教育法で、個別に具体的な事柄を並べる。 憲法では、義務教育を無償でと言っているノミ、つまり国民誰でもが基本的な教育課程を受けられるようにするという理念を述べる。 教育基本法では、憲法で言うところの義務教育とは何か?について具体的に記述する で学校教育法では、学校というのはどんな種類がってそれぞれの役割は何かという様な観点で記述されている。(教育基本法では9年の義務教育と言っているだけだが、その内容はどんなモノかなど) 「無償」という部分だけで見ると同じ事の繰り返しだけど、どういった場所で、どういった方法でとか そんな細かい事まで憲法に書き出したら、収拾が付かなくなる。 方針を決めるモノ、具体策を決めるモノ、運用に関して決めるモノといった感じで役割分担されているのは他の分野でも同じ。
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- kuni-chan
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日本は法治国家ですから、法律に違反する行政はできません。 日本では憲法が最高の法律ですから、これに反する法律は認められません。 憲法を改正する事は可能ですが、通常の法律と違って簡単には改正できません。最終的には国民投票が必要ですから手間がかかりますし、改正に関する手続きも完全に決まっていません。 そのような法律に細かく決めて記述しますと、現状にそぐわない点が出ても改正する事ができなくなります。その為に細かい点は関連法案を作って決めています。 余談ですが、中国では憲法より中国共産党の決定が優先されます。言い換えれば中国共産党は憲法違反をしても良い事になっています。 「日本では」とあえて書いたのは国によって事情が違うからです。
お礼
最後に出していただいた、中国では・・・の話など、 法律に関して、私は知らないことばかりでした。 なるほど! です! ご回答、どうもありがとうございました!
- Shin1994
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憲法は、国家の最高法規です。よってここで基本体制を明記します。 続いて、教育基本法でそれについて再確認します。それほどまでに大切であるということです。教育基本法は、教育の指針を示す法律です。 学校教育法は、学校とは何ぞや?というのを定義するための法律です。体罰の禁止など、職員のすべき事やすべきでない事なども盛り込まれています。 このように、諸法律にはそれぞれ役割があります。同じように見えても、全く違う目的を持っているのです。 でも、稀に憲法に「~たる要件は法律により定める」というのがありますね。これはこれで、ゴチャつくのを防止しているんでしょうね。「日本国民たる要件は…」とか。
お礼
「関連法案」という言葉、良く聞くけれども、そういう意味があったんだ! と目からウロコでした! ご回答、どうもありがとうございました!
お礼
むちゃくちゃわかりやすかったです。 特に、「無償」に関しての具体的なご説明は、本当に助かりました。 ご回答、どうもありがとうございました!