納豆で放射線除去

このQ&Aのポイント
  • 納豆成分が放射線除去に有効というのは本当でしょうか。
  • 日本人の朝食の定番でもある納豆が放射能除去に有効とは驚きだ。
  • 納豆のネバネバに含まれる主成分で汚染水を浄化する薬品を開発した企業が「放射能除去に100%有効。早く使ってほしい」と、東京電力にイラ立っている。
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納豆で放射線除去

納豆成分が放射線除去に有効というのは本当でしょうか。 (以下引用) 日本人の朝食の定番でもある納豆が放射能除去に有効とは驚きだ。 納豆のネバネバに含まれる主成分で汚染水を浄化する薬品を開発した企業が「放射能除去に100%有効。早く使ってほしい」と、東京電力にイラ立っている。もともとは福島原発放射能漏れ事故の〝特効薬〟として、東電が目を付けたすぐれもの。開発グループは即投入を勧めているが、なぜか東電は二の足を踏んでいるという。 ネバネバの正体「ポリグルタミン酸」を主成分とする汚染水処理剤「PGα21Ca」は、高濃度の汚染水を水と放射性物質に分離する働きがあるという。 開発したのは発展途上国の水質浄化などを手掛ける日本ポリグル株式会社と大阪大学の合同研究グループで、成果はすでに論文や実験で実証済みだ。 100グラムの薬剤で約1トン、10キロなら約100トンの汚染水を浄化でき、水から分離されヘドロ状になった放射性物質も安全に処理できる。 現在、タービン建屋にたまる高濃度の汚染水はもちろん、海に放出されたものもこの方法で放射性物質を取り除けるという。 同社の小田兼利会長(70)は「1万倍の濃度の汚染水でも、作業員が安全に仕事できる濃度に薄められます」と胸を張る。 (東スポ)

質問者が選んだベストアンサー

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  • kagakusuki
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回答No.3

 ポリグルタミン酸は、その名の通り無数のグルタミン酸が重合した分子構造をしています。   【参考URL】  ポリグルタミン酸 - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8  グルタミン酸はアミノ酸の一種で、分子中にカルボキシル基と呼ばれる構造を2ヶ所、アミノ基と呼ばれる構造を1ヶ所持っています。 【参考URL】  グルタミン酸 - Wikipedia    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8  カルボン酸 - Wikipedia     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%B3%E9%85%B8    普通のアミノ酸はカルボキシル基とアミノ基を1ヶ所ずつ持っていて、カルボキシル基(アミノ基)が別のアミノ酸のアミノ基(カルボキシル基)と結合する事により、多数のアミノ酸が1本の鎖状に結合して、タンパク質を構成します。  しかし、ポリグルタミン酸の中でも、納豆菌等が作り出すγ-ポリグルタミン酸の場合等では、通常のタンパク質を作る結合では使われない、2ヶ所目のカルボキシル基の一部もグルタミン酸同士の結合に参加しているため、タンパク質の様な1本鎖構造ではなく、複雑な3次元の網の目状の分子構造をしています。  この分子の網の目状構造に、微粒子や有機物等の色々な物質を絡め取る事で、水中の汚れを凝集させる訳です。  又、ポリグルタミン酸には、アミノ酸同士の結合に使われなかったカルボキシル基も沢山あるのですが、カルボキシル基は酢酸を始めとする有機酸が酸性を示す原因となっている構造で、水中では水素イオンを放出して弱い酸となり易い性質があります。  酸は陽イオンと結び付き易いため、ポリグルタミン酸は、水に溶ける際には主に陽イオンの形になる金属元素を吸着し易い性質があります。  このため、ポリグルタミン酸は、水中に溶けている金属元素も、ある程度除去する事が出来る様です。  因みに、報道では良く放射性ヨウ素が話題となりますが、ヨウ素自体は水には溶け難い物質ですが、水素と化学的に結びついたヨウ化水素や、陽イオンと結びついたヨウ化水素酸塩は水に溶け易く、しかも陰イオンであるため、酸とは結び付き難い物質ですから、ポリグルタミン酸による除去は、あまり期待できないのではないかと思います。  実際、テレビ東京系で2011年4月19日午後10時から放送された「ガイアの夜明け [原発に立ち向かう~ニッポンの技術と家族の絆~]」では、日本ポリグルの小田兼利・会長が、自社のγ-ポリグルタミン酸を応用した水質浄化剤を大阪大学に持ち込んで、水に溶かした普通のヨウ素(放射性ではない)を除去する実験を行った処、ヨウ素の色は消えて、無色透明の水にはなる場面があり、実験を行った大阪大学の人間と思われる人物が、100あったものが5から10にまで減少した、という趣旨の話をしていました。 【参考URL】  テレビ東京 > 教養・ドキュメンタリー > ガイアの夜明け > 原発に立ち向かう~ニッポンの技術と家族の絆~ 2011年04月19日放送   http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20110419.html  しかし、これでは放射性物質の除去を行うためには、効力が不充分ではないかと、私は思います。  先ほど、ヨウ素そのものは水に溶け難いとは申しましたが、それでも100gの水に0.339g程度は溶けます。  仮に、その中に放射性のあるヨウ素131が、重量比にして100万分の1だけ含まれていたとした場合には、その水1cm3の放射能は約1560万ベクレルというとんでもない強さになります。  それを20分の1にしたところで、78万ベクレルですから、充分に除去できるとは言えない事が判ります。

その他の回答 (4)

  • Penkira
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.5

日本ポリグル株式会社は最近「ガイアの夜明け」でも紹介されました。 PGα21CAは飲めない水を飲める水にするということで、既に海外でも多くの人を救っているようです。私は、工場廃水の浄化など利用価値は大きいと思います。 これが、放射性物質にまで有効かどうかは、大阪大と協力し、塩水にヨウ素を混ぜ実験を行なっているようです。実際に福島第一原発などで利用する為には色々な問題があるのではないかと思います。まだおおやけには報道されていないと思いますので、日本ポリグル株式会社会長の小田様よりメールを頂きましたので以下に貼り付けます。 これは東スポの新聞記事に対してその真偽を私が直接小田会長に問い合わせた返信です。(4/23) -------------------------------------------------------------- 小田です。 当社の技術に関心をお寄せいただき有難うございます。 東電との件は火曜日のガイアの夜明け、また他のTVでも報道されました。 現在、東電、政府など、有効で必要な技術ではないかとの理解も高まり、 当社も含め連日、試験、協議等行っております。 近日、詳細について公開する予定です。 私たちの技術が国難に際して役立てれれば本望です。 今後とも頑張りますので応援の程、お願致します。             小田兼利 ---------------------------------------------------------------

参考URL:
http://www.poly-glu.com/index.html
  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.4

 回答番号ANo.3です。  先程の回答で誤解を与えてしまってはいけませんから、念のために御断わりさせて頂きますが、現実には、身の回りにヨウ素がそれ程の濃度で溶けている水があるとは考え難いですし、普通のヨウ素に対する放射性ヨウ素の割合も、もっと非常に少ないと思われますから、1560万ベクレルという値には現実的な意味はありません。  尤も、3月25日に発表された福島第一原子力発電所3号機のタービン建屋地下の汚染水の放射能レベルの値が1cm3当たり390万ベクレル、3月27日に発表された2号機のタービン建屋の水が29億ベクレルですから、例え20分の1に出来たとしても、19万5千ベクレルと1億4500万ベクレルですから、作業時間を延ばす事は出来ても、安全に作業が出来るとはとても言えないと思います。  ついでに言いますと、発電所の施設内には、配管や配線等が複雑に入り組んでいますから、建屋内の水を抜いた後は、隙間に入り込んだ放射性物質を洗い出す必要がありますが、建屋内でPGα21Caの様な凝集剤を使用すると、納豆のねばねばに吸着された放射性物質の一部が、細かな隙間の奥に絡み付いて、実質的に除去が不可能になる恐れが高いと思います。  凝集剤を使わなければ、隙間に入り込んだ放射性物質も、水を使って流し出す事も出来る事を考えれば、建屋内でPGα21Caを使用すると、返って作業を遅らせる原因となるかも知れないと私は思います。   PGα21Caから派生した製品には、鉄粉を混ぜる事で、汚染物質を吸着した凝集剤を、磁石を使って除去し易くしたものもある様ですが、隙間に入れば除去出来なくなる事に変わりはありませんし、建屋内には鉄骨やモーター、変圧器等の、鉄が使われているものが沢山あると思われますから、それらに磁石を近づけると、それによって磁力を帯びた鉄が鉄粉を吸い付けますから、返って除去率が低下する恐れすらあるかもしれません。(モーターの中には、永久磁石が使われているものもあるかもしれませんが、その場合は、そのモーターから鉄粉入りの凝集剤を除去する事が出来なくなります)

  • P_hydra
  • ベストアンサー率45% (30/66)
回答No.2

これは凝集剤ですから、基本的に懸濁物用でしょう。 プルトニウム除去になら使えるかもしれませんが、 最も問題になってるヨウ素とかセシウムは、 水に溶解しているわけですから、無効では? まあ、東スポの記事ですからね。 以下はご質問とは無関係の余談ですが、 ポリグルタミン酸で検索したら、 カルシウムの吸収を促進といった記事がありました。 という事は、同じアルカリ土類のストロンチウムも 納豆で吸収しやすくなるのかな? 蛇足: 自然医学だろうが西洋医学だろうが漢方だろうが、 良いものは評価すべきですが、 それは効果がきちんと確認されてのこと。 うわさやイメージだけで飛びつくのは・・・・・?

回答No.1

凄いじゃないですか?私が、質問したら、馬鹿扱いにされましたよ。・・・・納豆、品薄でしょう。・・・・あの回答者、失礼ですね~。・・・・・自然医学、そんなに憎いのかね~。

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