• ベストアンサー

谷崎潤一郎の本で読みやすい本は?

私は学校の課題の指定で、谷崎潤一郎を読むことになりました。 どれを読もうかと調べてみたのですが、どれも恋愛、情欲、フェチズム?的な作品ばかりな気がします。 実は...私の愛読するのは宮沢賢治のような本なのです。 出来れば谷崎潤一郎の本の中でも読みやすい本、趣向の違う本がありましたら教えて頂けないでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • chibicute
  • ベストアンサー率59% (143/240)
回答No.2

そうですねぇ…耽美派の作家ですからねぇ なかなかフェチシズムから離れられるものはありませんが(^^;) かなり長いですが、『細雪』はいいですね。 エロティックなものはほとんど出てきません。 心がゆったりします。 あとはあんまりエグくないのは『春琴抄』ですね。 読みやすいと思います。

3riangle
質問者

お礼

細雪、良いですね。 とっても綺麗なタイトルだなあと思っていました。 春琴抄も、参考にさせていただきます。

その他の回答 (3)

  • kadowaki
  • ベストアンサー率41% (854/2034)
回答No.4

私は谷崎潤一郎も宮沢賢治も大好きですし、いずれ劣らぬ第一級の文学者だと思われてなりません。 たとえば、自己犠牲によって友人を救ったカンパネルラの生き方を自分自身の問題として引き受けようとするジョバンニ(『銀河鉄道の夜』)も、肉体的な不能となって、なおかつ性への妄執に取り憑かれ、息子の嫁とSMプレーに呆ける隠居老人(『瘋癲老人日記』)も、いずれも人間の生の普遍的な一極点を見事に描き出したものと言えるのではないでしょうか。 ということで、谷崎の作品の中では、脳溢血を患いながらも、口述筆記により、ほとんど執念で完成させた晩年の最高傑作、『瘋癲老人日記』を是非お読みになるようお薦めいたします。 >どれも恋愛、情欲、フェチズム?的な作品ばかりな気がします。 一面ではおっしゃる通りかもしれませんが、もし、われわれがこういう題材・素材から条件反射的に卑猥で淫蕩なモノしか連想できないとすれば、それは、われわれが浅薄で表層的な社会通念に囚われているからと言えなくもないですよね。 なお、『瘋癲老人日記』においては、エロ老人の書いた『日記』の中にではなく、むしろ周囲の関係者たちが書いた『日記』の中にこそ、作者のおそろしいほどに強靱な自己批評力、諧謔精神が発揮されているのではないでしょうか。

3riangle
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 おっしゃる通りなのかもしれませんが...はじめて読むということで読みやすいものから読んでいきたいと思ったので。 決して谷崎潤一郎を否定しているわけではありません。

  • M_Sato
  • ベストアンサー率54% (550/1003)
回答No.3

『陰翳礼讃』は小説ではありませんが、名随筆です。 『乱菊物語』は娯楽時代小説です(未完ですが)。 ともに傑作です。

3riangle
質問者

お礼

どちらも面白そうです! ありがとうございます。

  • poppy193
  • ベストアンサー率0% (0/2)
回答No.1

「刺青・秘密」新潮文庫をお勧めします。 短編集で読みやすく、もし、この作家に偏見を持っていたなら目からウロコです。 私自身、この一冊で彼のファンになりました。 少年時代の話や、家族の話などエロチシズムから離れていて、純文学の真髄です。

3riangle
質問者

お礼

ありがとうございます。 短編集は入門編として良いなと思いました。 参考にさせていただきます。

関連するQ&A