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上下水道の所管官庁
昨日の日経に、1次補正で各省が行う事業として、「国交省:下水道や橋など生活インフラの復旧、厚労省:上水道の復旧」とありました。 つまり上水道と下水道では所管官庁が異なるということでしょうか? だったら「行政の無駄」というものではないでしょうか。
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すごい着眼点ですね。 同じことは、仮設住宅の建設が厚労省で公営住宅の建設が国交省、幼稚園が文科省で保育所が厚労省などの事例があります。 ただ、名前に水道がつくから中身が同じはずだというのも妙な話です。この両者は、建設や維持管理のやりかたが異なり、工事会社も別です。上水道は加圧しているので、道路の起伏に関係なく水を送ることができます。当然ながら、水質が最も重要なポイントなので、衛生を所管する部署が担当するのはごく自然です。一方、下水道は自然流下方式なので、高いところから低いところに流れるように作らなければなりません。また雨水合流式であれば、相当の余裕をもって設計しないと洪水になります。だから、道路、河川などを所管する部署が担当するのが効率的でしょう。 両者を一緒にするメリットは料金共同徴収ぐらいだと思いますが、実際には下水道料金は上水道使用量に比例して徴収しているので、もう実現しているといえるでしょう。