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津波対策がどう不十分?

福島第一と福島第二、女川との差の原因は津波対策が不十分という意見を多くみました。具体的にどう不十分だったのかわかるかた教えてください

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  • hh-hh
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回答No.5

#4の追記です。 現在津波対策が不十分だと話が出ているのは、波堤等の 海面の波に対しての対策に関しての話ばかりです。 1.防波堤の高さ 2.敷地の標高 女川が海抜約15mに対して、1F等は海抜10m程度であった 為に被害が拡大したので、その論点になるのでしょう。 しかし、いくら堤防や立地条件で津波を防いだとしても、 タービンを通った蒸気を冷やす為、また非常用発電機を 冷やす為に海水を引き込む関係上、津波が来ればその力で 配管やポンプを内側から壊し、建屋内部で海水が吹き出す という事態に陥ります。 現に今回も被害の規模に違いはあれど、1F,2F,女川全てで この被害がありました。 今後の対策は、その2点が主になっていくでしょう。 但し、原発の将来は私にも予測がつきませんが・・・・

その他の回答 (4)

  • hh-hh
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回答No.4

津波対策で言えば、まず1番は海抜でしょう。 原子炉建屋に津波が直接来た(内部が浸水した)かどうかが、 初めの分かれ道になったと考えられます。 ただ、最近では女川は設計が新しいので津波に耐えられた等の 話もありますが、事実は異なると思います。 原発にある非常用発電機は、出力も大きいために冷却を 海水に依存しています。結果的に、そこが破損してしまえば 使えなくなってしまいます。 海に接している以上、防波堤等の工夫をしても津波の影響は ある程度避けられません。 福島第二(以下2F)の事は詳しくわかりませんが、女川でも 2号機用非常用発電機の取水口(熱交換器かも)周囲に大きな 損害が発生し、2号機の発電機を起動できない状態にあったと 聞いています。 幸い女川の場合2号機は1号機と建屋が隣接しており、1号機より 給電を受ける事が出来たのと、偶然にも2号機は3/10に定期 点検が終わり3/11の14時頃に出力を上げ始めたばかりで核分裂に 伴う発熱も少なく、1号機からの少量の電力でも冷却が可能であり、 2日程での外部電源の復旧と相まって安全な状態になったのだと推測 されます。 これに加えて女川町と違い、津波発生方向から見て牡鹿半島の内側に 位置し、津波そのものの力も弱かったとも言えるかもしれません。 このような偶然が重なっているので、女川の津波対策が優秀だった 為とは、一概に言えないのではないでしょうか。 福島第一(以下1F)では海岸設備破損に加えて発電機そのものも水没 したとの事で一部より批判が出ていますが、非常用発電機は地震時も 当然ですが、人為的な影響(テロ等)を考え、原子炉建屋やタービン 建屋の内部に配置しています。(建屋が一番地震にも強い) 建屋内は地下数階~地上数回の建物ですから、重量物であるディー ゼル発電機は必然的に下の方へ配置される事になります。 「海辺にあるのに、浸水しやすい低い場所に設置など考えられない」と 批判するのは簡単ですが、現実には言うほど簡単な事ではありません。 また、海抜の高い所に発電機を設置する動きもありますが、結局冷却で 海水か水道水を使えば震災時には使用できなくなる可能性が高いですし、 空冷できる程度の小型な発電機ですと、肝心な原子炉の冷却を十分に 出来る電力を確保出来るのか疑問が残ります。 私は津波対策云々よりもまず、3/11に外部電源と非常用電源の全てが 喪失した際に、最優先して外部電源の引き込み準備をすべきだったと 思います。 私は3/11夕方、バッテリ駆動中の話を聞いてすぐにそう思いました。 当時は作業員も多く残っており、建屋内の汚染もさほど酷くなかった 筈です。 東電は外部給電よりも、電源車や発電機を持ち込む方面に力を入れました が、それが第二の分かれ道になったのかな、と。 (結果的に、電圧が合わない等で使用出来なかった) 震災の混乱の中と考えれば、あまり批判は出来ないですが。 最後に余談ですが、女川は1Fより10年ほど新しいように見えますが、 実際には地元と揉めたりした為に遅れただけで、施設も含めて設計は1Fと 大差ありません。(少しは新しいですが、、) 現に1Fの1号機と女川1号機を見て下さい・・・・出力kW数を見れば、 ほぼ同時期の原子炉だと言うことが解りますよね? 長文、失礼いたしました。

回答No.3

第1原発は設計自体が古く、当初想定された津波は3.1mでした。 9年前に見直されましたが、それでも最大で5.7mの想定で、 今回原発を襲った津波は14mを超えていたと思われます。 最近では、1000年以上前に原発の地を襲った 巨大津波の存在が明らかになったほか、 50年前のチリ地震津波と同程度のものでも 冷却機能が失われる危険性を専門家が指摘しましたが、 東京電力はそれらの指摘をことごとく無視していました。 結果、地震の揺れには緊急停止して安全を確保したものの、 その後に起きた津波で、 自慢の安全対策がことごとく破られてしまいました。 ちなみに、女川原発は海沿いとはいえ海抜15mの高さに建設、 津波も9.1mを想定していました。 東電が良く使う「想定外」という言い訳ですが、 慎重にも慎重を期した想定の中で見逃されたのではなく、 単純に東電側が線引きした想定の中には、 これほどの津波が来るとは 予想されていなかったというだけのことです。 「大きな地震や津波が来れば危険なことはわかったいたが、  まさか1000年に1度の津波が、このタイミングで来るとは  想定していなかった」というなら、 まだ正直なんですけどね。 いずれにしても、今の原発の事故が 1日も早く収束することを願うばかりです。

回答No.2

女川原発は高さ15mの高台に設置されていました。 外部電源に津波対策がなされていなかったのが敗因です。 <東日本大震災>14原発が浸水「想定外」9電力会社を調査 毎日新聞 3月26日(土)2時30分配信  福島第1原発が電源を失う原因となった津波による浸水について、東電以外の全電力会社が所有する原発でも、津波による浸水を想定していなかったことが毎日新聞の調査で分かった。専門家は「津波に対する想定が甘い」と指摘している。【日野行介、平野光芳】  福島第1は、想定(5メートル)を超える推定14メートルの津波で被災。非常用発電機などの重要機器のほとんどが浸水で使えなくなり、原子炉の冷却が遅れて深刻な事故に発展した。  調査は震災後、東電を除く全国の9電力会社に対し、所有する14原発の津波対策について尋ねた。電力各社は、過去の地震記録なども併せて津波の高さを想定、対策を取ってきた。  東北電力の女川(おながわ)原発は最高9.1メートルの津波を想定。これに対し敷地は海面から14.8メートルの高さにあるため、陸上構造物に被害はないと想定してきた。今回の地震で同原発が受けた津波の高さは不明だが、同じ宮城県女川町の女川漁港には15メートル近い津波が襲来した。  中部電力は震災後の22日、浜岡原発の敷地内の高台に非常用ディーゼル発電機を設置する方針を表明。中国電力も24日、島根原発の非常用発電機を海面から約40メートルの高台に新設する計画を報告した。  地震や津波で原発が機能不全に陥る「原発震災」を警告してきた石橋克彦・神戸大名誉教授(地震学)は「電力会社は津波を甘く見ている。日本で原発建設が本格化した60年代には、原発の立地条件で津波の影響はほとんど考慮されず、後付けで電力会社に都合よく津波が想定されてきた。地震と津波のリスクを予想することは難しい。それを考えれば、日本列島で原発を推進するのは危険だ」と指摘する。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110326-00000015-mai-soci 10m津波想定せず…全国54基、電源喪失恐れ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000130-yom-soci

  • jkpawapuro
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回答No.1

設置段階での指摘をするなら、もっと高台に作るか基礎を高くするべきだった。 設置後の対策を怠ったという点を指摘するなら、もっと堤防を高くするべきだったし、ポンプや発電機の建物・燃料・真水のタンクを密封して津波で機能喪失しないようにするべきだった。 さらに近隣に発電機を用意すべきだった。 あとはテロ対策か公表されていないみたいですが、おそらく送電線の配置もまずかった。

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