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表面処理とタンパク付着

コンタクトレンズのパンフレット等で、「表面処理により脂質やタンパク質の付着を抑制」といった言葉をよく目にします。ほとんどの場合、コンタクトレンズへの表面処理は水濡れ性の向上だと思いますので、疎水性の表面を親水性にして脂質汚れの付着が軽減するのはなんとなく分かります。ですが、タンパク質の付着が軽減するメカニズムが今一分かりません。 プラズマ処理や一部の光照射により材料表面を酸化する親水化処理にしろ、表面に親水性のモノマーをグラフト重合させる処理にしろ、いずれも表面の極性を高めて親水性を向上させていると思います。例えばコンタクトレンズで対象となるタンパクはリゾチームで、生体で考えた場合、正に荷電するようですが、上述の極性を高めて親水性を向上させた表面には、逆にタンパクの付着は多くなるような気がします。 「表面の親水性を向上させてタンパクの付着が少なくなる」とはどのような理屈なのでしょうか?

みんなの回答

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.4

お礼有り難うございます。 いかがでしょうかの部分はもちろん、元よりこの件に疑問を持っていた私は、質問者さんの常識と同じ意見です。 汚れやすいですよ。助長です。汚れにくくなるはずがありません。でもそのメーカーが汚れにくくなったといっているのですかね。たぶんそのメーカーはそんな話を避けるように、レンズケアの説明の重要性を唱えているんじゃないでしょうか。 いろんな意味で親和性の高い新型レンズの方が一般的に汚れやすいというのはそう思っていました。コンタクト屋も知っていますが言いません。目に優しいレンズは汚れない限り目に優しいということです。汚れたらソフトコンタクトのようにかえって目に良くない。 そんな中、一部のメーカーにおいて従来の自社製品との比較で、この話が逆転するレンズ(グラフト重合のもの)が出来たということが混乱の発端でしょう。 質問本文のどのような理屈なのでしょうかという疑問ついては、グラフト重合された製品にはそういう理屈があったということです。矛盾がないというか、趣旨が違うということですね。そちらはいいのですかね。あなたは科学に詳しいのでしょうから、弾き飛ばすという理屈を教えてください(笑)私はサイズがどうとか適当な事を書いてしまいましたが今考えるとあれはどうも違いますね。防げる汚れと防げない汚れがある訳ではなく、単に速度的な量的な問題ですかね。 宣伝文句の字句の解釈問題が解決されていません。私も漫然と耳にする、その文言が間違いかどうかは、レンズを特定しなければ始まりません。またその字句も正確に引用されないと。 問題にされているパンフレットを調べなおすのが先ではないでしょうか。 http://www.aredz.com/hard/index.html 販売店の店員なら、そういう化学的に矛盾した、厳密ではない会話をするでしょう。そういうレンズも出来たという伝達のために。 世間の話やマスコミや販売店の店員の間違い探しなら、間違いはあるでしょうし、疑問にすべきことではないと思います。 そういうことはあるが話が正確でない。このレンズはそうだが、このレンズは違う、むしろ汚れやすいと、あなたが分かっていればいいのですよね。コンタクト屋であれ、メーカーであれ、研究所であれ、その組織がもっともらしいのであって、もっともらしい組織に属している個人はいい加減なもんですからね。ネットではなく、そのプロに対して、あなたが思うように指摘してやって下さいな。 事実に間違いがあるかということなら厳密な質問にされないと。この質問は、いっしょくたになっていませんかね。「パソコン」と同じで、「コンタクトレンズ」という名詞では機能を語れないのが実情に思いますが。 メーカー側に文責のある文句で間違いがある可能性もありますが、何とか法の違反だというにしても、特定されないと。日本語は自由ですが、化学的常識は不変ということで。 新製品などが世間に誤解を招く商品説明になるのは、過去の宣伝文句(目に優しいなどの真相)があるからですね。悪銭を身に付けて寄付に及ぶがごとき、偽善者の話が矛盾するのと似ています。親水性は汚れやすいという説明文を挿入できない文脈なのです。 同じ様な疑問を持ちながら質問行為に及んだのはあなたです。感謝します。

wakarana_e
質問者

お礼

メーカー的には記述した内容(例えば少なくとも汚れだけ)、についてはウソはないのだとと思います。 ただし、新技術付与に際しては少なからず必ずトレードオフする部分はあると思います。販売促進上、この部分には触れないだけで。 真剣なご回答、誠にありがとうございます。

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.3

「親水性を向上させてタンパク質の付着が少なくなる」とは誰も言っていないのですね。 「柔軟な高分子鎖」は親水性でもあるということでしょう。 分かりませんが、ある大きさ以上のタンパク質の塊を弾く感じですかね。小さいのもありますから完全に汚れない訳ではない。 勘違いしているかもしれませんが御一考ください。

wakarana_e
質問者

お礼

ありがとうございます。

wakarana_e
質問者

補足

グラフト重合のような表面に高分子鎖を形成させるものではなく、単純に表面を酸化処理させるような親水化処理の場合はいかがでしょう? 確か、メタクリル酸のような極性が強い素材はタンパク汚れの吸着が強いなんてことを見かけたことがあります。「表面酸化処理」による親水化であればやっぱりタンパク汚れ(リゾチーム付着)を助長する?

  • thegenus
  • ベストアンサー率49% (330/673)
回答No.2

私も同じ事を疑問に思っていました。 http://www.seed.co.jp/products/contact/o2/s1/s1_about.html 「レンズ」の「表面」の付着量の話です。酸素透過性など注目される機能はレンズが主体ですから。 コートされた「高分子」の「表面」の評価ではありません。たぶん。 柔軟な「コーティングの高分子」はレンズに比べれば脆弱ですから脱落とともに汚れは取れるでしょう。化学的にも弱いと思われます。 一方、コーティングの下の硬いレンズに固着した汚れはレンズを削らない限り蓄積します。 素材的に進歩したというより構造的に小細工してくれているということでしょう。 そういう風に解釈しています。

wakarana_e
質問者

お礼

ありがとうございます。 ご照会頂いたHP参考にさせて頂きます。

回答No.1

正直、まったくわからないのですが、直感的に感じるのはコンタクトレンズ表面に水とタンパク質があるなら、いくらタンパク質の極性が高かったとしても水には勝てない気がするんですが・・・ そのため、コンタクトレンズ表面は選択的に水といる方を好み、タンパク質の吸着する確率は減るような気がします。 どう思いますか?

wakarana_e
質問者

お礼

ありがとうございます。 イメージはつきますが。

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