• ベストアンサー

【古典語の読み方】御名は?

よろしくお願いします。 大鏡の冒頭部での言葉の読み方を教えて下さい。 「さてもぬしの御名はいかにぞや」 という部分ですが、この「御名」は「みな」でしょうか?「おんな」でしょうか? また、こういう場合の読み方に何かルールがあるのでしたら、教えて下さると助かります。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kasane
  • ベストアンサー率70% (19/27)
回答No.3

確か自分も、高校時代の古典の先生から〔御=おほん〕と訓むのが適切だよ、と教わった記憶があります。しかし源氏物語などには御子(みこ)・御息所(みやすどころ)・女御(にょうご)などの言葉が出てきますので、一概に〔おほん〕訓みだけが正しいとは言えないようですね。 また平安時代の歌集(勅撰集や私家集)には、天皇陛下の御製の歌について、ただ〔御〕とのみ記されている事があり、このような場合はおそらく〔おほん〕訓みが適当なのではないでしょうか。 ちなみに手持ちの岩波書店発行の日本古典文学大系『大鏡』(松村博司校注)を確認したところ、ご質問の箇所は「さても、ぬしのみなはいかにぞや」となっておりました。 参考にしていただければ幸いです。

gudousha1
質問者

お礼

詳しい回答、ありがとうございました! 古典の漢字はどう読むのか、毎回悩みます。。。 明確な根拠を示して頂き、とても助かりました^^ ありがとうございました!

その他の回答 (2)

  • o_tooru
  • ベストアンサー率37% (915/2412)
回答No.2

こんにちは、疑問はつきませんね。 さてご質問の件ですが、あまりカッチとした決まりはないようです。おおむね他の方がおっしゃっているのと同じで、私の辞書「ベネッセ全訳古語辞典」にも「中古は「おほむ」が一般的で、「み」「お」は「み仏」「お仏名」など限られた語につき「ご」「ぎょ」も一部の漢語につくだけであった」とあります。 ある程度一般的に読める物としては、角川ソフィア文庫「古典文法質問箱」(大野晋)に<「御」の読み方>というセクションがあります。「神様に関することは<み>」「平安時代に<おほん>が成立。源氏物語の「御」は<おほん>と読むべき」「<ご>は漢語につく接頭語」というような内容が書いてあります。 後はたぶん専門的な、研究書を読まないと、回答は得られそうにもありません。

gudousha1
質問者

お礼

詳しい回答、ありがとうございました! この読み方は、本当に毎回悩むのです。 当時の人に一回読んでもらいたいくらいですw ありがとうございました!

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3502/7245)
回答No.1

どちらかといえば 「おほん」 ではないでしょうか。 漢字で書かれたものは、どういう音で読んだのかはっきりしませんが、古写本・物語絵・古筆などに仮名書きされたものでは 「おほん (おほむ)」 が一般的であるとのこと。 「お」 が用いられるのは 「おまへ」 「おもと」 「おもの」 などに限られ、また 「み」 は 「みあかし」 「みぐし」 「みやしろ」 など、用途限定の傾向があるようです。 * 旺文社「古語辞典」(第9版)の 「おほん」 の項を参照しました。

gudousha1
質問者

お礼

ありがとうございました! 皆さんの回答で、 納得がいきました。 言葉って本当にどう読むのかわからず、とても困ります。。。 ありがとうございました!

関連するQ&A

専門家に質問してみよう