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クロム薄膜
BK-7プリズムに、真空蒸着で作成したクロム薄膜を剥がすことができなくて困っています。 塩酸や硫酸には溶けると思っていたのですが、溶かすことが出来ません。ごく一部だけ剥がれた部分があるのですが、それ以上は無理なようです。 表面に酸化皮膜ができてしまっているのでしょうか?酸の濃度が問題でしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら、 ご回答よろしくお願いします。
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塩酸や硫酸をそのまま使うだけでは確かに溶けません。 酸の濃度を変化させても、温度を変えても酸化膜ができてしまうと溶けません。 で一般的には、クロムを溶かす専用の薬品(硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素酸の混合水溶液)を用います。 しかし、これを購入するなど困難な場合は以下のような、ウラワザがあります。 まず、塩酸にクロム薄膜を完全に浸す。 次ぎに鉄やアルミなど塩酸で容易に溶かすことのできる金属を塩酸中のクロムに近づける。 しばらく、鉄、アルミを塩酸中で溶かしつつ、クロム薄膜に接触させていると、そのうちクロム薄膜が溶け出します。 メカニズムは分かりませんが、この方法で溶かすことが可能です。但しクロム薄膜がある程度の厚みをもち、まだらでないことが必要です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素酸をカタログで調べてみました。どちらも使ったことがない薬品なのですが、購入できそうです。 お手数をおかけいたしますが、混合の割合や特に注意すべきことがあれば、お教えください。 納期がどれくらいなのか分かりませんが、ウラワザのほうも試してみます。クロムの膜厚は数ミクロンです。