二糖類の構造についての誤解について説明をお願いします

このQ&Aのポイント
  • 二糖類の構造についての誤解について説明をお願いします。
  • 高校の化学II教科書(今年度版)の記述との食い違いについて解説していただきたいです。
  • スクロースとラクトースの正しい構造について教えてください。
回答を見る
  • ベストアンサー

二糖類について質問です(できれば至急)

「マルトースは2分子のαーグルコースが脱水縮合した構造をもつ。」と思っていたのですが、高校の化学II教科書(今年度版)に「マルトースはαーグルコースとαーまたはβーグルコースが脱水縮合した構造をもつ。」と書いてありました。 同様に「セロビオースは2分子のβーグルコースが脱水縮合した構造をもつ。」と思っていたのですが、高校の化学II教科書(今年度版)に「セロビオースはβーグルコースとαーまたはβーグルコースが脱水縮合した構造をもつ。」と書いてありました。 どなたか説明をお願いします。 あと、 「スクロースはαーグルコースと五員環のβーフルクトースが脱水縮合した構造をもつ。」←正しいですか? 「ラクトースはαーグルコースとβーガラクトースが脱水縮合した構造をもつ。」←正しいですか?

  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数7

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

そうですね, wikipedia の絵でいうところの「右側」のグルコースは開環した構造を中心に α と β をいききできますから, 右側のグルコースが α か β かはあまり意味を持たないですね>#1. IUPAC 名も「4-O-α-D-グルコピラノシル-D-グルコース」となっていて, 左側のグルコピラノースは α であることを指示しているのに対し右のグルコースは α/β の指示がありません. また, 英語の wikipedia では右側が β-グルコピラノシルになっているものが「β-マルトース」として描かれています. ちなみにスクロースについては「β-D-フルクトフラノシル-(2→1)-α-D-グルコピラノシド」と「α-グルコース+β-フルクトース」ですがラクトースのグルコースは α, β のどちらもとれます (ガラクトースはやっぱり β だけ). 余談ですがトレハロースは 2つのグルコースが α(1→1)α結合しており, 両方とも α-グルコースでなければなりません (α, β および β, β は別の化合物). あ, 「フラノシル」は 5員環を, 「ピラノシル」や「ピラノシド」は 6員環を表してます.

tokyoto23ku
質問者

お礼

Tacosan様 回答いただき、ありがとうございました。 とても、すっきりと理解することができました。 今後ともよろしくお願い致します。

その他の回答 (2)

  • okormazd
  • ベストアンサー率50% (1224/2412)
回答No.2

それぞれの構造がわかりやすいように、ちょっと詳しい名称が下記です。 1つめの糖については、α、βなどが指定されていますが、2つめの糖についてはScroseを除いて、この指定がありません。 したがって、2つめには、α、βいずれでもよいので、「化学II教科書(今年度版)」が正しいということになります。 「ラクトースはαーグルコースとβーガラクトースが脱水縮合した構造をもつ。」 は、グルコースはα、βどちらでもよいということです。 「スクロースはαーグルコースと五員環のβーフルクトースが脱水縮合した構造をもつ。」 スクロースは、2番目の糖フルクトースがβですから、あってます。 Cellobiose β-D-glucopyranosyl (1→4) D-glucopyranose Maltose α-D-glucopyranosyl (1→4) D-glucopyranose Lactose β-D-galactopyranosyl (1→4) D-glucopyranose Sucrose α-D-glucopyranosyl (1→2) β-D-fructofuranoside これらの名前の付け方は、どちらの糖を1番にするのかによって、ちょっと変わってきます。IUPACで決められているのでしょうが、厳密にするとわかりにくくなることもあるので、実際の使用では、いくらか出入りがあって、違う名前に見えることもあります。 もっと厳密な名前の付け方もありますが、何だかほとんどわからなくなる。

tokyoto23ku
質問者

お礼

okormazd様 回答ありがとうございました。 正式な名称を見ると、よくわかりますね!。 やはり教科書は正しいことが厳密に書いてあるんだなと思いました。 今後ともよろしくお願いします。

  • htms42
  • ベストアンサー率47% (1120/2361)
回答No.1

wikiでマルトースを調べると「2分子のαーグルコースが縮合して・・・」と書いてあります。添えられている図を見ても右端がα型になっています。 でも辞典で調べるとαー型、βー型の両方が出てきます。 wikiに載っている融点102~103℃というのは辞典ではβ型の値です。 α型のマルトースの融点は108℃だそうです。 (辞典には「β型の水和物を無水エタノールと煮沸するとα型の無水物が得られる」と書かれています。) でも考えてみればグルコースがα⇔βと移り変わることができるのですからマルトースも右側のグルコースについてはα、βのどちらもありだということになりそうです。(グルコースが水溶液中では輪を開いてα⇔βと移り変わるというのは高校の教科書には出ていると思います。) マルトースが「デンプンが分解利用される際に中間体として生じるほかには天然にはほとんど存在しない」ということがマルトースはα型だという認識を生みだしたものでしょう。これだとマルトースとしての存在形態とは必ずしも一致しないということが起こります。 セルビオーズについても同様でしょう。 セルロースの加水分解で得られたものということであればβ型になりますがセルビオーズはどういうものがあるかということであれば端のOHが上についても下についてもいいのですからα型もβ型もありです。 デンプン、またはセルロースから分解で得られたものという場合とグルコース2分子が縮合してという場合で表現が変わってくるということが起こるということではないでしょうか。

tokyoto23ku
質問者

お礼

htms42様 丁寧に回答いただきありがとうございました。 とても参考になり、また速く回答いただき、助かりました。 今後ともよろしくお願い致します。

関連するQ&A

  • 糖類とデンプンの還元性について

    なぜスクロースは、還元しないのでしょうか? 材料となっている、αグルコースとフルクトースは両方とも還元性があると、参考書にはかいてありますし、実際αグルコース2こが脱水縮合したマルトースは還元性があると書いてありました。 αグルコースでできているマルトースには還元性があるのにデンプンには還元性がない理由もよければ教えてくださいよろしくお願いします。

  • 糖が覚えられない・・・なにかよい覚え方を

    お願いします。 でんぷん→マルトース→グルコース マルトース=麦芽糖 スクロース→グルとフル ガラクトース→グルとガラ などなどです。 フルクトースはフルーツのフルで果糖 ラクトースはこじつけですが酪農の酪で乳糖 この二つはよく覚えられるのですが マルトースが麦芽糖なのと でんぷん→マルトース→グルコース スクロース→グルとフル ガラクトース→グルとガラ がちょくちょくK混同してしまい困っています。 英語の意味、もしくは語呂でもなんでもかまいませんので 記憶の増強に役立つ知恵をお貸しください。 よろしくお願いいたします

  • 糖類について

    グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノースを含む食材を教えてください。あとこれらの化学構造が出てるサイトを教えてください。お願いします!

  • ショ糖の構造式の書き方

    お世話になります。 天然高分子化合物の構造式がかけません。単糖類はかけるのですが、二糖類などをかくとき、それぞれの構成分子の構造は覚えていて書けるのですが、それをくっつけるときに、水素やヒドロキシル基の向きをそろえようとすると、正確にかけません。解答とまったく違います。マルトースのようにαーグルコースをそのままの向きで二つくっつけるのは向きはそのままでいいので、書けるのですが、回転させないとかけないものはいつもかけません。今回の問題は、ショ糖とセロビオースの構造式をかく問題です。ショ糖は、フルクトースの二位のohとαーグルコースの一位のohで脱水縮合ですが、今回αグルコースを固定してフルクトースを回転させたのですが、私は、もともと1位が右、5位が左にきているフルクトースをかいたので、それを左右逆転、つまり、鏡にうつったようにひっくりかえしたのですが、解答は違いました。。。。 そこで質問なのですが、ショ糖の書き方を教えてください。 それから全般的に天然高分子化合物の構造式を書くときに注意しなければいけない点を教えてください。よろしくお願いいたします。

  • 糖類、アミノ酸の閾値について

    現在、ある飲料中の糖類、アミノ酸の成分について勉強しているのですが、糖の閾値について教えていただきたく質問させていただきました。 特に、グルコースとマルトースの閾値(数値)が知りたいので、参考になるURL、ならびに参考図書など教えていただければ幸いです(他の糖(フルクトース、スクロース、ガラクトース)についてもも分かれば教えてください)。以上、よろしくお願いします。

  • 単糖の開環脱水反応について教えて下さい。

    グルコースやガラクトースを強酸中で反応させた時に 開環脱水反応が起こると聞いたのですが、いまいちわかりません。何員環が生じるのでしょうか? 生成物の名称と構造式を教えていただければ有り難く思います。 宜しくお願いしますm(_ _)m

  • 2,4-ジニトロフェニルヒドラジンについて

    2,4-ジニトロフェニルヒドラジンとグルコース、マルトース、フルクトース、ラクトースを反応させました。各糖はアルデヒド基を持っているので2,4-ジニトロフェニルヒドラジンを還元し、結晶を生じることは分かるのですが、マルトースは結晶が生じませんでした。マルトースは還元糖なのになぜ結晶を生じなかったのでしょうか?

  • 化学

    この問題がわかりません! 二糖類であるマルトース、スクロース、ラクトース、トレハロースの混合物がある。この混合物の還元性を調べたところ、質量パーセントで60%が還元糖であった。また、この混合物171gを完全に加水分解したところ、21.6gのガラクトースと18.0gのフルクトースが得られた。この混合物中のマルトース、スクロース、ラクトース、トレハロースの混合比は、全体を100としたとき?:?:?:?である

  • フルクトースのα、βのつけ方の決まり

    高校の教科書には、グルコースのα、βのつけ方の決まりは書いてあるのですが、フルクトースのα、βのつけ方の決まりは記述がなく、ただ構造式があるだけです。どのようにα、βがつけてあるのか教えてください。 ちなみに、教科書には、 グルコースは、CH2OHを上にして六員環をおいたとき、OHが下側のものをα上側のものをβという。 とあります。 昔の参考書には、C1とC2のOHがシスならα、トランスならβとありました。

  • 2糖などにおけるα体やD体 存在する?

    単糖、例えばグルコースやフルクトースなどでは α体、β体 D体、L体が存在するため α-D-グルコースなどのような名前になりますよね 一方、2糖や多糖なのですが マルトース、スクロース、ラクトースなどには 名前にα、β、D、Lがつきませんよね? これはなぜですか? これらの糖にはα体、β体、D体、L体が存在しないのでしょうか?