こんばんわ。
私は、自称「歴史作家」です。
>>・武家の子息が僧になるために寺に入れさせられることはあるのか?
無きにしもあらずでした。
特に貧乏旗本や御家人の家では、長子しか出世の道はなく、また長子でも出世できない家もあり、さらには、次男、三男などは、部屋住みと言って長男から禄を恵んでもらっての生活でしたから、寺に入れば衣食住が保証されました。
>>・僧になるための修行は如何様なものか?
一般の(庶民の)僧侶と同じ修行をしました。寅の刻(午前4時頃)には起きて、寺の掃除から始まり、朝の念仏。朝食。そして、禅寺であれば座禅の時間、また、山中での滝に打たれての修行など、武家の出自だからといって差別することはありませんでした。
>>・寺子屋では剣術も教えていたのか?
寺子屋は剣術は教えません。
読み書き算盤を専門としていました。
>>・手習いと剣術の両方を教えている学問所(?)は存在するのか?
あったかも知れませんが、基本的には、書塾と剣術は違いますので公には存在しなかったと思います。
>>・木刀を使った喧嘩(リンチ)などはあったのか?
道場でのリンチは厳しく統制されていましたので、誰かが仲裁に入ることで解決したと思われますが、一歩外にでれば、「いじめっ子」「いじめられっ子」はいたと思います。ただ、文献にそうしたことが載っている本などがありませんので、現代の小、中、高校生に当てはめると、血気盛んな年頃ですから、「あった」と言うべきかもしれません。
お礼
迅速かつ分かり易い回答をありがとうございます。 回答への疑問ではないのですが、もう何点か質問があります。 ・子供でも、武家の子であれば刀は腰に下げていたのでしょうか? ・木刀は気軽に手に入るものなのか? ・bungetsuさんはどこでこういう知識を得ているのですか?