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薬物の吸収速度と効果発現速度
看護学生です。 自分なりに調べてみても分からなかったので質問します。 先日受けた模試に、 投与法別の薬物の吸収で正しいのはどれか。 1.座薬は一般的に経口内服薬より吸収が速い。 2.舌下薬は徐々に飲み込むためゆっくり吸収される。 3.経口内服薬はほとんどが胃で吸収される。 4.筋肉内注射は皮下注射よりも吸収が速い。 という問題があり、正答は4でした。 私は1も正しいのではないかと思いましたが、 解説に、座薬は直腸の表面積が小さいので吸収速度が遅く、一般的に経口内服の方が速い。 一般的に吸収速度は、静脈内注射>吸入>口腔粘膜(舌下)>筋肉内注射>皮下注射>経口>直腸内>経皮内の順と書かれていました。 また、過去問に 薬物の効果発現が最も速い与薬方法はどれか。 1.皮下注射 2.経口与薬 3.直腸内与薬 4.静脈内注射 という問題があり、答えは4でした。 3の解説として、直腸内投与は直腸粘膜の血管から循環血液中に至らせる方法で、皮下注射や経口投与に比べ効果発現が速い、と書かれていました。 今までは吸収が速ければ効果発現も速いと考えていましたが、この2つの問題から考えると、吸収速度が速い=効果発現速度が速いわけではないということなんでしょうか? もしそうであれば、投与方法別に効果発現速度で並べかえるとどのような順番になるのか、分かる方いたら回答お願いします。
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- moguuuuu
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初めまして、私も看護学生です。 まだまだ勉強中ですので間違っている所があるかもしれませんが、私なりに調べたことを以下にまとめさせて頂きます。 薬物吸収速度は薬物が血液中に吸収される速度のことだと思います。 しかし、消化管で吸収される薬物は肝臓によって代謝を受けてから全身循環に入るため、効果発現まで時間がかかってしまいます。 ただし、直腸中間部から下部の場合は肝臓を通過せずに直接下大静脈に入るために、薬物は代謝を受けません。 また、肝臓で代謝を受けることで薬物そのものが消失してしまうこと(初回通過効果)も、効果発現に時間がかかる要因の一つです。 静脈内注射>吸入>直腸内>筋肉注射>皮下注射>経口 知識として曖昧な部分は省かせて頂きましたが、効果発現速度だとこの順番だと思います。 蛇足ですが、皮内注射は主に診断目的に用いられる(ツベルクリン反応、抗生物質の適否判定など)ため、治療にはあまり用いられません。 既にご存知の内容だったり、間違いがあったら申し訳ありません。 この辺りで失礼させて頂きます。
- baseasid
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こんばんは 質問そのものの答えをずばり答えられるほどの知識はありませんので内容が正しいか自信ありませんが、 もし考え方の参考になればと解答させていただきましたm(_ _)m (もうご存知な事柄かもしれませんが…) 薬物吸収とは 毛細血管内へ薬物が入ることだと考えられます。 経口投与なら、胃から毛細血管へ吸収されます。 薬物が効果発現するには 薬物が吸収され、体循環の血管と合流し、体を巡り、作用部位まで運ばれた後に効果を発現します。 なので、効果発現速度はだいたい体循環に合流する速度を考慮すればいいと考えられます。 なぜ直腸内与薬が発現速度が速くなるのか… このサイトの図などで解決できるかもしれません… http://www.chuokai-toyama.or.jp/seiyaku/koza/yakurigaku/yakurigaku.html