• ベストアンサー

水はけの悪い圃場について

水はけの悪い圃場に関して質問です。 よく粘土質などの重い土(仮比重1.3くらい?)の土は 水はけが悪く根腐れが起こりやすいとされ 対応策として腐葉土などの仮比重の低い有機物の投入が うたわれておりますが、 費用対効果の面で別の選択肢として 「塩」を考えてみたのですが、効果のほどはどうでしょうか? 塩分は「漬物の原理」で根の水分を奪い取るようですが 水分過多になっている圃場で効果があるかもと思いまして。 もちろん三相分布も大事かと思いますが・・・

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • indoken2
  • ベストアンサー率47% (178/372)
回答No.3

根本的に「無理」です。 塩で水分を奪い取るためには、塩と水分の間に「半透膜」が必要です。 (漬物の場合は野菜などの細胞の膜が半透膜の役割を果たします) 土に塩を入れても、土の中の水に塩が溶けるだけで、それ以上のことは何も起こりません。 土の中に半透膜で包んだ塩を挿入すれば、土の中の水が半透膜を通って塩の方へ移動します。 つまり一旦は、土の中の水分が減ります。 でも、塩の水を吸収する力には限度がありますから、 次に雨が降ったら、それから先は、また元の水はけの悪い圃場に戻るだけです。

kenshinss2
質問者

お礼

詳細なご回答ありがとうございます。 やはり無理でしたか。 indoken2様のご回答はいつも専門性が高く 筋の通ったご説明でありがたいです。

その他の回答 (4)

  • NanakiTai
  • ベストアンサー率50% (6/12)
回答No.5

質問が面白かったのでちょっと回答します 正しい解答は下の回答者様のとおり。気相の問題。 まあ、とりあえず有機物を投入するのが費用対効果では高いかな。 土壌改良資材、例えばパーライトなんかを入れれば早いんだろうけど、費用的には高いと思うな。 自分ならとりあえず、副資材の入った牛糞堆肥(理由、近くに安いところがあるため、ダンプ一杯で5000円で持って来てくれる、窒素飢餓などで炭素率には注意)を最初は5t/10aくらい入れて、毎年2tくらい入れながら、土を作っていくかな。あとは籾殻、余っているところが多いから。窒素飢餓は怖いけど、透水性や気相を高める資材としては有効だと思う。あとは、緑肥。作物を育てていない時期は、ソルゴーなんかを育てて、畑に好きこみます。これで5年くらい経てば、それなりになるかと思う。 一年で解決するのは、難しいと思われる。

kenshinss2
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >まあ、とりあえず有機物を投入するのが費用対効果では高いかな。 そうなんです・・・ 費用がちょっと痛いなと思ったもので・・・ >ダンプ一杯で5000円で持って来てくれる この手でいってみようと思います。 ありがとうございました^^

  • myano
  • ベストアンサー率50% (52/103)
回答No.4

植物は地上部だけでなく根でも呼吸をしています 水はけがよい畑がよいというのは根が呼吸しやすい土壌であるからです 一部のレンコンなどの例外はありますが、米ですらある程度水はけのよい水田でないと美味しくはなりません 重要なのは、水の量ではなく、空気の量なのです ですから塩をまいてもまったく意味がありません 別の面から、世の中には「除草用の塩」というものも存在します 一部の植物を除き、浸透圧の関係から植物は塩分の多い土には生えません 降雨がないハウス栽培にて化成肥料を大量に投入していると塩分蓄積のために生育障害が起こるほどです しかし、露地ではまず起こらないのは日本の降雨量が多いため洗い流されているからです 逆にさばくでは潅漑用水にごく微量に存在する塩分が灌水によって蓄積されるために 逆に塩濃度障害を起こすほどです 粘土質を改良するには気相を増やす資材を投入する必要がありますが なにより排水をよくすることです 暗渠、明渠をほり、畑の傾斜を直して雨水が畑のそとに流れるようにすることが大切です

kenshinss2
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >逆にさばくでは潅漑用水にごく微量に存在する塩分が灌水によって蓄積されるために 逆に塩濃度障害を起こすほどです そういった事例もあるのですね。 やはり無難に塩などは考えず、正攻法でいくことにします。

  • M_51
  • ベストアンサー率63% (28/44)
回答No.2

水はけの悪い農地で問題なのは、水分過多ではなく、三相分布のバランスが悪いことです。 水はけの悪い農地では、気体相が極端に少ないことが問題なのです。根が呼吸できません。 腐葉土投入などの対応策は、土壌の団粒化を促進し、耕土の空隙が増えるなどの効果を狙ったものです。きちんとした土づくりが先決です。 塩を利用して作物の水分吸収量を制限し、果実の糖度を増やすような栽培法もありますが、あくまで良好な土づくりをしてからの話です。

回答No.1

私自身、園芸に多少の縁がありますが、これまでに「粘土質改善のために塩をまく」という方法は園芸学校で学んだ際、習いませんでした。 パーライト、小粒の軽石、砂、中粒の赤玉土などを混ぜ込み、育苗の際には「畝を高めにする」などしてみてはいかがでしょうか。 植物の塩害については調べるといくらでも出てきますが、土壌の粘土質改善となるほどの量、塩をまくと言うのは…個人的には恐ろしくて試す気になりません。pH値もどうなることやら。根が水を吸えなくなって枯れる姿が想像されます。 調べていたら、ゴボウは粘土質の土壌で美味しくできると見受けられますが実際のところどうなんでしょう。 質問者さんが何の植物を育てたいのかわかりませんが、お近くの農協の指導員さんに聞かれるのが一番良いと思います。 地元の土質に詳しく、良い解決方法や適正植物を教えてくださると思います。 基本的に農業は土地の利(土の質や天候具合、地形)を活かす方向で営んだ方が、生産性が高い、と前に研修で行った農家さんで聞きましたので…。

kenshinss2
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >基本的に農業は土地の利(土の質や天候具合、地形)を活かす方向で営んだ方が、生産性が高い、と前に研修で行った農家さんで聞きましたので…。 まさに仰るとおりだと思います。 水はけが悪いのでサトイモなどを検討してみようと思いました。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう