Abel群とは?
- Abel群とは、群Gの任意の元a,bに対して(ab)^k=a^k・b^kが成り立つ整数n≧3が存在する場合、GがAbel群であることを示すものです。
- Abel群の特徴的な性質は、任意の元aとbに対して、ab=baが成り立つことです。
- 質問の式(ab)^k=a^k・b^kを利用して、(ab)^(k+2)=a^(k+2)・b^(k+2)を導くことが目標です。この式を利用して計算を進めると解答に近づきます。
- ベストアンサー
Abel群について
Gを群とする. このとき,ある整数n≧3が存在して,Gの任意の元a,bに対して, (ab)^k=a^k・b^k が,n=k,k+1,k+2に対して成り立つとき,GがAbel群である事を示せ. この問題について教えてください. GがAbel群であることを示したいので,Gの任意の元a,bに対して,ab=baが成り立つことをいえればいいですが,どうとりかかればよいでしょうか? (ab)^k=a^k・b^k が,n=k,k+1,k+2について成り立つので, (ab)^(k+2)=a^(k+2)・b^(k+2) で, ab=(a^(-1))^(k+1)・(ab)^(k+2)・(b^(-1))^(k+1) から初めて計算してみたりしましたがうまいこといきませんでした. よろしくお願いします.
- frag4life
- お礼率2% (7/264)
- 数学・算数
- 回答数1
- ありがとう数0
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
松坂和夫の「代数系入門」の第2章第2節問題8に同一の 問題がありました。しかし答えは載っていない.... で、諦めずに丁寧にやりましょう。 先ず(ab)^k = a^k b^k (1)でした。 次に、(ab)^(k+1) = a^(k+1) b^(k+1) (2)に上の式を使うと、 (ab)^k (ab) = a^k b^k ab = a^(k+1)b^(k+1)であるから、 左からa^(-k),右からb^(-1)を掛け、b^k a = a b^k (3) 同様に (ab)^(k+2) = (ab)^(k+1) (ab) = a^(k+1) b^(k+1) ab = a^(k+2) b^(k+2) であることから b^(k+1) a = a b^(k+1) (4) これに(3)を使うと b b^k a = b a b^k = a b^(k+1) 右からb^(-k)をかけると ba= ab //
関連するQ&A
- Abel群
Gを群とするとき、もし任意のx∈Gに対して、x^2=eが成り立てば、GはAbel群であるか?また、x^6=eならAbel群であるか?という問題を考えています。 前半はなんとかできたという感じです。 前半は次のような証明を考えました。 Gの任意の元x,yをとる。 すると仮定から(xy)^2=eだが 一方で、(xy)^2=xyxyであるからxyxy=eである。 すると yx=yxe=(yx)(xyxy)=y(x^2)yx=yeyx=(y^2)xy=exy=xy よってAbel群■ 後半も同じようにやろうとしましたが、前半のようにはうまくいかず、全くできません。本当にx^6=e (∀x∈G)ならAbel群ですか? 前半がAAbel群だと証明できてしまったので、後半はAbel群でないような気がします・・・。 もちろん反例がみつかればよいのですが、任意の元が6乗するとeになる群ってどんなものがあるでしょうか?想像がつきません。。。 簡単な質問かもしれませんが、どうか教えてください。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- Sylowの定理と位数14の群
G:位数14の群 N:Gの7-Sylow部分群 H:Gの2-Sylow部分群 とし,写像f:H→Aut(N)を f(h)=(n↦hnh^-1) で定める. このとき, (1)Imf={e}⇒Gは巡回群 (2)fが単射⇒Gは二面体群と同型 であることを示せという問題なのですが,以下のように示しました. (∵) Sylowの定理より,Gの7-Sylow部分群の個数は1なので,NはGの正規部分群である.またN,Hの位数はそれぞれ7,2なのでともに巡回群となる.よってN,Hの生成元をそれぞれa,bとすると,a^7=e,b^2=e.一方,N∩Hの位数は2と7の公約数であることから1.ゆえにN∩H={e}.したがって G=NH={a^i b^j | a^7=e,b^2=e} (Gの任意の元はN,Hの元で一意に表せる) また,NはGの正規部分群であることから,ある整数mが存在して,bab^(-1)=a^mとなる.ここで, (a^m)^m=(bab^(-1))^m=b(a^m)b^(-1)=(b^2)a(b^(-2))=a すなわち,a^(m^2-1)=eとなるので,m^2-1は7で割り切れる.ゆえにある整数lが存在して, m^2-1=(m+1)(m-1)=7l と書けるので,m=7l±1. (1) m=7l+1のとき bab^(-1)=a^m=a^(7l+1)=a ∴ab=ba よってGはN,Hで直積分解でき, G≒N×H≒Z/14Z (≒は同型の意) ゆえにGは巡回群. (2) m=7l-1のとき bab^(-1)=a^m=a^(7l-1)=a^(-1) よってGは二面体群と同型. (証明終) こんな感じで(1),(2)を一気に示したのですが,(1),(2)の仮定を一切使っておりません.(1)については別個に仮定を使って示せましたが,(2)はどこで仮定を使ってよいかわかりませんでした. ご教示願います.
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 位数12の群Gの問題なんですが・・・
Gを位数12の群G=<a,b>,a^^6=e,a^^3=b^^2=(ab)^^2とする。Gの元はG={e,a,a^^2,a^^3,a^^4,a^^5,b,ab,a^^2b,a^^3b,a^^4b,a^^5b}でありまた部分群N、Z、Kを次のようにおく。N=<a>,Z<a^^3>,K<b>とした時の (1)剰余群G/N、G/Z、N/Zの乗積表を作れという問題なんですがいまいちわかりません。 (2)またN,Kの標準的準同型写像f:G→G/Z x:→xZによる像を求めよという問題なんですがよくわかりません。アドバイス頂ければありがたいです。よろしくお願い致します。(Gの乗積表は省略しました。)
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 群論の交換子群について
(問題) Gを群,HをGの部分群とする.また,[G,G]をGの交換子群とするとき, [G,G]⊂H⇔H\GかつG/Hがアーベル群 となることを示せ. ここで,H\GはHがGの正規部分群であることを表し(記号が環境依存文字だったので\で代用させていただきました),G/HはHによる商群とする. (質問) この証明なのですが,H\Gは証明できました,しかし,G/Hがアーベル群であることが示せません. 手持ちの参考書には,任意のGの元a,bに対して, {a^(-1)b^(-1)ab}H=H・・・(1) であるから, (aH)(bH)=abH=ba{a^(-1)b^(-1)ab}H=baH=(bH)(aH) よって,G/Hはアーベル群である. とあるのですが,(1)が示せません. (1)が示せれば後は簡単なのですが,ここが理解できないので困っています. a^(-1)およびb^(-1)はそれぞれa,bの逆元です. どなたか群論に詳しい方よろしくお願いします.
- 締切済み
- 数学・算数
- 群になることの証明なんですが・・・
集合G={(a,b)|a,b∈R,a≠0}に結合*を (a,b)*(a′,b′)=(aa′,a′b+b′)で定め、 Gはこの結合で群になることを示し単位元、(a,b)の逆元を求める問題なんですが、まず群の公理(結合法則、単位元の存在、逆元の存在)を満たすことで証明しようとしたのですが結合法則の証明でつまづいてしまいました!結合法則はx(yz)=(xy)zをこの問題の演算であてはめようとしたのですが計算がよくわかりませんでした。計算手順についてアドバイス頂けないでしょうか?・・・
- ベストアンサー
- 数学・算数
- フーリエ変換は、群ですか?
フーリエ変換をF、逆フーリエ変換をF~ とすると、 群の定義 1.要素A、Bがあるとき、ABも要素である (関数2=F 関数1 と考えれば、関数3=FF 関数1=F 関数4) 2.結合葎が成り立つ 3.特別な要素Eが存在して、任意の要素Aについて AE=EA=A が成り立つ (Eは1=F~F=F?とおくと、F?は「δ関数を掛けて積分」となる) 4.任意の要素Aについて BA=AB=E となる Bが存在する (フーリエ変換の逆元は逆フーリエ変換) なので、群のように思えるのですが、 どうなのでしょうか?
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 有限群が自由加群でないことの証明
田村の「トポロジー」を勉強しています。その中で次のような証明がありました。 "Gを有限群とするとき、aをGの任意の元とするとta=0となる整数tが存在するからGは自由加群ではない" しかし、この証明でなぜ自由加群でないことを証明できたのか分かりません。また、t=0とすれば自由加群でなくても成立は明らかだと思います。 アドバイスをお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 部分群であることの証明
部分群であることの証明 Gを群、Hをその部分集合とし、a,b∈Gに対し、「a~b⇔ab^(-1)∈H」なる~ が同値関係であるとする。このとき、HはGの部分群であることを証明してほしいです。 部分群であることを証明するには、(1)結合法則が成り立つこと(2)単位元の存在(3)逆元の存在が言えればいいこと、 同値関係の定義については理解しています。 ですが証明文を書くことができず、困っています。 回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数